株式会社サンソウシステムズ

蒔田 豊

チャットボットで、ペーパーレス・業務効率化

誰にでもわかりやすく、使いやすさを追求したDXへ!
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今回のインタビューは株式会社サンソウシステムズ取締役の蒔田豊氏に、ITシステム開発のみの社業から、クラウドメーカーとしてのサービスも社業を発展させるまでの苦労話をお聞きしました。
また、同社が企画開発する2つのチャットボットが、様々な企業や法人に対して広く活用され、わかりやすく使いやすいDX推進としての取り組みについても取材しました。

株式会社サンソウシステムズ 取締役 蒔田 豊氏のONLY STORY


【経歴】

1974年栃木県足利市出身。高校・大学にてバンド活動に熱中、オリジナル曲にて定期的にライブを開催しつつ、大学では統計・集合理論を基に、これまでに存在しなかった定理をプログラミングで実証。その後、大手ITメーカーにてインフラ・ネットワークのエンジニアとして経験を積み、自身の新規事業・サービスを実現したいため、独立系ソフトハウスであったサンソウシステムズへ入社。金融・汎用機を主軸としていた企業であったが、オープン系の開発・インフラ・ネットワーク・マネージドサービスをワンストップで提供できる企業へ成長させる。その後、これまで培った技術を活かして、自社製品である機械学習搭載の『さっとFAQ』、スマホ片手に業務の自動化を実現する『BOTWORKING』をはじめとする、“チャットボットソリューション”を統括し、お客様の業務効率化・人的コスト削減・売上や集客をUPさせる各種サービス提供の指揮をとっている。


47年間、進化し続けるIT開発技術とチャレンジ精神


–最初に、株式会社サンソウシステムズのサービスをひと言でお願いします。

蒔田氏:業務効率化および集客や売上につながるチャットボットサービスです。顧客はBtoB、BtoCの両方ですね。

–チャットボットの事業者は数多くあると思いますが、御社ならではの特徴はどこにありますか。

蒔田氏:「AI搭載」をアピールすると注目されやすく、売りやすくなる傾向にあるのは確かですが、弊社のチャットボットはあえてAIを前面にアピールしていません。もちろんAIは搭載していますが、そこを推すのではなく、質問への回答を精度高く返すエンジンに力を入れています。

–AI搭載というアピールに頼らない自信の裏付けをお聞きしたいです。

蒔田氏:そもそもFAQ(Frequently Asked Questions)とは「よくある質問」を意味しますが、本来の目的を考えれば、まず大掛かりな自動学習、深層学習を搭載するよりも、正しい回答を導き出す精度の高いエンジンこそが必要だと思っています。弊社はそのエンジン開発に力を入れています。IBMやMicrosoftといった大手のAI関連サードパーティに頼らず、すべて自社の技術で賄っているんです。

外部に頼ってしまうと、どうしてもその分ライセンス使用料等により製品のプライスに跳ね返ってしまい、提供価格を高額にせざるを得ません。幸い弊社には47年間培ってきた開発技術があるので、すべて自社内のリソースで作ることができました。

–そこが御社の強みにもなるんですね。

蒔田氏:はい、他社よりバリュー価格設定はもちろん、トラブルやご要望への対応のスピード感が格段に違うとお客様からお褒め頂いています。障害発生時によくあるそうですが、製品の一部を他社サービス(サードパーティ)に紐づけていると、障害発生時に原因追及が難しくなり、対応遅れにつながってしまいます。弊社では起こり得ないことですが、逆に言い訳もできませんね。

–どうして自社で一貫制作ができるのでしょう。

蒔田氏:チャットボット製品をつくったメンバーが以前、大手でAIの最先端プロジェクトに携わっていましたが、その開発が一区切りついたところでそのナレッジを使って自社製品を作ろうということになったんです。もともと最先端の技術に携わっていたメンバーが多くいますので自社で開発を行うことができます。そこから出発してメンバーのナレッジを踏まえた社員育成を今も続けていっています。

–機能面で御社のチャットボットが優れているところを教えてください。

蒔田氏:どこのメーカーでも作りづらいと言われている、シナリオベースのFAQチャットボットを、弊社はエクセルとブラウザだけで使えることを前提として機能改修に臨みました。しかし、エクセル内での完結ではやはり使い勝手が悪いため、そこをすべてブラウザ上でシナリオが作れるようにしたところ、この機能はITに詳しくない人でも、視覚的で使いやすいと大評判になったんです。今では使いやすさがデモ商談でのコンバージョンの高さを牽引しています。

最近ではOEMとして他社の製品とつないで顧客に提供もしており、また大手企業にも導入されています。大手はセキュリティ要件がとても高く、対応するのが大変でしたが、かえってそれをクリアしたお蔭で、大手企業であっても安心してご契約頂ける要因になっていると思いますね。

3年先を見据えた提案が立証され信頼を得る


–入社して取締役になるまでを振り返って、特に思い入れのあることは何でしょうか。

蒔田氏:私は大手IT企業でインフラ、ネットワークのエンジニアとして経験を積んだ後に、当時は金融・汎用機の開発を主軸としていた弊社へ入りました。Windows、いわゆるパソコンが一般的に企業で普及しだしてきたころですが、Web系技術を持たない会社をWebにシフトしようとしたのですが、社内教育や人材育成など、新しい未経験の領域に向かってチャレンジするのは、それなりにパワーが必要でしたし、浸透させるまでとても大変だったと記憶しています。

結果だけを言えば、サーバーシステムのハードウェア調達から導入、ネットワーク構築、アプリ開発、運用保守まで、ワンストップでサービス提供できる会社に成長させることができました。他社の教育サービスを利用せず、自社ですべて教育したんですから、試行錯誤の連続で、今思えば二度とやりたくないと思うくらい、苦労の多い毎日でした。

–その苦労の一端をお聞かせください。

蒔田氏:当時は社内教育や人事評価も昔ながらの制度だったので、私が人事考課から新人教育、OJTなど各種制度をすべてひとりで作り直しました。当然、強い反発も受けましたが、評価基準を明確にし、それがどう給与に反映されるか、どうしたら昇格するかなどを周知させることで乗り切りました。

–そもそもWeb系の会社へ転換したのはなぜでしょうか。

蒔田氏:入社してすぐ、会社の方向性について役員を前に新たな提案をしたんですが、まるで相手にされませんでした。その後、次々と大型案件で業績を積むうち、かつて私が提案した通りの時代が到来したんですね。私の提案は3年時期尚早だったことになりますが、提案よりも実績が先に立証されたことで信頼を得て、私が目指していた方向に会社の舵を切ることができました。

ただ、その代償も払いましたね。がむしゃらに突き進んで月に450時間も働いたため、1年後に倒れてしまいました。それでも休むことなく仕事ができたのは、きっと教育が好きなせいだと思います。

業務効率化が新たなビジネスを誕生させる


–今後、3年ほど先の展望をお伺いします。

蒔田氏:オンラインなら世界中どこからでも商談ができるので、企業規模にかかわらず、ICTのチカラで日本企業の業務効率化に貢献して行きたいですね。業務の効率化は人的コストを別のビジネスへのリソースに振り替えられ、その結果、新しいビジネスを誕生させることができます。弊社のICTサービスを使ってもらうことで、企業には次のフェーズに進む成長を遂げてほしいと願っています。私自身が社内で提案よりも実績で実証できたように、お客様にも業務課題の解決をICTでぜひ実感してもらいたいです。

–では、直近1年ではどうでしょうか。

蒔田氏:1年ではすべてのお客さまの満足は得られないと思うので、とりあえずOEMやアライアンスなどに注力したいと考えていますが、チャットボットの領域外でも、例えば非IT企業であっても斬新なアライアンスが組めるパートナーも探しています。FAQチャットボットは結局チャットとしてのインターフェースというだけなんです。チャットから得た情報を蓄積し、有効利用できるソリューションはたくさん生みだせるはずです。そういう要素と可能性を持つ企業とのアライアンスを実現して業績向上につなげたいですね。当然、弊社サービスをご利用頂いているお客様には、常に安定し、進化し続けるサービスを活用頂けるように尽力していきます。

–その新たなパートナーの具体的なイメージはありますか。

蒔田氏:チャットボットとマーケティングは親和性があるので、それに向けた開発はしてありますが、より広いマーケティング領域の企業と様々な形のソリューションを作りたいですね。

またコンサル会社はコンサル領域に特化した知識や情報を膨大に蓄積しているはずなので、それをFAQに取り込んで回答精度を向上させるとともに、FAQの情報をコンサル会社に還元することでコンサルレベルも向上します。今後はそうした視野の広い運用や活用方法が必要になると思っていますね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

蒔田氏:弊社は「ICTの力で日本の中小企業を元気にする!」をスローガンに掲げており、弊社の成長は中小企業様の成長でもあります。ICTサービスでDX推進、業務効率化などの実現を検討中の企業様のご連絡をお待ちしています。


執筆=増田
校正=6483works

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<会社情報>
会社名:株式会社サンソウシステムズ
さっとFAQ:https://www.satfaq.jp/

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