株式会社パレット

三宅 治樹

BPO×障がい者雇用で企業の業務改善を支援

定着率93%超を誇る手厚いサポートが特徴
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今回のインタビューは、茨城県水戸市にサテライトオフィスを設立し、テレワークでの障がい者雇用をサポートする株式会社パレットの有田氏にお話を伺います。

就労機会の少ない地方でも「働きたい」と思っている障がいをお持ちの方が、当たり前に働けるような環境を作りたいと語る有田氏に事業に込める想いを語っていただきました。

株式会社パレット 社長 有田 竜徳氏のONLY STORY

現地福祉法人と連携した母集団形成が強み


-株式会社パレットの事業内容をお聞かせください。

有田氏:パレットは、就労機会が少ない郊外エリアにサテライトオフィスを開設し、障がいをお持ちの方の就労をサポートすることで、地方における雇用創出と企業の障がい者雇用の2つを支援する活動を行っています。

2019年11月よりCRGホールディングスグループの事業会社としてスタートし、現在は茨城県水戸市を拠点にサテライトオフィスを展開しています。

-御社サービスの特徴を教えてください。

有田氏:2つあります。1つが紹介できる人材の業務クオリティが高い点です。弊社は茨城で障がい者雇用を促進する現地の福祉法人(A型継続支援事業所)と業務提携を結んでいますので、就労支援事業所で経験を積んだスキルのある障がい者の方たちを募り、企業にご紹介できます。

もう1つが障がい者雇用において必要な作業を丸っと代行できる点です。通常、自社内で障がいをお持ちの方を採用をするとなると、母集団形成から業務のディレクションなどの工数がかかりますが、このサービスではそれらの手間を省くことが可能です。

-ありがとうございます。

今、企業側のメリットを教えていただきましたが、一方で障がいをお持ちの方に対してはどのようなサポートをされているのでしょうか。

有田氏:大きく4つあります。

1つ目が、快適な職場環境の提供です。弊社は精神障害を対象として障害をお持ちの方のサポートをしているのですが、彼らにとって最もネックとなるのが通勤なんです。加えて、郊外は企業数が少ないため障害をお持ちの方を雇用できる企業の数も少ないのが現状です。そこで都心まで通うのが困難な方のために郊外の主要な駅から徒歩圏内にオフィスを設置しています。

また安心して快適に働けるよう、コミュニケーションスペースを設けて障がいをお持ちの方同士交流が図れるようになっています。

2つ目が、キャリア形成支援です。障がい者一人ひとりの成長に応じてステップアップができるようスキルアップ研修を実施しています。

3つ目が、業務の提案・支援です。障がい者の方たちが業務を進めやすくするためにアドバイスを行います。また障がいの特性上、担当業務が企業にない場合は弊社より業務を提供し、トレーニングから支援しています。

4つ目が、定着支援です。障がい者の就労を支援する現地の福祉法人と連携し、常駐するプロフェッショナルな支援員やカウンセラーがフォローアップとケアを行っています。

障がい者雇用に悩む企業をサポートしたい


-パレットを立ち上げられた理由を教えてください。

有田氏:私は平成18年に、パレットの母体であるCRGホールディングス内のコールセンター派遣会社・株式会社キャスティングロードに入社しました。そこで働く中で、コールセンターを運営する多くの企業さまから、障がい者雇用について何度も相談を受けてきました。

というのも民間企業では法定雇用率(2021年3月1日より従業員43.5人以上雇用で法定雇用率2.3%)をクリアした障がい者雇用を行う必要があるからです。

本来であれば大手企業のように自社で障がいをお持ちの方が携わる特定子会社を設立するのが理想ですが、障がいに応じた適切な業務の切り分けや就労サポートを行うことは容易ではありません。そうであれば人材会社である私たちが「障がい者雇用に特化した会社を作り、企業の課題を解決していきたい」という想いから、株式会社パレットをスタートさせました。


そのため現在、私はキャスティングロードと兼任で、パレットの代表を務めています。

-サテライトオフィスの設立場所に茨城県を選ばれた理由はありますか。

有田氏:CRGホールディングスでは地方創生や地方貢献に関わる事業をしていきたいという考えがあります。その第一フェーズとして、前身である株式会社ジリオンキャリアリンクを起業した茨城県の地を選び、水戸にサテライトオフィスを作りました。

先程の話とも被りますが、茨城県は都心と比べて企業が少ないため、障がいをお持ちの方が働きたくても就労の機会が少ないエリアなんですね。そこにサテライトオフィスを開設し、就労のサポートをすることは、地方における雇用創出と障がい者雇用における企業の課題解決ができ、双方にとって大きなメリットになるのではと考えました。

2月から就労移行支援事業スタート


-今後のビジョンを教えてください。

有田氏:現在サテライトオフィスは茨城県水戸市に1店舗だけですが、今後は全国の郊外エリアに事業を拡大していきたいと思います。

そのためにも、現在は現地の福祉法人やハローワークから人材をご紹介していただいているのですが、これからは弊社でも障がいをお持ちの方が一般企業へ就職をできるよう支援をしていきたいと考えています。その第一歩として、この2月に水戸で就労移行支援事業を新たに立ち上げる予定です。

-今後は障がい者向けの就労移行支援にも力を入れていかれるのですね。

有田氏:はい、その通りです。

「働きたい」という希望のある障がいをお持ちの方が、地方においても働く機会を得られるように、簡単なマナー研修からIT研修までさせていただき、スキルのある優秀な人材を企業に紹介させていただきたいと考えています。

-ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

有田氏:CRGホールディングスは7つのグループ企業を巻き込んだビジネス展開をしており、BPO案件のご依頼も多く、知見もあります。障がい者雇用において「自社の障がい者雇用の取り組みがベストかわからない」「自社の業務を切り出すのがむずかしい」とお悩みの企業さまは、ぜひ私たちにご相談ください。

執筆=山田
校正=笠原

株式会社パレットの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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