萩原直樹

社会人になった今では自分でも信じられませんが高校時代は、ギリギリ卒業というレベルの学生でした。

年間では人に言えないくらいの遅刻をして、先生からは大学も専門学校も推薦できないと断られたくらいです。

でも、同級生が進路を決めて進んでいく中、社会的に取り残されたような気持ちになって、改めて自分がしたいことを考えてみた時に、そもそも命ってなんだろう？と考えてしまいました。

だからそれを知るために遺伝子を学ぼうと決めました。

それから受験勉強を猛勉強し、2年かけて遺伝子を学べる大学に入ることになります。

卒業後には、希望していた白衣を着た仕事ができる企業に内定したのですが、入社を目前にして突然蹴られてしまって！

右往左往していた時に偶然目にしたのが、検査会社の日曜広告のアルバイト募集でした。

結局その会社で約13年働き、検査センター長も7年間任に就かせて頂き色々な業務を覚えさせてもらいました。

でも、もともと命ってなんだろ？というところから始めた僕ですから、色々考えてしまうわけです。この世に生を受けてここまで育つには色々な考え方がありますが、僕は宝くじが何度も当たるくらいの確率で生きているとも感じましたし、1年は365日、10年は3650日、20年は7300日しかないと気付きます。

ああ、このままだとあっという間に人生終わるな。

そこで長く務めさせてもらった会社を辞めることになります。

自分の腹をくくり、自分でお金を借り、自分の力で切り開いていかないとダメだ。

自分で、自分で、でした

でも会社を設立した時は、色んな方々にほんとに沢山助けてもらいました。

お客様、仕入れ業者さん、会社に必要な資格を持った方々、人から人づてでのいろんな方々のご紹介、社員達もみんな家族があるのに今後どうなるかわからない僕に付いてきてくれました。

色んな人達の支えがあってこの会社をスタートできたんです。

今40歳ですが、20歳から今日まで本当にあっという間でした。

きっと次の20年も絶対にあっという間。

せっかく生きているのだから、全力でやりきって死にたいですから。

見えない不安を見える安心に変える。

自分たちの未来は自分たちで作る。

だからうちの会社の名前は「みらい」って言うんです。

みらいでは、食品検査・食品衛生指導・フードビジネスに関する検査・分析及び衛生コンサルティングを行っています。

検査業務だけではなく、衛生検査における対応や安全のアドバイス、飲食店様、製造業様の衛生面での運営のお手伝いなどもさせていただいています。

食品の扱う企業様の完全黒子の立ち位置ですが、消費者が「美味しかった、楽しかった」と思える食事を守るという理念は同じです。

以前問題になったユッケの事件のように、誕生日のお祝いで家族が亡くなるようなことは断じてあってはいけません。

食を通して起こる不幸を0にするためにも、見えない何かを可視化し数値化して、危ないところを企業様にお伝えすること。それが私たちの役目であり使命です。

うちは業界では後発ですから、今までの衛生業界の常識を覆すような取り組みにも挑戦しています。

365日、お客様が困った時にはいつでも対応できて、どこよりも早く情報を提供できるような体制を構築中です。

「みらいがあって良かった」と思ってもらえることが、私たちにとっての最高の褒め言葉ですね。

日本全国の食品を扱う会社様を守れる会社になりたいです。

「みらいが入っていれば何かあっても大丈夫」と思っていただけるような会社を目指します。日本の衛生技術やレベルは、世界的に見ても非常に高くしっかりしていますから、世界中の方々に生かしていただけるように積極的に海外に輸出していきたいですね。

先ほど社名の由来をお話ししましたが、実はもう一つ由来があります。

それは、「マイクロバイオロジーの光を当てるような、見えないところまで見えるようにしていく会社になる」ということです。

だから、漢字で「未来」ではなく、あえてひらがな表記にしていますし、サイトのアドレスも「mi-light」なんです。

みらいは、見えないものを見えるようにする会社。

社員のモチベーションまでも可視化できるような新たな取り組みにもどんどん挑戦して、幅広く企業様の力になれるように成長したいと思います。

そして、衛生業界の新常識をどんどん生み出していきたいですね。