株式会社ATOMica

嶋田 瑞生

人と場所とITの力でコワークをより豊かな体験に

ヒト・コト・都市を繋げて新たな価値を産み出す
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今回のインタビューは、「人と場所とITの力」でCo-Work(コワーク)の価値最大化を図る株式会社ATOMicaの嶋田氏にお話を伺いました。なぜ今コワーキングスペースなのか、どうすれば地方の活性化に繋がるのかなど、事業にかける想いを語っていただきました。

株式会社ATOMica 代表取締役CCO 嶋田瑞生氏のONLY STORY


【経歴】

1994年、宮城県仙台市生まれ。
大学1年生の冬、「教育×ゲーム」の領域で起業し、その後大学生ビジネスコミュニティを立ち上げ仙台市長から表彰。
その後、株式会社ワークスアプリケーションズへエンジニアとして入社し、アプリの企画、デザイン、設計、開発、顧客導入を担当。
2019年3月に株式会社ビットキーへ入社し、同時にグループ会社「ローカルコミュニティ&コワーキングスタートアップの株式会社ATOMica」を立ち上げる。
その後同社をスピンアウトさせ、2020年頭には総額約1.8億円のシードラウンドの資金調達を完了。現在は同社代表取締役CCO。

ハードウェアとソフトウェアの融合でコワークを支援

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–株式会社ATOMicaの事業内容をお伺いします。

嶋田氏:弊社は現在、宮崎県宮崎市中心部の百貨店にて、九州最大級のコワーキングスペースの運営を行っています。
オープンから約1年が経ち、県内県外、法人個人問わず幅広い方々にお使い頂いております。
これはあくまで事業の一部でして、弊社は、業種業界を問わず互いに知識やスキルの共有を行い、コラボレーションしながら新しい価値を生み出していく「コワーク」の価値を最大化するために、「ハード事業」と「ソフト事業」の大きく2つの事業領域に取り組んでいます。
ハード事業では、「ヒトとコトと都市」を繋ぐための施設の企画 / 開発 / 運営をしていて、具体的には「コワーキングスペース事業」と「シェアキッチン事業」があります。

–ソフト事業の方はどういったものでしょうか。

嶋田氏:ソフト事業は「ヒトとコトと都市」を繋ぐためのサービスや活動の企画 / 開発 / 運営をしていて、いくつかの事業が並行して走っています。運営している中で特にご紹介したいのは、最近リリースされたばかりの「ATOMatch」というサービスです。これは地元企業と学生をつなぎ、活動に打ち込む独自のコミュニティを作り、既存事業の拡大や新規事業の立案などにチャレンジするようなものです。長期インターンシップとアクセラレーションプログラムの掛け算のようなものかもしれません。
「学生が就職活動を始めるまで、学生と企業が交わる機会がなかなかない」という点に課題を感じてこの事業をはじめましたが、学生にとってはキャリアを考えるきっかけや実績作り、就職活動そのものになりますし、企業側にとっては採用活動や地域活性化という意味でのCSRや広報、そして事業開発に繋がります。

「ATOMatch」はありがたいことに地元のメディアの方々にもご注目頂いておりますので、このままどんどん取り組みを広げていきたいなと思っています。
企業と学生とメディアを繋げてコラボレーションを産み出すこの事業は、ある意味「街単位のコワーク」とも言えますし、弊社のやりたいことに大きくマッチした事業になっています。

–同業も多い中で、他社との差別化をどう考えていますか。

嶋田氏:ワークスペースとしての利便性はもちろん担保した上で、気持ちの良い空間の提供だけではなく、人と人が気持ちよく繋がれる仕組み作りに注力しているところが差別化ポイントであると自負しています。コワークを「目的」ではなく「手段」として捉えて行きたいです。
人と人がどんどん気持ちよく繋がり、「この人とだったら、なんか面白いことができそう!」と互いに思えるような仲間を増やしていき、コミュニティが勝手に盛り上がっていくようなWebアプリケーションの開発も現在進めています。

また、弊社は空間デザインを手掛け数々のオフィスを構築してきたプロフェッショナル企業と特許を持つほどの最先端テクノロジーを有するスタートアップ企業のジョイントベンチャー(JV)として誕生した背景もあり、自前でどんどん気持ちの良い空間とテクノロジーを構築していくことができるのも強みですね。

–コワーキングスペース利用者の層やお客様の反応はどういったものでしょうか。

嶋田氏:フリーランスエンジニアからサラリーマン、大企業から士業の方々までご利用いただけており、会員数はオープンから1年で100を数えています。

利用者からは「ここに来るようになってから宮崎にもいろんな人がいることを知りました」と言っていただける機会もあり、コミュニティの中で受発注関係や創業のエコシステムが生まれつつあるように感じます。

地方の選択肢を広げるために宮崎で創業


–嶋田さんがATOMica創業メンバーとして参加した経緯をお伺いします。

嶋田氏:弊社はもともと2社のJVとして生まれましたが、よりテンポ良く展開していくために、両者とのシナジーのメリットは残したままスピンアウトして出来たスタートアップです。当時から私は事業責任者を務めていたので、そのまま創業メンバーとして参加しました。

–宮崎で創業をした理由を教えてください。

嶋田氏:出店候補地としての魅力とご縁ですね。
弊社は、都市間の移動のしやすさなどの都市の特徴を元にして独自の得点表を作り出店戦略の土台の1つとしているのですが、宮崎はその総合スコアがとっても高かったんです。
実際、空港からも20分程度で市街地に移動できますし、東京からの誘致企業様もとても多く、すごく豊かな街で、すっかり第二の故郷になっています。
また、元々私自身が地方出身ということもあり、何か地方活性に貢献できることがしたいという思いがずっとありました。人口やGDPの半分以上が地方都市にあるにも関わらず、何か新しいことがおきるとなるとまず都会からという流れになんとなく違和感があったんです。
とはいいつつ、地元の仙台にいた頃は都会に対して漠然とした劣等感を持っていました。しかし、大学を卒業してみて東京に出てみると、たしかに東京は凄い!と感じる一方で、仙台にも仙台の良さがあったなぁと感じたんです。
都市と都市の間には優劣は無く、チャームポイントが違うだけで、どの街にも素敵な魅力があるって気づけたんです。出張の兼ね合いで他の都道府県にも出入りするようになると、その感覚はより鮮明になっていきました。
同時に地方都市の課題も見えてきました。例えば、これほどネット社会と言われている中でも情報格差は根強く残っているなと感じます。
そんなことを思っている中で、弊社の前身の会社の仕事の関係で宮崎に出入りするようになり、ご縁あってチャレンジの機会を頂き、創業に至りました。

事業者が繋がっていくエコシステムを目指す


–今後の事業展開をどう考えていますか。

嶋田氏:今、宮崎に次ぐ2拠点目のコワーキングスペースの話が進んでいて、今年中には運営を始めていきたいと考えています。その後も続々と出店予定があるので今からとても楽しみです。他にも既に走り始めているATOMatchやWebアプリなど様々事業がありますので、ハード事業もソフト事業も上手く融合させて行きつつ、各地に価値を提供していきたいです。また、コワークを語る会社として、私たち自身が日本で1番コワークを体現している企業であり、場所でありたいですね。

もし、コワーキングスペース事業に興味を持つ企業様や行政の方々がいらっしゃれば、一緒にやってやらせて頂きたいと思っています。その他、既に立ち上げたけれど悩んでいたり、オフィスの一部を外部に開放したいというケースがあれば、どんどんご一緒してまいりたいと思っています。

–社会にとってどんな存在の会社でありたいと考えていますか。

嶋田氏:Facebookがある種インフラ化したように、「コワークといったらATOMica」という立ち位置になっていきたいですね。様々な事業者が繋がっていくエコシステムを作っていけたら良いなと思います。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

嶋田氏:コワーキングスペース事業に興味のある人がいたら、ぜひ一緒にやりましょう。地方活性に関心を持ち、ビジネスを通じて地方を盛り上げたいと思っている事業者様がいれば、ぜひ一緒に地方を回りましょう。

執筆=増田
校正=米山

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