森田 正樹

家電量販店や化粧品売り場で、商品を実際に使用してプロモーションを行っている人を誰もが一度は見たことがあるはずだ。彼らは実演販売士と呼ばれ、その道のプロフェッショナルとして商品の販売を行っている。そんなプロの実演販売士を派遣している企業が、株式会社ヒューマンスカイである。

ヒューマンスカイのメンバーが他企業の実演販売士たちと異なる点は、そのメソッドにある。演劇の技術を元にして開発された「ドラマテクノロジー7つの表現箱」は大手企業の営業研修でも採用される非常に優れたメソッドだ。

これは演劇で培われる伝達表現力、つまり「人に伝える力」をベースにして代表の森田正樹社長が独自に研究・開発を重ねて作られたものである。ヒューマンスカイのメンバーはこのメソッドによって圧倒的な営業力を身につけて、商品販売の現場で日々活躍している。

一方で森田社長はこのようにも語る。

「大切なのは結果を出すためのスキルより、お客様を満足させられる『働き方』にあります。スキルなんて経験を積めば自然に身に付きます。でも仕事に対する意識は中々身に付かないんです。だからこそ新卒の入社後3年間の働き方は何よりも大事にしています。」

このようにスキルとマインドどちらか一方に偏ること無く、仕事に必要なことを総合的に学ぶことができるのがヒューマンスカイならではの魅力だ。

ヒューマンスカイの特徴は入社後１年間の研修である。

「新卒にはまず現場に出てもらい、そこでこの会社で働くための意識を身につけてもらいます。そこで自分自身のキャラクターを１年間かけて作り上げさせます。

そこで成果をあげた人にはキャリアパスという、好きな事業部に行ける権利を渡すのです。正確には全ての場合で好きな事業部に所属できる訳ではありませんが、挑戦できる環境を提供しています。」

このようにしてキャリアパスを手に入れた社員は実演販売士の管理、派遣を行うセールスプロダクション事業部、主に企業研修を行うコンサルティング部、俳優のマネジメントを行うエンターテイメント部等に行くことができる。

ヒューマンスカイではこのようにして確実に一歩ずつ経験を積ませることで、社員、一人、一人の成長を本当に大切にしている。

御子神 翔吾さん

１年目

「この会社では自分の頑張り次第で、いくらでも評価と給料が上がります。評価軸が明確だからこそ、仕事に対するやりがいも感じやすいんです。入社後の社員研修では企業理念やビジョンが一方的に伝えられるだけではなく、自分たち自身が持っているビジョンも一緒に共有しました。

そこで、この企業で自分がやるべきことも明確になりましたし、自分の今後の人生を見直すとても良い機会になりました。

実際の業務では実演販売士として現場で働く経験が印象的です。現場では基本的に一人で働く必要があるので、自分で考えて、自分で行動しなければなりません。

だからこそ発想力や自己管理能力がそこでは求められます。そのように常に考えて仕事をする必要があるという点では、厳しい環境かもしれませんが、その分やりがいも大きくなります。

また現場ではお客様から生の声で「次もよろしくお願いします」や「お兄さんがススメてくれるんだから買いますよ」と直接言ってもらえるので、自分という一人の人間が評価されているんだと実感できて、それが仕事に対するモチベーションにも繋がります。」