精密機器のマーケットプレイス「Ekuipp」

製造業に携わるアジア全体の企業のサポートを目指す
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今回は、精密機器のマーケットプレイスを運用するAnyble株式会社の代表取締役社長・松本氏にお話を伺いました。まずは、現在の事業内容から詳しくお聞きしましょう。

Anyble株式会社 代表取締役社長 松本 悠利氏のONLYSTORY

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【経歴】

1982年、埼玉県生まれ。2008年に東京大学大学院広域科学専攻物理部を修了後、米国のSchlumberger Limitedに入社。地下の石油埋蔵量を計測し、石油メジャー各社にデータ提供するエンジニアとして活躍。業界不況により退社後、独立・起業を決意。2017年8月、個人間でカメラや工具などをレンタルしあえる『Anyble』のサービスを開始。2018年3月にAnyble株式会社を設立、代表取締役社長に就任。メーカー各社が保有する精密機器のBtoBシェアリングをプロデュースするWebサービス『Ekuipp』を運営し、ニッポンの製造業の復権への貢献を目指している。

マーケットプレイスで精密機器を売買し、廃棄物を減らす


-松本氏-

「Anyble株式会社の事業は、一言で説明すると精密機器のマーケットプレイス『Ekuipp(エクイップ)』の運営です。

マーケットプレイスとは、インターネット上で売り手と買い手が自由に取引を行う市場のことで、Yahoo!やAmazonが代表的ですね。当社では法人間で計測器などのさまざまな精密機器を売買するサービスを行っており、それに付随して、メンテナンス・修理サービスも請け負っています。

このサービスのメリットはいくつかあるのですが、まず出品者側は使わなくなった精密機器を廃棄せずに販売できるという点です。精密機器の中古買取業者に依頼することももちろんあると思うのですが、査定に時間がかかるため、結局廃棄してしまうという企業が多いんですね。

当社のサービスを使えば、そのような手間が省け、廃棄物が減ることで環境にも優しく、企業側には販売した分の金額が入ってくるというメリットがあります。

中古でなくても、計測器を製造している会社が新規でEkuippに出店することで、新規の顧客獲得に繋げることができます。

購入者側としては、少ない予算の中で希望の機器を購入できるという点がメリットになりますね。

必要な機能を備えていればハイスペックな最新機器である必要はないという企業は多いのですが、精密機器の中古販売のマーケットができあがっていないため、現在は高い最新機器を買う以外の選択肢があまりないんです。Ekuippを使ってもらえれば、その点の問題を解決することができます。

Ekuippではマーケットプレイスの展開と紐付けしてメンテナンスと修理も行っているため、中古とはいえ機能には一切問題がありません。

Ekuipp を利用することによってAnyble株式会社がいただくマージンは15%なので、出品者側は高く売ることができ、購入者側は安く買うことができるという点もポイントです。

商材に関しては、計測器、測定器などの電子機器がメインです。この市場を選んだ理由は、私自身が以前エンジニアとして働いていたためです。

今はこの市場でのサービス展開を行っていますが、今後は精密機器以外のものもシェアリングできるようなサービスに成長させていきたいと考えています。」

エンジニア時代に感じていた無駄をなくすためにサービスを立ち上げた


-松本氏-

「Anyble株式会社を立ち上げたきっかけは、私がエンジニアとして働いているころ、倉庫管理をするたびに無駄が多いと感じていたからなんです。

数十万、数百万円する精密機器を廃棄してしまう現実を目の当たりにしていた一方で、別の会社では中古でも安く精密機器を手に入れたいという話を耳にすることが多かったんですね。

もったいない、何とかできないかという思いは10年前くらいからありました。そしてシェアリングエコノミーという言葉が広まり始めたくらいの時期に、精密機器のマーケットプレイスがあれば、製造業に携わる皆さんの役に立つのではないかと思い至ったんです。

起業に踏み切ったきっかけは、私が働いていた会社の日本支社の開発部門がなくなったことが大きかったですね。

これからの自分の人生を考えたときに、会社にぶら下がるよりも自分の力で事業を展開したいと思いました。そこで、ずっと頭の中にあった現在のサービスを形にしたという流れです。

起業して良かったことは、メンタルが非常に強くなったことです。右も左もわからない状態から会社を興して、とにかくがむしゃらに働きました。いろいろな人に話を聞いて、否定的なことを言われることもあったんですが、それをプラスに捉えて改善点を考える能力が身につきました。

会社員として働いていたころより責任感も強くなりましたね。すべてが自己責任なので、仕事に対する想いや姿勢が大きく変わったと思います。

起業家同士の人脈が増えたことも良かったことのひとつです。志の強いエネルギッシュな人が多いので刺激をもらえるし、さまざまな業種の人と知り合うことで社会の仕組みを理解できるのも大きなメリットです。」

日本国内だけでなく、アジア全体でサービスを展開していきたい


-松本氏-

「Anyble株式会社は、今後B精密機器だけではなく、対応商品を広げていきたいと思います。ゆくゆくは、新規や中古という線引きはなく、ほしい機材のモデルを入力したらEkuippが検索のトップに出てくるようなマーケットプレイスに成長していきたいですね。

まずは国内でしっかりサービスを拡大していき、数年後にはアジア全体でサービス展開ができるようにしたいと考えています。もちろん、アジアだけに限らず、世界中からEkuippにアクセスしてもらえるような形を、ひとつの理想として描いています。

今後、日本の製造業はアジアにシフトしていくでしょうし、アジア諸国の企業の精密機器へのニーズも増加すると考えられます。国内だけでなく、海外に範囲を広げることで出品者も購入者も増えるでしょう。

今は市場が非常に限られているため、アジアで売られる精密機器の価格は高騰しているのですが、Ekuippのようなマーケットプレイスがあれば、もっと流通が盛んになると思います。世界中のニーズに対応するマーケットプレイスとして、Ekuippを成長させていきたいですね。」

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会社名:Anyble株式会社

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