やまはた

人にはみんな、「賭け時」というものがあると思うんです。

私にとっての賭け時は、36歳の時でした。

バブルの時代に大学時代を過ごし、超売り手市場の中で小売業に就職して、市場調査の会社や学校法人へ転職してからも、それほどのポリシーはなかった私でしたが、Windows95が世界的に発売され、インターネットが登場した時に、「未来が！ついに来た！」と思ったんです。

昔から映画やSFの世界が好きで、オンデマンド配信に対する興味はずっと持っていましたから、これで動画が簡単に送れるんだ！と、期待に胸がふくらみましたね。

残念ながら、当時のインターネットはまだ文字ベースで、期待していたものとはほど遠くて失望したのですが、動画配信の技術というのは既にありましたから、「動画配信を実現することこそ夢だ！」と燃え上がり、同じ夢を抱く仲間たちとともに、動画配信の会社を設立したんです。

ビジネスモデルも確定しておらず、見込み客もない状況で、よく起業したものだと今は思いますが、あの頃はまだ若く、失敗したってどうにでもなると思っていました。

食べて行くために苦労もたくさんしましたが、それすらも楽しかったですね。

本当にやりたいことがようやく動き出したのですから。

ストリーミング・ジャパンは、インターネットの動画配信・動画販売サービスのシステム開発・運用を行っている会社です。

ストリーミング配信する動画配信システム「むーびーしょっぱー」、Androidスマートフォンへ動画をダウンロード販売する「ろぼだんす」という２つの自社開発システムを通して、動画を販売したい方や、動画を使って稼ぎたいという方々のお手伝いをさせていただいています。

パートナービジネスモデルですから、システムは全て無料でお使い頂けますし、クライアント様だけの独自ドメイン、オリジナルサイトの製作から、動画の登録、配信など、全てを無料でさせていただいています。

コンテンツホルダーさんは、コンテンツをご用意いただくだけ。

ノーリスクで収益をあげられるのです。

今は、無料動画配信サイトに無料動画が溢れてしまっていますが、その動画にどれだけの価値を見出せているでしょうか。

弊社が有料での配信を採用しているのは、コンテンツホルダーさんにも、観る方にも、コンテンツに対する価値をきちんと感じてほしいからなんです。

たとえば、コンサルティングの先生が、経験と知恵の詰まった独自のノウハウを無料で配信したら、価値なんてなくなってしまいますよね。

かといってDVD化しようとすると小ロットになってしまい、下手すると在庫リスクも発生する。

有料配信にすれば、そういった問題はクリアできますし、スマホなどで移動中に手軽に観る事ができますから、コンテンツを購入したいという層も必ず出てきます。

100人の購買があれば十分成り立つ商売もあるわけで、無料動画配信サイトで、一円にもならない再生を何万回も繰り返すより、100人に買って頂いて、きちんと収益になる方が価値がある。

そうした想いで、有料であることを重要視しています。

今後もこの２つのサービスを強化して行きたいと思いますね。