WASOMI和奏美株式会社

井上 都裳子

婚礼着付師が開発した5分で着られる本格キモノWASOMI.3Dキモノ®︎

着付師いない, 呉服屋ない,着物専門クリーニングない、海外在住日本人の為に開発!
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今回は、世界で初めて、5分で着られるオーダーメイドの着物を提供するWASOMI.株式会社の代表取締役・井上氏にお話を伺った。まずは3Dキモノ®︎についてお話をお聞きしよう。

WASOMI.株式会社 代表取締役役 井上氏のONLY STORY

着付けの際のポイントまで搭載した立体裁断&立体縫製の着物


WASOMI.株式会社は、世界初5分で美しく着られる3Dキモノ®︎のオーダーメイドを行っている。通常は全国の呉服屋で反物を買って、和裁職人に古来からの方法で着物を仕立ててもらうのだが、WASOMI.は違う。

「婚礼着付師が開発し、成人女性を美しく見せるためのポイントをわかった上でパターンを起こし、洋服のように袖を通すだけで美しい着姿になるように、立体裁断&立体裁縫で仕立てています。

この3Dキモノを、WASOMI.株式会社では従来の仕立て方とはまったく異なる新しい仕立て方としての位置づけでいます。簡単着物とはまったく別の、着物のひとつの仕立て方の進化形として捉えてもらえればと思います。」

着物を着たい女性の体型に合わせて3Dで着物のパターンを起こし5分で着られる3D仕立ては、さながらオーダースーツだ。驚くべきは着付け技術まで搭載されているということ。これによって自然な形で着用することができるのだ。

「すべてオーダーメイドなので、先ずは試着体験会を実施して興味を持って頂いた方から、ホームページを通してオーダーがくるという、SNSの口コミの広がりがほとんどです。」

福岡を拠点にしている同社は、九州圏内では福岡、熊本、大分、その他の地域では東京、名古屋、広島に直接足を運んでオーダーを受けている。

「オンラインオーダーメイドショップと並行し、ご愛用者ささまがランウェイするファッションショーや、試着体験会を通して、新規の方に興味を持って頂くリアル&オンラインの両方で展開する予定です。

イギリス,フランス,ドイツ,イタリア,フィンランド,オーストラリア,シンガポール,マレーシア,カナダの10ヶ国で国際特許を取得。

今まで3人の職人チームと細かな創意工夫を重ねながらブランディングをしてきましたが、特許取得後は縫製会社と契約をして、全国展開や海外展開の環境が整ってきました。これからメディアにも積極的に出ていきたいと思っています。」
WASOMIが海外へ羽ばたく日も遠くないだろう。

日本文化で日本人のアイコンの着物が、永遠に生活の中で着られ続けるようにすることをミッションとしています。


母が美容室を経営していたので、小学校5年生の頃から婚礼着付けの助手をさせられていたという井上氏。着物に触れるということに愛着を覚え、いつか自分も美容師となり婚礼着付けに携わりたいと思うようになりました。

「美容師になってからは、博多東京ホテルの地下にあるサカエビューティーサロンという一流の美容室に勤めて、そこで着物の着付けの知識と理論を学びました。

しかし、『日本の民族衣装の着物』は、成人女性のボディラインを美しく見せる技術が、直線仕立てのパターン(型紙)の中には存在せず、その技術は折紙ならぬ折布としての"着付け技術"の中に存在しています。だから、着付け技術をパターン(型紙)にデザインし、洋服のように身にまとうだけで美しい着姿になる。時代の流れともに着物も進化していかなければ、いかなければと考えたんです。

娘が海外留学した時に、自分で着られないという理由で"着物"ではなく寝間着や部屋着の"浴衣"を持っていった事で感じたのは、もしかしたら50年後は"浴衣"だけが残り着物は過去の産物として歴史に刻まれるのかもしれない。時代に順応していかなければ、どんなに素晴らしい文化も廃れ、着物を着る人がいなくなってしまいます。現代に受け入れられる進化をしていかなければならないと考えたんです。」

着物という文化を残していくことこそが文化を大切にしていくことだと考え、「3D着物」という新しい着物の仕立てを生み出した井上氏。もともとは家族のために作り始めたのだと言う。

「3D着物には10年の開発期間がかかっています。実は、もともとビジネスのために考えたアイデアではなくて、自分の娘と、妹たちと4人で着て楽しんでいたところから始まったんです。

ちょうどそのころ、母が認知症になって、私は家事と介護に集中するようになったのですが、家でできる範囲で着物を広めていこうと活動を始めたんです。

Facebookを始めたり、シワになりにくく丸洗いノーアイロンの美しい色柄の生地を探したり、仕立ててくれる職人を探したりすることに力を入れるようになって、長い年月をかけて地盤を固めながら、10年かけて新しい着物を開発しました。」

着物を着ることを諦めないでほしい


着物文化への想いを語ってくれた井上氏。今後のWASOMIについてはどのような展望を持っているのだろうか。

「将来的には、まず世界中に住んでいる日本人に向けてこの着物を発信していきたいと思います。世界に出れば出るほど、みんな着物を着たいと思うんですよね。自分が日本人であることのアピールにもなるし、周りの外国人からも着物を着てほしいとリクエストされることが多いんです。

しかし、外国だと着物を着ることができる環境が一切ありません。呉服屋もないし、着付師もいない。その状況で着物を自分で着るというのはとても難しいことです。だからこそ、どんな環境でも着られる3D着物を提供したいと思います。

この着物であれば、自分一人で着られて、クリーニングに出す必要もなく、洋服ハンガーにかけて収納ができるため、今まで着物を着るのにネックだった要素はすべて解決しています。」

日本では、着物を着る環境は整っている一方で、着付けの作法が複雑だったり、苦しかったり、高い手入れ代がかかったりというマイナスの要素が着物離れを招いている。そういったマイナスの部分も3D着物はすべて解決することができると井上氏は言う。

「簡単に美しく着れて、畳む必要もない着物があるということを、もっと世の中に広めていきたいと思います。

反物を取り扱っている全国の呉服業界にも、新しい3Dキモノの仕立て方を普及させたいと思います。反物が売れることで呉服店は収益が上がり、着物を着る人を増やすことができる。それがWASOMI.株式会社のミッションでもあります。」

最後に井上氏は、着物を着ることを諦めないでほしいと語った。

「着物を着たいという思いはあるけれど、いろいろなマイナスの要因で諦めている方々に、5分で着られる本格着物があることも知ってもらいたい。着物という美しい文化が注目を浴びるように、フォーマルシーンにも着ていけて、更にファッションとして日常のお洒落も楽しめるWASOMI.3Dキモノ®︎を普及させていきたいと思います。」

WASOMI.株式会社のホームページはこちらから↓

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