株式会社OLIVIER
関戸 亜美
POSTED | 2020.11.24 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:飲食・サービス 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoC |
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マッサージ、鍼灸より効果絶大「筋骨リンパ痩身」とは
美容も健康も手に入るサロン「Salon de Cachette」Topics
今回のインタビューは株式会社OLIVIER代表取締役の関戸亜美氏に、同社のオリジナルメソッド「筋骨リンパ痩身」の詳細や関戸氏が女性の美容・健康に寄せる想いなどをお聞きしました。
株式会社OLIVIER 社長 関戸 亜美氏のONLY STORY
【経歴】
神奈川県相模原市出身。現在、エステサロン2店舗と痩身クリームの販売をしている。開業前はエステサロン、某有名高級スパ、ホテルスパ、温浴施設、マシン販売、美容派遣業の勤務をへて独立。2社のコンサル業務から始まり、お客様・従業員・会社の三法良しを実現するためにエステサロンの運営を始め今に至る。また、マナー講師の資格も取得し、セミナーや店舗コンサルも請け負っている。
マッサージに行くよりも疲れが取れるエステ
––株式会社OLIVIERの事業内容からお伺いします。
関戸氏:弊社は東京・銀座と表参道で、筋骨リンパ・痩身の施術を専門とするエステサロン「Salon de Cachette」(サロン・ド・カシェット)を運営しております。そのほかにも、痩身クリームの企画販売やセミナーやコンサルティングも行っています。
––ありがとうございます。「Salon de Cachette」での施術について伺いたいのですが、筋骨リンパ痩身の施術はどのようなものなのでしょうか。
関戸氏:最近では筋膜を解きほぐす「筋膜リリース」がメディアでよく取り上げられるようになりましたが、筋骨リンパはまだまだ聞き慣れない言葉だと思います。筋骨リンパの施術では、筋膜の下にある深層筋、リンパ、血流、脂肪、セルライトにアプローチをかける施術で、一般的なエステやマッサージよりも顕著な効果が見られる点が特徴です。
具体的には、それぞれに適したアプローチでサテライト細胞と褐色脂肪細胞を活性化させ痩せやすい体を作っていきます。特に褐色脂肪細胞に対するアプローチでは、丁寧に凝りをほぐすため、しぶとい体のコリ解消と細胞の活性化を同時に得ることができます。
マッサージと整体とエステが融合した様な施術ですので、一度に健康も美容も手に入れられるんです。
––お客さまはやはり女性が多いのでしょうか。
関戸氏:そうですね、ご夫婦や男性おひとりでの利用もありますが、やはり9割以上は女性のお客さまになります。ボディに関しては痩せたい、凝りもほぐしたいという美容と健康の両方をお望みの方が多く、お顔で言えばアンチエージング目的の方がほとんどになります。
––お客様の反応はどのようなものでしょうか。
関戸氏:美容と健康の両面をしっかりと施術するお店は数少ないので、「マッサージや鍼灸を掛け持ちして通う必要がなくなった」というお声をよくいただきます。
また、お子さんと一緒にお出かけやライブに行きたいと思っていたけれど身体がもたず諦めていたお客さまが、弊社の施術でそれが苦にならない体になったと喜んでおられました。他にもたくさんの喜びの声をいただいております。
––その他に御社の強みといったところはどこにあるでしょうか。
関戸氏:弊社は「幸せを循環させる」という理念を持っているのですが、強みはこの理念に共感するスタッフがそろっていることです。スタッフの技術はもちろんのこと、とにかくお客様のためにというブレない気持ちを全員が持っていることに尽きると思っています。採用の際にはそれに加えて素直、前向きな心をしっかりと見極めています。
「幸せの循環」「四方良し」を理想に
––続いて起業に至る経緯をお伺いします。
関戸氏:私は美容業界でずっと働いており、これまでエステサロンや温浴施設、エステ用マシン販売、エステの人材派遣、それに起業直前のコンサルティング業など、株式会社OLIVIERを起業するまでに7回ほど転職を繰り返しました。
それは私の思い描く「会社・お客さま・従業員・社会」といった三方より一つ多い「四方良し」を実現する会社に巡り合えなかったからです。もちろんよくしてくれた会社はたくさんありますが、それでも4つの内何かが足りないところが多かったので、自ら理想の会社を作ることを決意しました。まだまだ足りないことばかりですが、どんどん改善していきたいと考えています。
––もともと起業するつもりだったんでしょうか。
関戸氏:そうですね。父親が事業家だったことに影響を受け、いつからか起業願望を持つようになり、それならばと独立する道を選びました。ただ「幸せの循環」「四方良し」といった理想は持っていましたが、店舗を構えようというところまでは考えていませんでしたね。
––起業してから印象に残っているエピソードは何かありますか。
関戸氏:と言っても今回のコロナ禍で1か月半、お店の営業ができなかったことです。もっともその間、人生で初めてというくらい時間に余裕ができたので、ゆっくり自分自身と向き合えたり、クリームやドリンクなど次なる新商品の準備にも取り掛かれました。
また、日ごろ培ってきたお客さまとのコミュニケーション、それに加えて自粛期間中に始めたYouTubeなどによって、営業再開時には「待ってたよ」というお声をたくさん頂戴しました。コロナはつらい記憶になりますが、お客さまとのつながりを改めて感じられたことは、とてもうれしいことですね。
女性が活躍する場を増やすために
––今後の短期的、長期的展望をお聞かせください。
関戸氏:来年、新店舗を出す予定なんですが、2~3年後には少なくとも5店舗に増やしたいと思います。加えて、痩身クリーム・ドリンクを中心に美容・健康グッツの企画・販売も進めたいと考えています。
長期的な展望になりますが、私は女性の活躍する場をもっと増やしたいと思っているんです。そのためにも、結婚しても、出産しても仕事が続けられる環境を提供できればと考えています。また、のれん分けができるように、スタッフがどんどん独立できる教育やサポートをしていきたいです。
––どのようなきっかけで女性が活躍する場を増やしたいと考えるようになったのでしょうか。
関戸氏:たとえば私の友人には「収入が少なくて離婚ができない」「シングルマザーになってから稼げなくなった」といった女性たちがいます。また世界中には学校に行きたくても行けない、知識がないゆえに幼くして母親になって子育てするしかないという女性も多くいるんですね。
私はそうしたことを見聞きするたび、女性は生き生きとした日々を送るために自立すべきなんだと思うんです。そうした女性たちの一助になれるような企業でありたいと思っています。
––ご自身の具体的な事業展望はありますか。
関戸氏:10年後には、エステのスクールを開設していたいと思いますね。なぜかと言えば、今、コロナのせいもあって40歳以上と未経験者の応募がものすごく多くなっているんです。しかし、未経験のままでは採用の壁は高いままなので、私のスクールでノウハウを身に着けて独立してもらいたいと思っています。
現場で働けるスキルではなくて、私が目指すのは独立のできるスキルを提供するスクールで、ゆくゆくは海外でのスクール開設も視野に入れたいですね。
––最後に、読者へのメッセージをお願いします。
関戸氏:美容・健康に関するお悩み、店舗運営のお悩みがありましたら、ぜひご連絡をいただきたいと思います。弊社はエステサロン運営のほか、店舗ビジネスのセミナー・コンサルも行っていますから、必ずご期待に添えると思います。
執筆=増田
校正=笠原