株式会社FP-MYS

工藤 崇

相続・贈与プラットフォームで専門家とお客様をつなぐ

買い手、売り手、社会にとって良いサービスを提供
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株式会社FP-MYS 代表取締役 工藤崇氏のONLY STORY


今回は、専門家とお客様を繋ぐ相続・贈与プラットフォーム「LettePla(レタプラ)」を運営する株式会社FP-MYS工藤氏にお話を伺いました。“三方良し”をキーワードに、新たなサービスを提供し続ける工藤氏の経営哲学をお聞きします。

お客様と専門家が一緒に相続を考える場を作る


−まずは株式会社FP-MYSが手がけている事業について、お聞かせください。

工藤氏:弊社は、相続・贈与プラットフォーム「LettePla」の運営しています。LettePlaは、スマートフォンで相続の税金の計算や専門家とつながることができるサービスです。

具体的には税理士や行政書士の方、金融機関・不動産会社・生命保険会社の専門家とチャットによる会話が可能で、ワンストップで相続や贈与の具体的な相談までお手伝いすることができます。

−業界の中では、どのような点で差別化を図っていますか。

工藤氏:お客様一人ひとりの相続に関するお悩みを、専門家が具体的な内容まで踏み込んで一緒に考えられる点ですね。
相続は、お客様それぞれのケースについて専門家が丁寧に考えることが大切だと考えています。そのためには、どうしてもお客様が個人情報を開示しなくてはならないので、お客様と専門家の信頼関係が必要になります。これは、AIやプログラム化されたサービスで対応できるものではありません。
だからこそ、私たちはお客様が専門家との関係を深く築けることを重視してサービスをつくり、お悩みを解決できるようなサービスを届けています。

―事業に対して、一番重要視していること、大切にしていることを教えてください。

工藤氏:専門家とお客様の方が、一緒になって答えを出していくことです。専門家が難しい言葉を並べればいいわけではないですし、お客様も要求を述べればいいわけでもありません。お互いが、同じ土俵に立って、ともに情報提供し合いながら相続準備を進めていけるサービスを作ることに、こだわりを持って取り組んでいますね。

関わる人にとって良いものを作る「三方よし」


ーなぜこの事業を始めるに至ったのでしょうか。

工藤氏:相続や贈与のトラブルを減らしたいと思ったからですね。たとえば、姉妹がいて長女の出産祝いにおばあちゃんが1500万非課税で渡しましたが、その5年後、次女の出産時は同じように1500万円渡せないとします。それによって、姉妹間にはしこりが残ってしまいますよね。

そういったトラブルをなくすためには、贈与や相続についてしっかり考え、家族が話し合う事が必要だと考えています。私たちはそういった機会や知識をサービスを通じて、日本中の家庭に届けたいと思ってます。

−「株式会社FP-MYS」の社名にはどのような由来があるのですか。

工藤氏:頭のFPは、私が所有している資格「ファイナンシャルプランナー」の頭文字をとりました。“MYS”は、会社の仲間のこと、お客様のこと、そして世の中のこと。すべてを自分事として考えたいという思いから、“MY(私の)”という言葉に複数形の“S”をつけています。

私はもともと「三方良し」という言葉がとても好きなのです。これは商人の心構えを説いた言葉なのですが、売り手、買い手、そして世間の三方に喜ばれることが、商売の良い形であることを意味しています。私はこの三方良しの状態を、ファイナンシャルプランナーの世界でも実行していきたいと思い、この社名をつけました。

―創業後、嬉しかったエピソードを教えてください。

工藤氏:株主の方々がこの事業を応援してくださるようになったことです。サービスを作ろうとすると数百万単位でお金が必要になります。最初はベンチャー企業ということもありなかなか簡単にお金を借りることができず、自分一人ではどうすることもできないことが多々ありました。
そんなとき、一人、また一人と事業を応援してくださる株主さんが集まってくれました。多くの方に支えていただけるこの環境は、とても恵まれていると思いますし、そんな方達の期待に応えられる会社でありたいと思いますね。

クライアントにあった相続の形を提案


−今後の展望について教えてください。

工藤氏:今後は法律の改正により、今まで以上にきちんと遺言を作る流れができてきます。そうなった時に、多くの人のサポートができるようにこのサービスを広げていきたいと思っています。
そのためにも今年中に、遺言の下書きを録音できる音声のレコーディングサービスを開始する予定です。そして来年には、現在少数のお客様限定で利用していただいているLettePlaを、月額のサービスとしても広めていきます。

―中長期的な目標はどのようなものでしょうか。

工藤氏:中長期的には地域ごとの特徴に合わせて、いくつかの拠点に定めた活動をしていきたいですね。相続は不動産の価格や地元の金融機関との関係が深く、地域による違いが大きいのです。それぞれにあった相続の形を提案できるよう、まずは私の故郷である北海道や、株主の方がいらっしゃる京都で事業を広めて行きたいと思います。

−最後に読者へメッセージがありましたらお聞かせください。

工藤氏:日本はこれから、どんどん人口減少が進んでいくと言われています。すると経済状況も変わり、30年後には家族が世界中で別々に生活している可能性も高いと考えています。たとえば、北海道に住むおじいさんが亡くなったとき、息子は上海、孫は東京とサンフランシスコにいる、なんてことが起きるかもしれません。
そのとき、事前に家族で相続について話し合えているか否かが、家族の関係性を決める大きなポイントになると思います。 相続によって家族や残された人々がより幸せになれるようなお手伝いをさせていただきたいと思います。

執筆=スケルトンワークス
校正=北本

株式会社FP-MYSの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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