株式会社ドゥーガブレインズ
佐々木 渉
POSTED | 2019.12.03 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:9〜10年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoC |
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スマホに最適な動画をワンストップ・低価格で提供
地方で若者がクリエイターとして活躍できる会社へTopics
今回のインタビューでは、動画制作事業を展開する株式会社ドゥーガブレインズの佐々木氏にお話を伺いました。広告として今後より求められるであろう動画の制作に取り組む同社の詳しい事業内容や将来の展望を語っていただきます。
株式会社ドゥーガブレインズ 社長 佐々木 渉氏のONLYSTORY
【経歴】
1973年福井県あわら市出身。2003年30歳の時に憧れだったテレビ番組制作会社でアルバイトからはじめ、その後、映像制作会社へ入社。テレビカメラマン、ディレクターを経験し、40歳の時に独立して個人事業をスタートさせる。3年後の2015年に株式会社ドゥーガブレインズを設立し代表取締役に就任。現在はタテ動画をはじめとするインターネット用動画やデジタルサイネージのコンテンツ制作に加え、ハードウエアの販売を行っている。
ニーズが高まる広告動画を制作
–まず株式会社ドゥーガブレインズの事業内容を教えてください。
佐々木氏:弊社は主にインターネット用の動画制作を行っている会社で、中でも5G時代に必要不可欠なスマートフォンに最適な縦長動画の制作に特化しています。
現在はYouTubeやTikTokなどの動画サイトの台頭により、老若男女かかわらずスマートフォンを使って動画を見る機会が増えたと思います。加えて5G回線のサービスがスタートすると、これまで以上にストレスなく動画の視聴ができるため、ますます動画サービスが拡充すると考えられます。
そのような世の中では、文章や写真より多くの情報を分かりやすく伝えられる動画のニーズがより高まることでしょう。しかし「とはいえ自社で動画を作るのは難しい」という企業もいらっしゃるはず。そのような企業のために私たちは動画制作サービスを提供しています。
–ありがとうございます。どのような動画制作のご依頼をいただくことが多いのでしょうか。
佐々木氏:商品やサービスなどを紹介する動画で、自社のホームページに埋め込むものが多いですね。その他にも、デジタルサイネージの中に入れるコンテンツやテレビ用コマーシャル動画、映画館での本編上映前のコマーシャル動画も制作しています。
–他社との差別化を図っている点や強みを教えてください。
佐々木氏:スマートフォンでの視聴に特化した縦長の動画を制作している点です。
スマートフォンは縦長の機器なので、これまで主流だった横長の動画を視聴すると、小さい画面になってしまいます。しかし、いわゆる広告動画はより大きく見せたほうが訴求力は上がるんです。
そこで、スマートフォンの画面の大きさに対応した動画を作ろうと思い、3年ほど前から縦長の動画に特化した制作を行っています。当時、縦長の動画は珍しく集客も難しかったのですが、その頃からいろんなアイデアを取り入れつつ質を向上させて制作を重ねてきたからこそ蓄積されたノウハウがあると思います。
また、コストパフォーマンスが高い点も強みだと考えています。企画から構成、シナリオ作成、撮影、編集、納品まで全部社内で一貫して対応できるため、マージンを省くことができ、低価格でサービスを提供することが可能です。依頼内容にもよりますが、一般的な価格の半額程度で制作を行っていますね。
さらに、一度制作した動画のさまざまな応用方法もご提案することができます。
組織化の重要性を実感した3つの経験
–起業に至った経緯について教えてください。
佐々木氏:私はもともと映像制作会社に勤務しており、カメラマンやディレクターなど様々な業務に携わっていたのですが、環境を変えたいと思うようになったんですね。そこから独立を決意しました。
3年間は1人のフリーランスとして仕事をすればいいと思っていたのですが、独立当初にインフルエンザにかかり、仕事に穴をあけてしまいそうになったんです。その時に「この体制のままでは良くない」と感じました。
そしてちょうど同じ頃に、長い付き合いである社長から「1人で仕事をしているフリーランスの方に案件を依頼するのは難しい」という話をしていただいたんです。
「1人だけのフリーランスに依頼すると、その人に案件に着手できない非常事態が起きた時にプロジェクトがすべて止まってしまう。そのリスクを考えると、どうしても依頼することができない」と。実際に自分がインフルエンザにかかったことを思い出し、その通りだと感じました。
この2つの出来事と何より自分1人でできることに限界を感じたことから、組織化をしなければならないという気持ちが高まり、自分の不得意な部分を補ってくれる仲間を集め組織化しました。その後、お客様に安心していただくためにも法人化し、今に至ります。
若者が地方で活躍できる会社を目指して
–今後の目標について教えてください。
佐々木氏:本社である福井で若いクリエーターの方々をたくさん雇用し、動画を作り続け、全国の皆様のお役に立てる企業へと成長していきたいと思います。
今は、本社を東京に置いている会社が多く、「楽しい仕事がしたい」「クリエイティブなことがしたい」と思うと、地方では実現しにくく、その結果、若者がどんどん地方を離れてしまっています。
福井で楽しくクリエイティブな仕事、大きな案件を受注することで「福井でもこんな仕事ができるんだよ」と発信できるような会社になりたいですね。
–その後の長期的な目標を教えてください。
佐々木氏:長期的な目標は、会社をホールディングス化することです。今は動画制作のみを事業としていますが、若い人たちが集まりいろいろなアイデアを出してくれるようになったら、子会社を作り、みんなが活躍できるような環境を整えていきたいと思います。
若い人たちが輝かないと日本の未来も輝きません。私たちができることは「若者が輝ける場所を整えること」だと考えていますので、その場所を会社として作っていきたいと思います。
–ありがとうございます。最後に、読者へメッセージをお願いします。
佐々木氏:「動画を作りたいけれど金額が高過ぎて手が出なかった」「動画制作を頼んでみたけれど、いまひとつのものになってしまった」「そもそもどこに頼んでいいかわからない」という企業の方は、ぜひお気軽に株式会社ドゥーガブレインズにご相談ください。お客様のご相談に応じてベストなご提案をさせていただきます。ご連絡を心よりお待ちしています。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原