株式会社自分LP 

岩井文子

1ページでストーリーを伝える自己紹介サイト

不要な情報を省いて即座に貴方をアピール
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ストーリー性のあるプロフィルを1ページで表示、印象に残る自己紹介ツール「noteme(ノトミ)」を展開する株式会社自分LP。今回は、代表取締役の岩井氏に、noteme誕生の経緯や名刺代わりを目指す意味などをお聞きしました。

株式会社自分LP 代表取締役 岩井 文子氏のONLY STORY

ストーリー性のあるプロフィルを1ページで紹介

–株式会社自分LPのサービス内容をお伺いします。
岩井氏:notemeという自己紹介をするWebページを提供しています。notemeとは、ノートとミーの合成語で、「自分を記す」という意味を由来としています。
–notemeはどういう人が、どういう場面で使うものでしょうか。
岩井氏:notemeに想いが至ったきっかけからお話したほうがわかりやすいと思います。私は会社を設立する前、手に職をつけて何か自分でサービスを始めたい、という主婦や子供を持つ女性の個人事業主を対象にホームページを制作していました。

みなさん、自分の時間を工夫し、たいへんな熱意でエステやネイルサロンを開くのを見て、ぜひとも応援したいと思いました。
しかし、主婦や母親は忙しくて、せっかくHPを作っても、その後の運用やメンテナンスにまで手が回らず、そのままにされているのがほとんどです。お金を使って制作したのに、もったいないと思っていました。

本来の目的は、HPを通して仕事を知ってもらい、お客さまになってもらうことのはずですが、私が作った50件のHPのうち、活用されていたのは10件に届いていませんでした。
その「もったいない」という想いをきっかけとして、メンテナンスが不要な1枚だけのページに、その仕事を始める動機、人となりや魅力を収め、その人の持つストーリー性を伝えられたらとの考えて着手したのがnotemeです。
たとえばネイルサロンであれば、もうサービス内容はみなさんご存知で、その人がなぜネイリストになったのか、子育てしながらどうやってサロンを運営する時間を作っているのか、というようなストーリー性を持つ話は印象に残ります。それで興味を持ってもらえれば、少しくらい遠くでもお客さまになってもらえます。
–想いを1画面だけで伝えられるのは強みだと思いますが、HPとの違いをもう少しお聞かせください。
岩井氏:HPに限らず、Facebookもブログも情報量が多すぎて、読みたい情報やページをなかなか見つけられません。Facebookの自己紹介にしても、ちゃんと書いている人はあまりいません。
1ページならば、お茶会とかランチ会でパッと見せるだけで、話が盛り上がりますから、とにかく見やすく、手軽にわかることを意識して作りました。さっきのお茶会で見た1ページが気になれば、帰りの電車の待ち時間でさらっと読むことができます。

それにHPやFacebookのリンクがあれば、人となりを知った後ではより興味深く読むことができますね。
–事業をやる上で大切にしていることは何でしょうか。
岩井氏:notemeのキャッチコピーにも使っている言葉ですが、私は人と人の縁で人生が変わると思っており、縁というものを大切にしています。

「noteme」にしても、HP制作の依頼をしてくれた女性たちとの縁があったからこそ生まれ、私自身、会社を持つとは思ってもみないことで、WebやITの世界にいることも同様です。本当に人の縁、出会いで全てが変わっていきます。notemeを利用して、人生を変えていってほしいと思っています。

HP制作が知れ渡り、相次ぐ依頼も起業のきっかけ

–起業前の経歴をお伺いします。
岩井氏:大学卒業後、私は家電メーカーのIT・システム部門で働いていましたが、結婚し、出産の産休育休後、6か月で職場復帰しました。

3歳時まで働きましたが、子どもが病気がちで1か月入院することもあって、周囲にも迷惑をかけるし、10年前は1か月休みたいなんて言い出せる空気はありませんでした。

それに都内での異動もある総合職だったので、主人より早い時間に家を出ることもあって、やはり女性が子どもを産んでバリバリ働くのは難しいと痛感して会社を辞めることになりました。
その後の1年は子育てするふつうの主婦でしたが、何かやりたいと思い始め、それと同時に働かないと保育園から出ないといけない事情も重なり、再び働くことにしました。

国は正社員に戻れなんて言いますが、女性が正社員で働ける環境が整っているとは言い難く、実際は難しいので、手に職を持って自分で仕事をしようという女性もたくさんいます。家族を大切にし、子育てもしながら、自分の時間の中でお金を稼ぎたいと思っているんです。
–岩井さんはどういった仕事を始めたのでしょう。
岩井氏:産休育休の間に、ITの世界の技術革新はどんどん進んでいて、もうITに戻る気はなく、ハンドメイドでアクセサリーを作っていました。

それをネット販売するつもりでショップを開いてHPを作ったところ、周りの主婦の人たちからもHP制作を頼まれるようになりました。そのうちにこれが口コミで広がって、手間賃としていくらかをもらったことも起業に至るきっかけのひとつです。
ただHPの形は1ページのnotemeとして生まれ変わり、こうして起業した自分がいる今日を自身、不思議な思いで見ていますね。

notemeのQRコードが人をつなげて未来を作る

–長期的な展望をお聞かせください。
岩井氏:notemeをアプリにするか、Webサービスにするかで迷っていますが、いずれにせよ名刺代わりくらいのポジションとして、一般にどんどん広げられたらいいなと思っています。
それに今「あなたのnotemeちょうだい」みたいな言い回しで広がりつつもあるので、簡単なことではありませんが、自己紹介ツールとして世の中に知れ渡ることが望みですね。
–短期的な目標は何でしょう。
岩井氏:人が集まれば半数の人はnotemeを持っているというように、やはりユーザー数を何万人、何十万人と増やさなくては名刺代わりになりませんから、まずはこの1年で数万は増やしたいと思っています。
–経営者様たちにぜひ伝えたいというメッセージはありますか。
岩井氏:必須アイテムである名刺ですが、名刺を交換しても1週間後にはその相手を思い出せないことがよくあります。

名刺にnotemeのQRコードを入れておけば、その人のストーリー性豊かなプロフィルを見ることができます。それがひとつの縁となり、仕事につながることもあると思っています。会社の誰かではなく、自分を知ってもらうためにも、名刺にnotemeを入れていただけたら嬉しいです。
執筆=増田
校正=勝野

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