合同会社ミライエン

齋藤正樹

飲食店経営、人材採用、地域貢献からつながりを産む

人をつなぐ居場所を創りたい
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今回のインタビューは、飲食店Wecookの経営や人材採用支援、地方活性化事業を手掛ける合同会社ミライエンの齋藤氏にお話を伺います。学生の頃から、人をつなぐ居場所創りが好きだったと言う斎藤氏。社会人で挫折を経験し、紆余曲折ありながらもたどり着いた今の事業に対する想いについて語っていただきました。

合同会社ミライエン 代表 齋藤 正樹氏のONLYSTORY

人と繋がる飲食店Wecook


―合同会社ミライエンの事業内容をお聞かせください。

齋藤氏:弊社は飲食店Wecookの経営や人材採用に関するサポート、福島を中心とした地方活性化の3つの事業を展開しています。

飲食店経営に関して言いますと、自ら店舗の経営をしながら、飲食店の開業サポートも行なっているんですね。物件探しからメニュー開発、資金調達といった飲食店を始めるにあたり、必要なことすべてのサポートを行なっております。

また、人材採用に関しては、企業に向けた採用支援や人事代行というようなさまざまなサポートを行なっています。そのほかにも求職者に向けて、就職や転職などのキャリアカウンセリングを行なっています。

―3つ目の事業として福島県を中心とした地方活性化とおっしゃっていましたが、こちらは東日本大震災と絡んだ事業なのでしょうか。

齋藤氏:そうですね、私が福島出身なのこともあり、福島のいいもの、いいことを東京で広げる活動をしています。

私はつながりを重要視しているので、小さなコミュニティから福島を知ってもらいたいと考えているんですね。そのため、福島のことを知ってもらう方法としても、東北復興支援マルシェを主催したり、福島の酒蔵さんを招いて日本酒体験のイベントを行うなど、規模が大きすぎないイベントを中心に行なっています。

実は福島の食べ物は、他の県では行なっていない精密検査をしていますので、むしろ今日本で一番安全が保証されているのです。まだまだ、福島の風評被害は残っていますが、復興というゼロをイチにするだけでなく、プラスアルファの意味を与えられる取り組みをしていき、事態改善に貢献していきたいですね。

―他社との違いや御社ならでは強みなどはありますか。

齋藤氏:Wecookが月に少なくても25~35件ほどセミナーやイベント、交流会などをしており、本当に多くの方が集まる場なんですね。そこには、就職や転職のタイミングの人もいれば、開業を考えている人など様々な人が集まりますので、それぞれの要望に対し、その場でアドバイスや支援を行っています。

また、その場に来られていない方を紹介してくださることや、おつなぎいただくことも多く、こういったつながりが得られる場は他にはないと考えていますね。

挫折から気づいた人との関係


―起業に至るまでのキャリアを教えていただけますか。

斎藤氏:学生時代は学生団体を4つ起ち上げるなど、昔から人と人をつなぐ場を創ることが好きで、それを生業にしていきたいとずっと思っていたんですね。

大学卒業後は不動産の情報サイトを運営する会社に就職をしましたが、ネットでは人とのつながりが実感できなかったのです。そのため、次に顔を見ながら人をつなぐ仕事がしたいと思い、保険の営業をはじめました。

もちろん、保険のイメージをよく思っていない人もいますので、入ってくれる友人もいれば、入ってくれない友人もいる。実際に保険の営業と知って連絡が取れなくなる人もいました。

気がつけば、人をつなげたいのに、現実は自分がやりたいこととは真逆になっていたんです。

それまで友人だと思っていた人たちと、どう付き合っていけばいいのか分からず、人と会うのが怖くなっていき、鬱になって仕事を辞めて、半年ほど働けなくなりました。その後、東日本大震災をきっかけに鬱は治ったのですが。

―震災で鬱が治ったのですか。

斎藤氏:はい。いろいろ要因はありましたが、鬱が治ったのは震災の時でした。地元の福島の人たちがたくさん亡くなっていく中で、自分が生きているのには何か意味があると思えるようになったのです。同時に、このままではいけないと思うようになりました。

その後は、紆余曲折ありましたが、人がつながる居場所をと考えた時に、飲食店をツールに場を創ることが自分の中ではしっくりくると感じたんですね。そして、Wecookを開業しました。

―なるほど。人をつなぎたいという思いを変わらずに持ち続けていらっしゃいますが、その想いが生まれたきっかけはありますか。

斎藤氏:貫いているようにお話しましたが、実は鬱で会社を辞めた時に、誰にも連絡が取れず、人脈もなくなり、ゼロから人とのつながりについて考え直したのです。

昔から、人が好きだったのに、誰にも会いたくない。もしかすると今までの人づきあいが間違っていたのかもしれないと。そこで、気がついたのは、人は役割の中で生きているということでした。

たとえば、学生時代にどんなに仲の良い親友でも、大人になって連絡をとらないことってありますよね。それはただ、今の状況でお互いに必要とする役割がないだけ。だからこそ、私は、お互いに必要なものを求める人たちがつながる居場所やコミュニティを創りたいと、そう強く思ったのです。

つながりを生み出す居場所を広げる


―いろいろな方の役割を発見する場、出会う場として、Wecookがあるのですね。そんなWecookの経営にあたり、今後の目標について教えていただけますか。

斎藤氏:今年中にWecookに関わる方を1万人以上にしていきたいですね。1つのコミュニティが持つ影響力としては、1万人というのが基準になると考えているからです。

また、5年後までには、人がつながる場、表現できるWecookのような場をあと1つ、2つは展開したいですね。

―ありがとうございます。最後に読者の方に向けてメッセージをお願いします。

斎藤氏:私は歌手や画家といったアーティストだけでなく、ビジネスマンも自分の中のしたいことを具現化する表現者だと思っています。そして私はそんな表現者が集まる場を創りたいんです。

なので就職や転職、起業はもちろん、幅広い分野のコミュニティや人脈、つながりを持ちたい方は、お気軽にお声をかけていただければ嬉しく思います。


執筆=山田
校正=笠原

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