ドリコス株式会社

竹康宏

センサーが必要な栄養素を検知・提案し、その場で抽出

パーソナライズされたサプリで、生活習慣を手軽に改善
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今回のインタビューは、画期的なサプリメントサーバーで事業展開するドリコス株式会社の竹氏にお話を伺います。「healthServer」の仕組みや、健康の領域を選んだ経緯について語っていただきました。


ドリコス株式会社 代表取締役 竹康宏氏のONLY STORY

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【経歴】

2010年4月慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学科に進学。半導体チップの三次元集積のための高速無線通信インタフェース、電力伝送システムの研究に従事。2012年1月にドリコス株式会社を設立。同年に修士の学位を取得。2015年3月に博士(工学)を取得。2015年4月より慶應義塾大学理工学部電子工学科助教。現在は、利用者の身体状態や生活習慣から自動的に必要な栄養素を推算、抽出を行う世界初のオーダーメイドサプリメントサーバーを開発、販売。

センサーが体の情報を検知し、栄養素を提案

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–ドリコス株式会社の事業内容を教えてください。

竹氏:弊社は現在、「healthServer」というサプリメントサーバーの開発・販売を主力に運営しています。
このサーバーは、内蔵された生体センサーに触れると20秒でその人の体の情報や生活習慣、特性を検知し、その人が必要とする栄養素を目の前で粉末の状態で抽出します。
サーバー内部にはビタミンB1、B2、B6、C、葉酸の5種のカートリッジがセットされていて、各カートリッジの内蔵チップが栄養素を調合したり、残量や賞味期限を一括管理しています
–その「healthServer」はどのような仕組みで必要な栄養素を抽出しているのでしょうか。

竹氏:生体センサーが脈のインターバルを計測することで、全身の臓器につながっている自律神経の状態を調べることができるんです。
交感神経と副交感神経から成る自律神経のバランスは自分の意志ではコントロールできないため、「healthServer」がバランスを整えるための栄養素を提案します。
また、スマートフォンのアプリと連動し、事前にいくつかの質問にお答えいただくことで、より最適な栄養素をオーダーメイドすることができます。

–この商品のターゲットはどういう層になりますか。

竹氏:2018年のローンチ後、まずは企業のオフィスをターゲットにしました。忙しい日々の中で働き方改革や健康経営にまで目配りするのは難しいので、「healthServer」の価値を感じてもらえると思ったからです。
その後、スポーツジムや百貨店への設置を通じて、「健康を維持したい」「美しくなりたい」といった理想像をお持ちの個人のお客様にも興味を持っていただいています。

–御社の強みや独自性はどこにあるとお考えですか。

竹氏:ヘルスケアには、「健康状態を知る」というステップと「改善行動を取る」という2つのステップがあると私は考えていますが、 多くのヘルスケアサービスは初めのステップで止まってしまっています。
例えば、血糖値が高過ぎるとか、毎日の歩数が少ないので運動が必要などのアドバイスで終わってしまっていて、改善のステップに進むためのデバイスが見当たらないのです。
人々が苦労するのは改善のステップなので、飲むだけで健康の第一歩を踏み出せるという手軽さを実現していることが弊社の強みです。

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お客様に製品を直接届け、喜んでもらいたい


–起業に至った経緯をお聞かせください。

竹氏:エンジニアだった父親の影響で電子工学の道に進んだ私は、大学の研究室に入った頃に、起業するかメーカーに入るかを考え、起業を選択しました。
私は子どもの頃から何かを作ることが好きで、それを見た友達を笑顔にできた成功体験が「人に喜ばれる製品を世に出したい」という想いになり、「自作の製品に対するフィードバックをお客様から直接得たい」という想いにつながりました。
ただ大手メーカーは環境は整っているものの、組織が大き過ぎてお客様のフィードバックを直接得られないと思い、起業することにしました。

–なぜ「健康」での起業を選んだのでしょう。

竹氏:私が大学院でエレクトロニクスを研究していた2012年頃、日本の有力家電メーカーの業績下降が始まったのですが、その原因は製品の性能が消費者の求めている便利さに到達してしまったためで、エレクトロニクスの需要や期待の低下とは思いませんでした。
しかし同時に、エレクトロニクスの性能だけを売り物にする時代が終わったとも感じ、テクノロジーがまだ及んでいない分野を考えたとき、健康や美容の世界はまだアナログに留まっていることに気がつきました。
そこで、自分の持つテクノロジーを重ね合わせれば新たな製品を生み出せると思い、健康の領域での事業展開を決断しました。

「『快い』を彩るサービス」を目指して


–今後の展望をお聞かせください。

竹氏:短期的には、法人向けの販売をさらに強化し、従業員に「healthServer」を体験していただくことで、販売台数増につなげたいと思います。2022年までに10万台の普及を目標としています。
長期的には、「『快い』を彩る、サービスを。」をモットーに、お客様に最適なものを日常に溶け込ませ、自然に無意識に提供できるパーソナライズされた製品を次々に生み出していきたいと思っています。

–社会にとってどんな企業でありたいと考えていますか。

竹氏:私はテクノロジーありきではなく、お客様が本当に求めるものや、お客様にとって本当に意味あるものは何かを常に考えています。
なので、便利さを提供するだけではなく、豊かな社会や幸せな暮らしが弊社の製品によってもたらされたと多くの人に認められる企業でありたいと願っています。
–最後に読者へのメッセージをお願いします。

竹氏:意思決定の速いベンチャーの強みと、圧倒的な技術力を誇る弊社は、大手メーカーも驚くほどのモノづくりの価値提供が可能です。モノづくりや既存事業の再デザインに悩む企業様は、ぜひお声がけください。

執筆=増田
校正=米山

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会社名:ドリコス株式会社
会社URL:https://dricos.jp/

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