株式会社Nitlon
満田聖也
POSTED | 2017.05.01 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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営業職を仕組みから変え、世の中も変える!
新しい営業職を創る、営業特化型クラウドソーシングTopics
株式会社Nitoln 社長 満田 聖也氏のONLY STORY
社会の課題に全力で取り組む経営者の姿に憧れ、起業をめざす
九州の商業高校出身で、三年間ばりばりサッカーをやっていました。
転機が訪れたのは、三年の秋。その頃はまだミーハー的な感情で、起業してみたいなと。
スティーブ・ジョブズに影響を受けて「起業はプレゼンだ!」と、小さなカフェに主婦や経営者を毎月2、30人ほど集め、プレゼン&ディスカッションのイベントを開催していました。
また、「スタートアップWEEKEND」という週末起業体験に参加し、東京の実業家からノウハウを教えてもらいました。高校生での参加はかなり珍しかったようです。
大学に進む頃には、ただプロダクトを生み出すのではなく、世の中の仕組みそのものを変えたいという思いで起業を考えるようになっていました。
キャリアを積んだ30代、40代の人の経営者が、世の中の悩みに全力でいどむ姿を見て、自分も何かそういうことをやりたいと思ったんです。
大学一年の夏に、「スタートアップWEEKEND」で知り合った会社に声をかけてもらい、インターンとして入りました。
縫製工場とセレクトショップをネットワークでつないでオリジナル服を作るというクラウドソーシングサービスの会社です。
いずれ事業をやるときには営業力が必要になると思っていたので、営業を希望しました。
営業は私だけだったので、作戦から実行まで全部自分でやり、結果を出していきました。営業チームのディレクションも行ったことがあります。
こうした仕事の中で感じたのが「営業の価値」です。
営業の仕事に感動を覚え、とても可能性がある仕事だと思ったのです。
しかし、営業というとノルマやら縦社会やら、社会的にいいイメージがありません。
そこで、営業の仕組みそのものを変えたいと思うようになりました。
当時「スタートアップ50」というビジネスディスカッションがあり、事業計画を送ったところ通りまして。そこから一気に起業へと進むことになります。
大学一年が終わった時点で休学し、事業に専念することに決めました。
何かを選択するときは、「逃げ」ではなく「攻め」を選ぶのが私のモットー。
逃げを選ぶと、たいてい後悔しますから。その後は、ひたすら仕組み作りに没頭。
一年後に法人化しました。
「売る」よりも「良いものを作る」営業をミッションに!
弊社が提供しているのは、「kakutoku」という営業に特化したクラウドソーシングサービスです。SNSの発展で個人が表に出る時代になり、働き手と会社との関係性が多様化してきました。
例えば、業務委託契約でも常勤として働いたり、コミッション・フルコミッションなど、新しい働き方が出てきています。
こうした会社と働き手との関係性をアシストするのが弊社の仕事です。
「kakutoku」では、事業会社と営業職の方のマッチングを行い、料金を含めた業務委託契約締結までをクラウド上で管理します。
現在、登録している営業職の方は約400名、登録事業会社は約160社です。
IT業界が多いですね。営業職の方に対しては、自分の得意が生かせる仕事を探し、弊社が間に立つことで不利な契約を防止するサポートなどを行います。
これは、営業職の方々を長年見続けてきた中で生まれたサービスです。
私は、「営業とは相手の課題を見つけ出し、かつ相手の知らない最適なものを提供すること」だと思っています。
単にものやサービスを売るのではなく、お客様にあったものをご提案する。
それが本来の営業だと思うんです。
たとえば、集客には困っていない飲食店には、業務効率アップをまず提案し、業務効率が上がってから集客の提案をすべきです。
こうした営業を続けていくと、売ることではなく良いものを作るということが企業のミッションになっていきます。
こうしたミッションの変革によって、良いものが社会に流れる「善の流通」が実現します。これが私たちが思い描いているビジョンです。
新しい仕組みや文化を作り、日本と世界で醸成していきたい!
今後については、明確なビジョンがあります。
それは、「働きかたを変える」ということ。
営業の仕事を根本から変えていきたいと思っています。
市場は「作る人」と「売る人」で成り立っています。
スタートアップの業界が伸びている今、「作る人」は増えているので、今後は「売る人」、ものを提案し世の中に広めいく人、つまり営業が重要になるでしょう。
その営業のあり方を変えることで、良いものをどんどん社会に広げていきたいと思っています。
まずは国内で、ゆくゆくは世界にも営業チームを作りたいですね。
短期的目標としては「営業を仕組みから変える」という思いに賛同して、真っ向からチャレンジできる人と一緒に働きたいと思っています。
自分の選択に自分で責任を持ち、明確なビジョンを持って、弊社の活動に意義を感じる人と一緒にやっていきたいですね。
少数精鋭で、プロフェッショナルな集団を常に目指していきたいと思っています。