その商品価値の向上に、出羽紙器のダンボールを!

アイディアで可能性を切り拓くダンボール製造
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さっと組み立てられ、軽くて強く、しかも安い。ダンボールは、商品の配送などに欠かすことのできない梱包材のひとつだ。

創業以来54年に渡ってダンボールの製造・販売を手がける株式会社出羽紙器製作所の小林氏は、「ダンボールは可能性の宝庫だ」と目を輝かせる。

小林氏にとってダンボールとはどのような存在なのか。お話を伺った。

株式会社出羽紙器製作所・小林 正臣代表取締役のONLY STORY

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「ダンボールなんて」から「ダンボールなら」へ

「今だから言えますが、昔は『ダンボールなんて…』って思っていたんです。」

茶目っ気たっぷりにそう語る小林氏は、つい2年前までダンボールとは無縁の人生を歩んできた。

早稲田大学を卒業後、オリックス株式会社へ入社。法人営業、海外事業に携わった後に独立し、自らのシステム会社を立ち上げ、ベトナムでも開発を行った。小林氏は株式会社出羽紙器製作所の創業者である叔父から入社の打診を度々受けてきたが、その都度断り続けていたと言う。

「みなさん、『ダンボール=みかん箱』というイメージしかないでしょう。実は、私もそうでした。その当時は、ダンボールについてまだまだ無知だったんですよ。」

しかし、ダンボールのことを知るにつれて “ダンボール=みかん箱” の印象は少しずつ変わっていった。


ダンボール箱の原料は、3枚の紙を貼り合わせただけのダンボールシート。このシンプルな素材の組み合わせが強靭さを生み出し、箱のみならず震災用の簡易ベッド、展示会用の棚、猫の爪とぎ、果ては棺桶と、様々に生まれ変わっていく。

このようにしてアイデア次第で膨らんでいくダンボールの可能性に、小林氏の心は動かされた。

「これは面白いかもしれないぞ!」

加えて、ダンボール業界のアナログ体質も小林氏にとっては興味・関心の的となったと言う。

というのも、一般的に企業は30年続けば長寿とされるが、新規参入が少ないダンボール業界には創業から50年を越える会社が少なくない。競争相手がいないだけにアナログなままでも問題がなく、株式会社出羽紙器製作所も社内のIT化は進んでいなかったのだ。

「IoTや効率化が出来る余地が多分にあるということは、ここから更に生産性を上げられる可能性があるということ。

今、しっかりと利益を生んでいくことができる筋肉質な体制に変えて、従業員が幸せになれる会社にするために、私の知識や経歴が少しでも役に立つならと思いましたね。」

魅力的なダンボールが商品の価値を高める

株式会社出羽紙器製作所は、ダンボール箱をその原料となるダンボールシートから一貫して製造できる製造工場を埼玉県所沢市と山形県天童市に構えている。小ロットにも短納期、低価格で対応でき、厚みもクライアントのニーズに合わせた薄さに柔軟に対応できることが他にない強みの1つ。

そこまでニーズに応えることができるにもかかわらず、決して質を下げないところが素晴らしい。

例えば、通販で頼んでいた商品が届いた時にヨレヨレの梱包にがっかりした経験はないだろうか。

小林氏は「届いた時のダンボールの状態で、中身の価値は上がりも下がりもする」と言葉に力を込める。また、店頭でも外箱の印象で商品の売れ行きは大きく変わると言う。

「欧米系の巨大スーパーや中国などのアジアでは、店員がダンボールを開封してそのまま店頭に置くだけのシェルフレディパッケージが主流です。ダンボールそのものにデザイン性があるので、そのまま置いても店舗の印象が全くチープになりません。

おかげで店側は品出しの手間が省け、買う側も買い物の楽しい印象が損なわれないんです。また通販の場合は、受け取るエンドユーザー達の事を考えた設計をすることで、企業などの送り手のロイヤリティも自動的に上がり、リピート率が高まります。

最終的には私たちにも跳ね返ってくるものですので、デザインと形状(設計)に関しては力を入れたいところですね。」


さらに詳しくお話を伺ううちに、事業に込められた小林氏の強い想いも浮かんできた。

「お客様に『こういうのは出羽さんに頼もう』と思っていただける、高付加価値のあるダンボールを提供していきたいんです。そのためにグラフィックデザインと形状(設計)の掛け合わせで、中身の価値や魅力を上げられるようなダンボールの製造に力を入れています。」

そうしたこだわりと取り組みは、2017年10月に森林管理協議会から環境保護に配慮していると認められた製品にのみ付与されるFSC認証の取得につながった。


そうした実績と信頼を軸に、株式会社出羽紙器製作所ではダンボールに関するコンサルティング的事業にも取り組み始めている。

クライアントが現在使っているダンボールをどう改善すれば、より組み立てがスピーディーにできるか。効率的に、コストを抑えられるものにできるか。ダンボールを1個組み立てるのにかかる時間をいかに短縮できるかも追求し、提案しているのだ。

「例えば、山形工場であった案件では、さくらんぼを詰める箱の組み立てを1秒1円で換算していました。1箱の組み立てに2分かかったとしたら、コストは120円。それが、1分に短縮できればコストは60円で済む。

さらに、1人で倍の数を組み立てられるので人件費削減にもつながります。多少、資材代を高くしたとしてもトータルコストはプラスになるわけです。」

こうした取り組みの背景には、ダンボール業界の熾烈な価格競争がある。もともと何十銭単位の価格設定にも関わらず、常識はずれの価格破壊を売り文句にする業者が少なくない。

ましてや高性能で生産効率が高い機械を導入している大手が相手ともなれば、価格勝負ではまず勝てない。

そこに対しても、小林氏は勝機を見出している。

「とはいえ、設計やデザインというのは知恵の勝負なので、面白いデザインのものを小ロットで提案する部分なら勝てる可能性があります。

“ダンボールのプロ” として、トータルコストのメリットを感じられる提案をして、企業には売上増を、エンドユーザーには満足を提供していきたいですね。」

変化を楽しみ、会社と一緒に成長しよう

2018年1月には社内システムを全面更新し、受注から納品までを一括して管理できるようにした小林氏。

最後に、今後の展開をどのように考えているのか伺った。

「基本は、やはりITを絡めた事業展開をしていきたいですね。いずれはネット通販にも取り組みたいですし、IT化を一歩、また一歩と進めて生産効率をどんどん上げていきたいです。

また、若い方々が働きたくなるような環境整備も随時進めていこうと考えています。新しい事にはとりあえず挑戦しようというところがうちの良さだと思いますから、ダンボール業界をこんな風に変えていきたいとか、こんなことをやってみたい!という人材にぜひ来ていただきたいですね。

若いエッセンスを社内にどんどん持ち込んでいただいて、変化を楽しんでいければ、会社としても個人としても大きく成長できるはずです。もちろん、その方自身の人としての市場価値も上がっていくと思いますよ。」

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会社名:株式会社出羽紙器製作所

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