株式会社prd

市川靖裕

新卒・長期インターンの逆求人サービス スマートソン

あらゆるスキルを可視化し適材適所で活躍できる社会に
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今回のインタビューは、株式会社prdの市川氏にお話を伺います。事業の概要や、共同代表である金子氏との出会い、そして事業を通じて社会に起こしたい変化について語っていただきました。

株式会社prd 社長 市川 靖裕氏のONLY STORY


【経歴】

1992年、神奈川県出身。2014年東京工業大学工学部卒業、2016年同大学院土木工学専攻修了。学生時代は、野球、サッカー、アメフト、テニス、音楽活動(ドラム)を嗜む。大学時代、大手大学予備校で5年間インサイドセールス兼チューター業務に従事し、通算150名の高校生を志望校合格に導く。並行して家庭教師として約20名の小中高校生の指導を経験。こうした活動から、教育機関・一般家庭・家庭教師・学生の抱えるさまざまな課題に触れる。

大学院終了後、日本IBMに入社し、物流・航空・製薬業界のプロジェクトに参画し技術リードを行う。業務外の社内活動として、若手のコミュニケーション活性化のため、社内ランチマッチングwebサービスの企画開発コミュニティの立ち上げを行い、サービスのリリース、運営を実施。社内技術コミュニティを活性化。また、入社年度に1万人の全社ミーティングの司会を拝命。

ビジネススキル、エンジニアスキル共に習熟を感じ、2018年1月に株式会社prdを共同設立。学生の価値を見える化することを理念にプロダクトを企画、開発、運営している。


学生の学力・教育力が見える化
家庭教師のスマートレーダー

塾講師シェアリング
スマートレーダー for SCHOOL

学生のスキルの見える化
Smartthon(スマートソン)

長期インターン・新卒の逆求人サイト「Smartthon」を運営


–まずは株式会社prdが手がけている事業について、お聞かせください。
市川氏:弊社は教育・採用に関するプロダクト開発を行う会社で、現段階では3つのプロダクトを開発し事業を展開しています。

1つ目は東大・京大・一橋大・東工大・阪大生限定の個人契約家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」、2つ目がスマートレーダーの先生を塾講師としてシェアできる「スマートレーダー for SCHOOL」、最後3つ目が新卒・長期インターン逆求人サービスの「Smartthon(スマートソン)」です。その中でも現在運営に力を入れているのがSmartthonになります。

–Smartthonの運営に注力されているとのことでしたが、サービスの詳細を教えていただけますか。

市川氏:はい。このサービスのユーザーは学生と学生を採用したい企業様の2者で、学生はアルバイトやインターンを通して、スキルを磨ける職場を見つけることができ、一方で企業様はハイエンド学生を最短7日で採用することができます。

このサービスの特徴の1つとして、登録されている学生の質の高さが挙げられます。その質の高さを保つために、登録していただく学生には基準を設けています。

まず大学の基準としてはMARCH関関同立以上、そのほかにもGPAやTOEICなどの学習面、コンテストや検定などのビジネス面において稀有な才能を持っているかどうかを判断し、その上で登録に進んでいただきます。現在は東大・東工大・一橋大・京大・阪大を筆頭に優秀な学生のみ約1000人にご登録いただいております。

また登録されている学生は先ほど話にありました「スマートレーダー」の登録者も多いため、既存のインターン募集型の求人メディアなどでは出会えない層にも認知を広めたい、裾野を広げたい企業様にはぴったりだと思いますね。
–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
市川氏:Smartthonの特徴は大きく分けてふたつあります。

ひとつは、学生が「こういうインターンをやってみたい」と発信して、インターン先を募集することができる「やりたいマッチ」機能です。既存の求人募集では、企業がまず「こういうインターンを募集します」という公示を出すんですが、その真逆のサービスであることがひとつの特徴だと思います。
そしてもうひとつは、それぞれの企業が欲しがる欲しい人物像やスキルを可視化し、それらを持ち合わせている学生をスカウトし採用する「スキルマッチ」機能です。

このふたつはどこの求人メディアにもないものだと思っていますね。

自分のしたいことが起業だった

–起業を決意したきっかけについて教えてください。
市川氏:最初に起業したいと思ったのは大学4年生の時です。当時はあまり流行っていなかったウェアラブル端末の開発をやってみようということで、プロトタイプも作ったのですが、資金の問題があり、学生の自分には用意できないと挫折しました。

その後、大学院を経て日本IBMに入社しました。入社してすぐの頃はとにかく技術を吸収することに専念していましたが、1年ぐらいで習熟が済んだと感じたため、自分のやりたいことを見つけたいと半年ぐらい事業構想を練り、会社を辞め、事業を立ち上げたという流れですね。
–株式会社prdでは、金子様と共同代表をされているとお聞きしましたが、どのような流れで共同代表になられたのでしょうか。
市川氏:金子とは大学1年生の時にサークルで出会いました。それからずっと仲良くやっていて、ウェアラブル端末を開発しようとなった時も一緒でしたね。専攻が違うので就職活動は別のルートでしていましたが、いざ内定を取って蓋を開けてみたらふたりともIBMにいました。

入社してから1年ぐらい経ち、久しぶりに飲んだ時に「もうこの会社にいる意味はないのでは」という話になったんですね。10年後もこの会社に勤めていたら、きっとぬるま湯に浸かってしまうと思ったので、気持ちが切り替わったその時にふたりで「じゃあ今、出よう」と決断し、共に起業しました。

Paradigm Shiftを作る会社へ


–今後1~2年の展望について教えてください。
市川氏:2018年に家庭教師スマートレーダーを立ち上げ、その時に登録してくれた学生のボリューム層が1年生でした。彼らが就職活動を迎える2021年頃までには、私たちが目指している「スキルの見える化」や「新卒のダイレクトリクルーティング」を実現したいと思っています。
–その後の長期的な目標を教えて下さい。
市川氏:長期的な目標は「新卒の一括採用を変える」ことですね。先ほど言ったようにスキルを見える化して、学生が適材適所で活躍する未来を実現したいというところが第一目標です。

サービスに登録している学生の多角的なデータが一目瞭然になれば、企業は気になる学生の適性や市場価値がわかります。その内容を基にして採用を行うような、採用の新たな方法を生み出す審査機関になりたいと思います。
–社会的にはどのような企業になっていきたいですか?
市川氏:弊社の「prd」という社名は、「Paradigm Shift(パラダイムシフト)」から取っているんです。例えばですがクーラーや冷蔵庫といったものは、昔はなかったけど、今はもうあることが当たり前になっていますよね。そういったものをどんどん作り出していけるような企業でありたいと思っています。
–最後に読者へのメッセージをお願いします。
市川氏:私たちが持っているプロダクトというのは、会社を優秀な学生層に認知してもらったり、インターンとして採用できるものなので、採用に困っている方や、優秀な学生を採用したいという課題をお持ちの方は、ぜひお声掛け下さい。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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