株式会社リバランス

池井 佑丞

企業の健康リスクを見える化し、解決策を提案

健康経営は生産性向上、離職率低下、採用時の強みに
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今回のインタビューは、企業の健康リスクを見える化し、解決策を提案するクラウド型ソリューションを提供する株式会社リバランスの池井氏にお話を伺います。見える化のメリットや、「闘うドクター」としての経験から得たもの、内科医から産業医に転身した理由などについて語っていただきました。

株式会社リバランス CEO 池井佑丞氏のONLY STORY

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【経歴】

2008年、医師免許取得。内科、訪問診療に従事する傍らプロ格闘家として活動し、医師 / アスリートの2つの立場から「健康」を見つめる。自己の目指すべきものは「病気を治す医療」ではなく、「病気にさせない医療」であると悟り産業医の道へ。複数の企業の健康をあずかり、現在従業員1万人規模企業の統括産業医を務める。労働者の健康管理・企業の健康経営の経験を積み、現在、統括産業医として従業員約10,000名の健康を守る。
2017年、「日本の不健康者をゼロにしたい」という思いの下、これまで蓄積したノウハウをサービス化し、「全ての企業に健康を提供する」ため ㈱ リバランスを設立。

アルゴリズムと産業医のダブルチェック


–株式会社リバランスの事業からお尋ねします。

池井氏:弊社は、企業の健康リスクを見える化して、解決策を提案するクラウド型ソリューションを事業展開しています。

–具体的にはどういうサービスになりますか。

池井氏:私自身が統轄産業医として1万人規模の企業に携わっており、その経験から得たノウハウをアルゴリズムとして搭載した健康管理システムを開発しました。

これは健康診断の情報や勤怠データ、Webの問診などを入力すると自動的に健康リスクが点数化されるサービスです。そのリスクに対して産業医が判定を行って解決策を提示する、アルゴリズムと産業医のダブルチェック体制をとっています。

–産業医の役割について教えてください。

池井氏:本来産業医は、労働者の健康状態や働き方など、いろんな要素を総合的に見てリスク判定をすべきですが、一般の健診では往々にして特定の項目だけの指標にとらわれた単眼的な判断を下しがちです。

たとえば、100時間を超える残業は過労死ラインと言われますが、糖尿病を罹患していれば60時間で倒れることもあり、その場合は企業が責任を問われることもあり得ます。そうした個々の基準の違いを判断できるのは、複眼的視点を持つ産業医にしかできないことです。

–では、御社のサービスが解決するのは、どういった課題なのでしょうか。

池井氏:やはり第一は従業員の健康問題ですが、同時に企業経営におけるリスク回避ですね。「安全配慮義務」という、従業員の安全に十分な配慮が求められる法律の考え方があり、従業員が倒れた場合は企業が責任を問われるので、こうした事態に予め備えることができます。

もう1つは健康経営の実現です。従業員の健康保持は経営面においてもプラスになるといったエビデンスが多く出されており、体調が悪い状態で出社している従業員による損失は、休職者による損失の4倍近いというデータもあります。

健康経営は企業の生産性を上げ、離職率の低下や採用時の強みにもつながります。健康経営はそう遠くない未来への投資と言えるのではないでしょうか。

–御社の強みを教えてください。

池井氏:「リスクの見える化」の精度と「解決策の提案」まで行うところです。
類似のサービスでも「見える化」を謳っているものはありますが、それはあくまで健康診断なら健康診断、残業時間なら残業時間といった単一のデータに対してのみの分析になっています。
弊社システムではそれら複数のデータを複合的に分析していますので、実際に産業医が行っているのと同じレベルの判定が行えます。
またその判定に対して、産業医、保健師が解決策を個別に提案し、解決するまでずっとフォローを続けることで結果にコミットしたサービスになっているところも弊社のオリジナリティーであり、強みにもなっています。

さらにアルゴリズム化とクラウド化によって、精度を保ったまま効率アップ出来たために、従業員一人当たり月500円という低価格を実現しました。通常、産業医はたった1時間お願いするだけでも4~5万円が相場なので、この上なくリーズナブルな価格設定であり、これまでに解約は1件もありません。

–お客様の声をお聞かせください。

池井氏:やはり寄せられる感謝の声は、弊社システムの効果によって休職が長期にならずに済んだケースですね。

また、想像できなかったリスクがデータから判明する度に、驚きの声が上がっています。

病気にさせないために、産業医に転身


–内科医から産業医に転身したのはなぜでしょうか。

池井氏:医大生の時にプロのキックボクサーとしてデビューし、医師になってからも活動を続けていた私は、「闘うドクター」と呼ばれ、当時からアスリートの健康管理の研究を続けていました。

また、内科医として働いていた頃、健康管理の不備から病が重症化してしまうケースを多く目の当たりにし、日本の不健康の割合の高さに驚いたんです。

そうした中で、治療以前に「病気にさせないこと」こそが大切であると悟った私は、不健康ゼロを目指すために、不健康者に直接関与できる医師である産業医に転身しました。

–御社立ち上げの経緯を伺います。

池井氏:統轄産業医として働く中で、大人数の本社と5~6人ほどの地方営業所に同じレベルの健康管理を提供する方策を考えるうちに辿り着いたのが今のシステムです。「全国全ての企業に弊社サービスを提供し、全ての労働者を健康にすること」をビジョンに掲げ、リバランスを立ち上げました。

もちろん私の経験だけではなく、診断基準、エビデンス、労災や訴訟の判例など、幅広く集めたデータを基にアルゴリズムを組んでいますが、それのみに頼ることなく、医療の最後の砦とも言うべき医師の判断にも重きを置くことが、私のこだわりでもありますね。

健康を通じて人の幸せに寄与する


–今後の事業展開をどう考えていますか。

池井氏:今回のコロナ禍もあって、企業の健康経営に対する関心が急速に高まっており、また健康管理にアプローチする他社の動きも見られることから、今後10年を待たずに全ての企業が健康経営に取り組んでいくことだろうと思います。

その中で、弊社のサービスがどれだけ価値を提供し、選ばれるかが勝負になります。弊社のサービスを早い段階で世の中に広く浸透させたいと思うと同時に、弊社の力だけでなく、多くの企業と協力してサービスを展開していきたいと考えています。

特にデータの扱いを考えると、SaaS系、HR系の企業とタッグを組めれば、より多くの成果が期待できますね。

–社会にとって、どういう会社でありたいと考えますか。

池井氏:そもそも健康とは何のためのものかを考えたとき、健康は幸せになるための一つの要素でしかないと思っているので、健康以外の領域も含めて、人の幸せにより広く寄与する会社となっていきたいと思っています。

私自身、アスリート経験から、メンタルトレーニングやパーソナルトレーニング、ダイエット指導などにも自信を持っているため、多くの企業、多くの人たちに、心身ともに健康な毎日を提供したいですね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

池井氏:弊社は医療分野のサービスに特化した会社であり、マーケティングやブランディング、営業などについては私自身まだまだ未熟なので、いろいろな企業のサポートが必要です。

弊社のサービスに興味を持ち、価値を感じてくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ気軽にお声がけをお願いします。

執筆=増田
校正=米山

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