ウィル・スキル・アソシエイト株式会社
竹内 慎也
POSTED | 2019.05.03 Fri |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:飲食・サービス 創立:11〜14年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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中小企業向けの人材育成サービス・コンサルティング
日本を支える中小企業の生産性を高めていきたいTopics
今回のインタビューは、中小企業向けの人材育成サービスを営む、株式会社ウィル・スキル・アソシエイト株式会社の竹内氏にお話を伺います。近年の中小企業が抱えている課題や、人事や労務管理の重要性などについて語っていただきました。
ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 竹内 慎也氏のONLY STORY
中小企業向けの人材育成サービス
–まずはウィル・スキル・アソシエイト株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。
竹内氏:弊社は人材育成事業を行なっている会社です。具体的には中小企業向けの研修や社内制度の構築、コンサルティングサービスをしています。
もともとは営業職向けにこれらサービスを展開していましたが、現在、最も多いお客さまはサービス業界の方ですね。その中でも飲食や美容など、店舗を構えるビジネスモデルのお客さまが多いです。そのほかには高齢化が進んでいる中で、介護業界の顧客も多くなっています。
–研修というお話がありましたが、研修ではどのようなことを指導されていらっしゃいますか。
竹内氏:内容自体は非常に幅広いのですが、接客であったり、人とのコミュニケーション、あとはメンタルのコントロールなどが主なものになります。ほかには敬語というようなビジネス現場で必要になる基礎的な知識から管理職のマネージの仕方まで教えていますね。
研修には単発プランと複数回のプランがあるのですが、やはり成果に繋がりやすいのは複数回研修を行なったときです。研修を受けると、やる気が持続したり、それまでの自分にはなかった視点を持って過ごすことができるので、それらを何度も体験し習慣化することで、より高い効果を期待できます。
–実際に御社サービスをご利用になられたお客さまからは、どのようなお声をいただきますか。
竹内氏:たとえば部下指導に興味のなかった人が、研修をきっかけにマネジメントに興味を持ち、その2年後にはマネジメント層になったケース。営業で入ったけど全然売れなかった人が、研修内容を通じてやる気を出し、実践能力を身に着けて数字が上がってきたケースなど「成果に繋がった」とたびたびご好評の声をいただきますね。
私たちのサービスがお客さまの経営に貢献できていることを実感できるので嬉しい限りです。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
竹内氏:弊社は「人材育成サービスを通じ、お客様の生産性向上と発展に貢献する」というビジョンを掲げているので、私たちの取り組みがこのビジョンの実現に繋がることを第一に考えています。
クレドに関して言えば、社内で5つ制定していまして、その中でも「自らの意思で行動し、諦めない」というものが最初にあります。クレドに掲げているからこそ、社員一人一人が自立心を持って仕事に取り組む姿勢を育んでいます。
一方でチームワークも非常に大切なので、クレドの4つ目には、「周囲と協調し、自分も人も活かす」というものがあります。この両論はクレドの中でも大事にしている考えですね。
日本を支える中小企業に労務管理の整備を
–起業を決意したきっかけについて教えてください。
竹内氏:起業を決めたのは2014年で、世間はリーマンショックのダメージから立ち直ろうという雰囲気が徐々に生じ始めてきたタイミングでした。
当時の私は人材系の大手企業に勤めており、中小企業の社長や人事とお話する機会の多い立場でした。その中で多くの中小企業における人事や労務管理の仕組みが、大企業と比べて未整備だったことに課題を感じるようになりました。
体力のない中小企業は売上を作ることを優先せざるを得ないですし、その上景気も悪く、人事や労務にリソースを割くことが難しい。言ってしまえばこれはある意味仕方のないことでした。ですが人事や労務を整備していかなければ、きちんとした採用はできませんし、採用しても辞めやすいという状況を招いてしまいます。
現在日本では400万ほどの企業がありますが、そのうち390万が中小企業。つまり日本の経済を支えているのは中小企業なのです。だからこそ中小企業が人事や労務管理などをしっかりと整備し、人材の定着を進めていかなければ、日本経済は立ち行かなくなってしまう。
ならば私たちで、中小企業が人事や労務管理や環境整備を外注できるような仕組みを作ろうと考え、起業に至りました。
主要都市への拡充と外国人材の育成と派遣
–今後の長期的な目標を教えてください。
竹内氏:主要都市において私たちの研修サービスの認知度を上げていきたいですね。現時点で関西ではお客様にも多少ご認知頂いているかとは思いますが、そのほかの地域まで弊社のサービスを広げていきたいと考えています。
また、現在はサービス業のお客さまが多いのですが、これからは外国人労働者が増えることもありますので、外国人材の育成事業や派遣事業も展開していきたいです。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
竹内氏:人材の定着や成長にお困りの企業さまがいれば、ぜひウィル・スキル・アソシエイト株式会社にご連絡、ご相談いただければ幸いです。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原