株式会社エクストリーム

佐藤 昌平

多彩な職種のスペシャリストが連携して課題を解決

ソリューション、受託開発、コンテンツの3事業を展開
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今回のインタビューは、株式会社エクストリーム代表取締役社長CEOの佐藤昌平氏に、創業9年で上場を果たすことができた同社の事業や今後の展望についてお聞きしました。

株式会社エクストリーム 社長 佐藤 昌平氏のONLY STORY

圧倒的な優位性を持つクリエイティブスキル


––まず、株式会社エクストリームの事業内容からお伺いします。

佐藤氏:エクストリームは優秀なIT人材が数多く在籍する「デジタルクリエイタープロダクション」です。弊社にはエンジニア・クリエイターなどの「デジタルクリエイター」とプロダクトの営業・管理を行う「アカウントマネージャー」がおり、2者がチームとなりクライアントの課題解決に貢献しています。

––どのような手法で課題解決に貢献しているのでしょうか。

佐藤氏:弊社が展開するソリューション、受託開発、コンテンツプロパティの3つの事業です。

1つ目のソリューション事業では、弊社のIT人材がクライアントの現場にあるプロジェクトに参画し、高品質なソリューションを提供しています。参画するプロジェクトはゲームソフトや遊技機などのエンタメ系、それ以外の非エンタメ系が半々くらいになります。

2つ目の受託開発事業では、クライアントのニーズにお応えするプロダクトを社内で開発してお届けしています。こちらは9割が非エンタメ系になり、ベトナムの子会社も当事業に所属します。

3つ目のコンテンツプロパティ事業では、現在はゲームタイトルをメインに個人のユーザーに販売するBtoCの事業です。

––御社事業の強みはどういったところにありますか。

佐藤氏:弊社はエンタメ系事業で立ち上げた経緯もあって、他社にはないクリエイティブなスキルを非常に高く有しているのが強みです。たとえばUI/UXの設計には圧倒的な優位性を持っていると自負しています。

また、エクストリームでは社員教育にとても力を入れています。最新のパソコンやソフトウェアが使える研修ルームや技術交流施設があるので、そこに社内外の講師を招いてスキルアップの機会を作っています。

––そのように技術向上の環境が整えているからこそ高いクリエイティブのスキルがあるということですね。

佐藤氏:そうですね。そのような取り組みの甲斐もあり、創業以来9年で上場することができました。エンタメ系のIT人材の社員がお客様の現場に常駐するサービスで上場した会社はエクストリームが初めてでしたので、弊社の事業が社会に認められた1つの例だと感じています。

また、コンテンツプロパティ事業では、2年前、弊社のIPである『ラングリッサー』のスマートフォンゲームアプリ『ラングリッサーモバイル』が、登録者数が数千万人を突破するヒットタイトルとなりました。セールスランキングでは日本、中国で2位、韓国と台湾では1位となり、特に東アジアでは今でも非常に高い人気があります。

消えかけた夢を取り戻してくれた社長の言葉


––佐藤様が起業された経営についてお伺いします。もともと起業志向を持っていたのでしょうか。

佐藤氏:そうですね。大阪から上京したのも「東京で音楽で一発当てよう」という夢があったからで、もともと野心家なんだと思います。

上京後、音楽業界で色々と揉まれるのですが、なかなか軌道にのらず、自らが作った楽曲を収録したカセットテープと履歴書をもって、ゲームソフトの楽曲を作るということでコンピューター業界に入りました。
でも、サラリーマンになったことで、野心も消えかけていきました。

しかし、ある日、社長と話した際に店頭公開(IPO)へ夢を熱く語る社長の姿に「夢は叶えるものなんだ」と、自分が東京に来た理由を思い出しました。そこから、自分が起業することに対しての夢が芽生えました。今日の私は、あの時の社長の夢と言葉のおかげとも言えます。今ではその会社は日本のリーディングカンパニーとなっています。

––起業以来、特に印象に残っていることは何でしょうか。

佐藤氏:お金がなかったことに尽きますね。起業時はわずか4人、オフィスはワンルームマンションの1室でした。机や椅子など備品を中古で買いそろえた後、ホワイトボードに起業を知らせる人たちの名前と自分たちのやりたいこと、そして今できることを書き出したのが最初の仕事でした。

とにかくお金がないというのは大変なことで、今思い返すとその頃どうやって生きてきたのかよく覚えていません。(笑)

withコロナの雇用スタイルの変化に適応


––今後の展望についてお尋ねします。

佐藤氏:現在、日本に限らず世界中が新型コロナウイルスの影響によって転換期を迎えつつありますので、その変化に適応することが第一だと考えています。

これからどう変化するのかはまだ不透明ですが、今後数年で言えば、弊社にとってはチャンスだと考えています。

と言うのも、今後は雇用スタイルが変わってくると思うんですね。新型コロナウイルスが収束しても、普及したテレワークは一部にせよ残るはず。ただテレワークで行うプロジェクトの推進には遅延やクオリティ低下を招かない、という課題が出てきます。解決策のひとつとして、信頼できるプロを頼る企業が増えると考えられます。特にクリエイティブやソフト開発の分野では、それらをどう担保するかを考えた場合、企業でその部分を担保している、弊社のサービスへのニーズも高まるのではないでしょうか。

また、携帯電話を例にすると、最初は小さいことが追求される時代もありましたが、今や見やすい大きな画面がトレンドになり、使いやすいインターフェイスが重要になっています。所謂、ハードウェアからソフトウェアに重要性のパラダイムシフトが起こったわけです。そのような時代では、視認されるデザインとソフトウェアを両立して考える弊社の強みがより発揮されると思うので、得意な領域でクライアントの課題解決に努めていきたいです。

––最後に、読者へのメッセージをお願いします。

佐藤氏:弊社は世界中で1、2位にランクされた人気コンテンツを保有する、高いクリエイティブスキルを持つプロ集団ですので、クリエイティブでお困りの方はぜひご相談ください。また、同業の方であっても、お互いに手を組み、知恵を出し合うことで、新たな展望が開けるかもしれません。ぜひ声をかけていただきたいと思います。


執筆=増田
校正=笠原

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