Onedot株式会社
鳥巣 知得
POSTED | 2018.05.18 Fri |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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累計動画再生数1億回超!子育てママ必見動画メディア
料理、育児ノウハウ。ママが求める情報がここにある。Topics
Onedot株式会社 CEO 鳥巣 知得氏のONLY STORY
中国で「今」来ている波、それは育児産業だ!
日本国内では近年、少子高齢化問題や空き家問題などの問題を耳にすることが多くなりました。そのような中で、これらの問題を逆手にとるような形でサービスを作り、問題を解決しようと試みている企業様も多く存在します。
日本では少子高齢化が進み、高齢者向けのサービスが増加している現状がある一方で、一人っ子政策が2015年に廃止された中国では今、育児市場が伸びていることを皆さんはご存知でしょうか。
そんな中、中国の育児市場をターゲットとしているOnedot株式会社を、私は経営しています。まず、私がこの会社を立ち上げることになったきっかけからお話しさせていただこうと思います。
この会社を立ち上げる以前、私は日本で知名度のあるベビー用品に関する会社で事業を担当していました。その際に、中国で新しく何かできるビジネスを考える企画を任せられたのがきっかけで、その会社の共同出資によって弊社を立ち上げることになりました。
前の会社を辞め、一つの会社を立ち上げようと思ったのには何よりもタイミングが大きかったですね。というのも、私が独立を考えている時にちょうど中国で3つの波が来ていたんです。具体的には、「中国の育児観のシフト」「ショートビデオ業界の盛り上がり」「メディア利用者の増加」です。
流れがすごく早い中国で、今のこの流れにうまく乗った3つのブームを掛け合わせたことを何かするしかないと思いました。
こうして、Onedot株式会社を立ち上げることになったのです。
お子様想いのママに寄り添い、わかりやすい動画制作を
Onedot株式会社では、そんな中国の3つの波に乗り動画メディアの運営事業を行い、「Babily」という名前の育児動画メディアを運営しています。
コンテンツの内容としては、離乳食のつくり方・育児のノウハウ・育児関連グッズの紹介など、育児にリアルに役立つ情報がメインですね。それらをスマートフォン上で見やすい動画にし、中国の主要なソーシャルメディアやブログなどで配信しています。
動画を作る上でこだわりを持っているのは、見ているユーザーの方が自分自身で作りたい!やってみたい!と思えるほど見栄えが良く、わかりやすいものにすることですね。
例えば、料理の動画では1つ1つの工程の中で疑問点が生まれて実践しにくいことが無いよう、細かいところまで丁寧に解説することを心がけています。
今までに1000本以上の動画の配信を行い、それぞれの再生回数や反響の大きさなどを分析した上でコンテンツ内容を考えているからこそ、ユーザー数は400万人を突破。
さらに、累計の再生回数は1.1億回を超えるほどの数値を出すことができていますし、その数字は現在も伸び続けています。
また、たくさんの方にコンテンツを見ていただけている理由は他に何か分析してみると、弊社のユーザーの多くが子育て中の若いママさんたちだということも大きいと思います。
彼女達はソーシャルメディアの利用頻度が高く情報をどんどん取り入れていこうという姿勢ですし、子供のために何かしよう、買ってあげようという購買意欲も高いです。つまり、積極的な方が多いんですよね。
そのような方達が多く見てくださっているからこそ、私たちのメディアへ企業さんが広告掲載をすることは彼女たちにサービスを知ってもらい、購入してもらう、いいきっかけになると思います。
このような実態が中国にあるのにも関わらず、現状をしれていない日本の企業さんは多く存在しています。日本の企業さんは良いサービスをたくさんされているのに、そもそも中国の購買意欲の高い層に知られていないことが多いという現状があり、このことを私はもったいないと感じます。
そのようなときに私たちのメディアを使うことによって予算感やブランドなどを短期間に多くの人に知ってもらい、購入してもらう。そのようなお手伝いをOnedot株式会社がすることができたら良いなとも思いますね。
今後の目標としては、短期的には中国のソーシャルメディアで一番の育児メディアになることです。
世界のママをメディアでつなげる架け橋へ!
私たちの行なっている育児メディア動画運営の他にも、育児市場がとても大きい中国においてとても規模の大きい会社さんがいくつかあります。
直近の1、2年では難しいことかもしれませんが、そのような会社さんたちと肩を並べることができる会社となるために、努力していきたいですね。そして、ゆくゆくは中国の全メディアの中でナンバーワンになりたいとも思っています。
また、私たちの考えているフィールドは中国だけではありません。アジア全体においても、現状の中国と同じように「子育て×メディア」が欠かせない存在になる時がくると予測しています。その波にうまく乗り、それぞれの地域に対して必要なコンテンツを発信していくことができたら良いですね。
その中でも、現在中心にサービスを提供している中国は人口、産業含めどんどん成長し、他の国に対して影響力のある国になりつつあると思います。だからこそ、日本のアイディアやサービスをより良い形で発信し、日本と中国の架け橋となっていくことが出来るようなメディアであれたら良いなと思いますね。