株式会社日本システム管理
高岡 裕
POSTED | 2018.04.04 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:建築・不動産 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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管理一筋30年の歴史×先端技術が生み出す不動産管理
“五方良し”の理念を貫き、生活総合支援企業を目指すTopics
株式会社日本システム管理 社長 高岡 裕氏のONLY STORY
人との縁が紡いできた老舗管理会社の歴史
今となっては、多くの方が部屋を借りて生活をするようになりましたね。みなさんが部屋を借りて住んでいるということは、その部屋を管理している大家さんがいらっしゃるということ。
私は現在、株式会社日本システム管理を父から受け継ぎ、賃貸不動産経営をされているオーナーさんの業務を代行して行っています。まずは、30年前に当時父が創業した時の背景と、私が会社を引き継ぐことになった経緯からお話したいと思います。
創業者である父は、はじめは普通のサラリーマンとして建設会社に勤めていた堅実な人でした。父は、そこで入居者管理のノウハウをマスターします。
その後、ヘッドハンティングされた会社でそのノウハウを活かしながら働き、その会社を離れた後に株式会社日本システム管理を立ち上げました。
30年ほど前の不動産賃貸業界は、家賃集金はもちろん入居者さんのクレームも全部大家さんが請け負っていたんです。直接やりとりをしていた分、お互い言いたいことを言えないような部分もあるような状況だった。そのような状況を変えた弊社のビジネスモデルは、当時はすごく新しいことだったんですよ。このような時代の先をゆく事業でも父が成功できたのは、色々な方々の応援のおかげでした。
父が事業を育んできて、3年前に私は社長に就任します。
兄がいたので、実は私が社長になるとは思っていなかったんですよね。
実際、私は大学卒業後も自由にやらせてもらっていて、不動産業界とは全く異なる魚屋で勤務をしていたこともありましたから。
そんな私が、最初に不動産業界に入ったのは、結婚を考えるようになってからです。
最初は不動産業界の株式会社日本システム管理とは別の会社にいたのですが、辞めるタイミングで弊社の新店舗をオープンする手伝いを頼まれたんです。この時タイミングが合ったのもご縁だなと思い、入社を決意します。
そこから、営業、総務、管理部署など一通りやったのちに、父から事業継承の提案をもらい、社長に就任しました。
それからは、仕事の大変さを感じながらも、父と私たち家族を支えてくださっていた従業員やお客様への感謝の気持ちを新たに持ち、経営をしてきましたよ。
入居者、オーナー、関わる人全てに幸せになってもらいたい。
株式会社日本システム管理は、賃貸不動産経営をされているオーナーさんの代行業務を事業としています。この後弊社のいくつかの事業内容をお話しするんですが、その根幹にはいつも「オーナー様に幸せになっていただくために、どうすればいいか。」を考え続けているんですよ。
まず、具体的な事業は主に3つあります。
1つ目は、賃貸アパート・マンションにお住まいの入居者管理。入居者を募集するところからお手伝いしています。
成約になった後は、お家賃の集金、滞納の催促、日常における騒音トラブルやライフラインの不調の解消など、入居者の方々のお困りごとを解消し、快適な毎日を過ごすお手伝いをさせていただいています。
2つ目は、オーナーさんが所有されている建物の管理。オーナーさんが入居者募集をされている建物の状態を維持すべく、水漏れがしないように工事を行ったり、外壁のヒビを直したりしています。
何よりも入居者の方々が住み続けたいと思ってくださるような住居環境の整備を意識しているのです。
そして3つ目が、オーナーさんの資産管理です。相続対策をはじめ、オーナーさんの資産運用における最適化のお手伝いをさせていただいています。建物の経営がうまく回るためのお手伝いを幅広く行っているイメージですね。
このような事業を営んでいて感じる株式会社日本システム管理の強みは、やはり何と言っても “30年間” に渡って管理一筋で事業を展開してきたこと。そして、一都三県に3500の管理戸数があることも意味している信用の高さです。
ただ、この変化の激しい時代にあっては、元からあるものや今持っているものを守っていくだけでは経営を続けていくことはできませんよね。そこで、私たちは革新性といった点を意識して、VR内見、鍵をなくしても家に入れる仕組み、AIを導入するなど新しいことにチャレンジしています。
長きにわたって続けてきた繋がりや信頼を生かしつつ、新しいことに挑戦し続けていく。長いお付き合いをいただいている方々を大切にする一方で、新しい出会いや学びも吸収していく。こうした掛け合わせは、間違いなく30年の歴史を刻んできた私たちだからできる最大の強みですよね。
総合的に豊かな暮らしを支える生活総合支援企業へ
株式会社日本システム管理は、これから「一事業部一社制」を目指していきます。
将来的にはグループ会社を10社設立し、1社10億、グループで売り上げを100億円にしたいですね。そして、ゆくゆくは不動産業はもちろん、総合的に暮らしを包括的にサポートする生活総合支援企業を目指していきたいんです。
そのような過程の中では、入居者の方に幸せになってもらいたいですし、私たちが管理している住居に住んでいて良かったと思ってほしい。そのような会社になるために、「社員良し、入居者良し、オーナー良し、地域良し、会社良し」の “五方良し” という経営理念を掲げています。
この理念においては、まず第一に優先にしているのは、社員の満足度を高める事。社員がイキイキと働ける事で、入居者さんに良いサービスがご提供出来る。そうすると、入居者の方が喜んでくれる。その結果、長く住み続けてくださればオーナーさんが喜んでくださる。
ここまでで、社員良し、入居者良し、オーナー良しになっていることがお分かりいただけますか?
さらに、オーナーが喜び、豊かになると、建物の美観などにお金を使う事が出来る。そうすると、その建物がある地域の方々も喜んで頂けるから地域良し。最終的に、評判が上がる事で会社良しになる。会社が良くなれば社員に還元出来るから、最初に戻って社員良しになる。この順番で回っていくと、このスパイラルが1周するたびに僕らの会社のステージが1ステップ上がるんです。
そのようにして会社としてステージアップしていくことができれば、シングルマザーの方や高齢者の方が適材適所で働ける機会を創出し、その方々が暮らしていける場を提供することもしていきたいと思っていますね。
株式会社日本システム管理は、これまで刻んできた30年という歴史を大切にしながらも、時代に合わせた変化や進化も続けていきます。そして、ゆくゆくは関わってくださった全員に幸せになっていただけるような生活総合支援企業を目指します。