株式会社レントラックス

金子 英司

量だけでなく質まで追及し3万以上のマッチング実績

ムダな費用のかからない成果報酬型のアフィリエイト
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今回のインタビューはアフィリエイト広告を中心に事業展開する株式会社レントラックス取締役会長の金子英司氏に、同社独特の成果報酬型のサービスや2度の経営危機、今後の東南アジア進出などについてお聞きしました。

株式会社レントラックス 取締役会長 金子 英司氏のONLY STORY


【経歴】

1973年12月東京都生まれ。日本大学商学部を卒業後、株式会社TKCに入社。カーポイント株式会社(現:株式会社カービュー)に入社し、カービュー時代にメディア事業本部長として培ったノウハウを元に、アフィリエイト事業をメインとした会社を2005年12月に株式会社コエル(現:株式会社レントラックス)を設立。

アフィリエイト事業をメインとし、子会社にてリスティング事業をメインとする株式会社Anythngを設立。2015年マザーズに上場。タイ、ベトナム、ドバイ、インドネシア、中国・香港、フィリピン、インド、マレーシア、バングラディシュ、モンゴルなど積極的に海外展開をおこなっている。

クライアントに寄り添った集客支援が特長


––まずは株式会社レントラックスの事業内容をお聞かせください。

金子氏:弊社はメディアを運営しているアフィリエイター様と広告を掲載したい企業様をマッチングするアフィリエイトサービスプロバイダ事業(ASP)を展開している会社です。

––どういった流れでサービスを利用できるのでしょうか。

金子氏:まず、アフィリエイター様と企業様の双方に弊社のサービスに登録してもらい、さらに企業様には集客したい商品のバナーや移動先のLPなどを登録してもらいます。一方でアフィリエイター様はその中から自分が運営するメディアに適した広告を選びます。その後メディアの来訪者が広告をクリックしてくれれば、企業様の集客につながるという流れですね。

––他社と比べて、御社のサービスの強みはどこにありますか。

金子氏: ASPでは初期費用や固定費用などかかるところがほとんどです。その中でそれらの費用ををいただかずに完全な成果報酬で運営している点が一番の強みであり特長です。

言い換えれば、企業様の広告利益が上がらなければ弊社も利益が得られませんので、自然とクライアントの集客にコミットし、結果を出せるよう奮闘します。

例えば送客数が実際にどれほど売上につながっているかに目を配ったり、集客の数だけでなく質のコントロールを心がけたり……。こうした泥臭いコンサルティングのような支援をしている点は多くのASPと異なる点だと思いますね。


そうした姿勢が評価され、起業してから15年でクライアント様の数は2000社を超え、30000以上のメディア様とのマッチング実績を誇っています。

––クライアント様からはどのようなお声をいただきますか。

金子氏:集客ができて売上までつながる点に喜んでいただくことが多いです。

例えば、弊社のクライアント様の中では金融業界が大きな割合を占めており、1社あたりの集客数は月間数千件に上ります。成果報酬でも集客の数が少なければ成り立ちませんので、このボリュームで且つ、成果報酬で運営できる点は重宝していただいていると自負しています。

実際に「レントラックスからの集客がなければ事業が成り立たない」という声もいただいており、クライアント様との二人三脚を実感している日々です。

リーマンショック、東日本大震災を乗り越え


––起業に至る経緯をお伺いします。

金子氏:大学を卒業後、新卒で株式会社TKCに入社し、その後転職した株式会社カービューではメディア事業本部長として、SEOやマーケティング、アフィリエイト、ネット広告などに携わりました。

当時は株式公開を目指しており、私自身も仲間と一致団結して目標に向かっていくその雰囲気が非常に好きでした。そこから「自分でも会社を立ち上げたい」と思うようになり、起業を決意しました。

また、メディア事業を行う中で、成果があればお金を払い、なければ払わないアフィリエイト広告がクライアント様とメディア側にとって最もフェアな形だとわかったので、アフィリエイトにて事業を立ち上げることにしました。

––起業後、特に印象に残っている出来事はありますか。

金子氏:正直、ネガティブな思い出が多いですね。2005年に起業し、事業の多角化も進み順調に推移してたんですが、2008年にリーマンショックが起きました。弊社はリーマン・ブラザーズ・ホールディングスと取引があったため、一瞬にして何億円が消え、倒産しかけたんです。

それでもどうにか持ち直して、完全にアフィリエイトにシフトしたところへ、今度は2011年の東日本大震災が起き、物流網がつぶれてしまい、売れても商品が届けられないので広告出稿も半減してしまいました。この時もつらかったですが、みんなで必死になって頑張って今日を迎えられています。

––うれしかったエピソードはありますか。

金子氏:2015年に起業からわずか10年で目標だった東証マザーズ上場を果たせたことがこの上ない喜びでした。もともと株式公開を目指して起業した背景もあったため、みんなで泣きながら喜び合ったあの瞬間は忘れることができませんね。

––金子様が会社を運営する上で大切にしていることは何でしょうか。

金子氏:弊社は「信念・責任感・謙虚さ・スピード・実行力」などの5か条と15則を定め、人としての在り方を重要視する「レントラックスイズム」の浸透に努めています。

理念に沿って経営を行うことはもちろん、それらを外部の方々に発信していくことも重視しています。

アフィからマーケ、日本から東南アジアへ


––今後の短期的な事業展望をお聞かせください。

金子氏:子会社を含め、国内外で18社ほど事業を展開しているのですが、まずは日本でアフィリエイトを運営する会社として、ポジションを確立するのが短期的な目標になります。現在、弊社はこの業界ではNO,1ではないのですが、いずれはトップに立ちたいと思います。

また、アフィリエイト広告は残念ながら怪しげな印象を持たれることが多く、その克服のために広告ポリシーを理解してもらえるメディア様だけと一緒に歩んでいけたらと考えています。そうすればアフィリエイト広告の伸びる余地がさらに生まれますからね。

––長期的にはいかがでしょうか。

金子氏:将来は東南アジアへ進出し、アフィリエイトだけでなくウェブマーケティング事業も手がけたいと考えています。この地域はまだウェブマーケティングが浸透していない上、今後の人口増加が確実なので絶好のマーケットだと思います。弊社がいち早くシェアを押さえたいですね。

––社会的にはどのような会社でありたいですか。

金子氏:弊社ではワールド・ビジネス・ジャパンのチャイルドスポンサーに社員全員が登録しています。1人あたり月額5千円なので、100人いる弊社は月間50万円ほどの寄付を続けている形になります。このように利益を得るばかりではなく、困っている人たちに利益を還元していく会社でありたいと思います。

––最後に、読者へのメッセージをお願いします。

金子氏:アフィリエイトはリスクの少ないマーケティング手法で、弊社の場合は成果が出なければ費用は一切発生しませんから、まずはお試しいただければ幸いです。

また、弊社の「レントラックスイズム」に共感された学生さんとは、ぜひ一度お会いしたいと考えています。


執筆=増田
校正=笠原

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