後藤ブランド株式会社
後藤晴伸
POSTED | 2019.11.20 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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ワンストップ型のマーケティング・コンサルで売上向上
多くの起業家を輩出できる企業を目指してTopics
今回のインタビューはWebマーケティングからクリエイティブ、経営コンサルティングまでワンストップでサービスを提供する後藤ブランド株式会社の後藤氏にお話を伺います。展開する事業内容や起業の経緯、今後のビジョンについて語っていただきました。
後藤ブランド株式会社 社長 後藤 晴伸氏のONLY STORY
【経歴】
青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、凸版印刷株式会社入社。電通・電通テック担当として、大手企業の紙媒体を中心とした広告制作を担当。その後、大手インターネット広告代理店、株式会社セプテーニへ転職し、SEMコンサルタントとして数十社のリスティング広告の運用を担当。その後取締役としてウェブマーケティング会社の立ち上げに参画。
孫請け、ひ孫請けとしてウェブマーケティングに携わる中、業界特有の構造への疑問が強くなり、2014年に独立し、後藤ブランド株式会社を設立。経営改善にまで踏み込んだ提案力、クライアント企業への遠慮のない物言いで、数々の中小企業の売上増に貢献。2018年には代理店、制作会社の多くのご要望から、代理店、制作会社などのパートナー企業の後方支援専門のWebマーケティング会社、株式会社グランデッツァを設立。
2016年9月に幻冬舎より「ウェブマーケティングという茶番」(経営者新書)を出版。その後、東洋経済オンライン、日経クロステックなどでコラムを執筆。金融業界、医療業界など様々な業界、広告業界からWebマーケティングに関しての講演依頼が後を絶たない。
ワンストップで寄り添いながら結果を出す
–まずは、後藤ブランド株式会社の事業内容をお聞かせください。
後藤氏:弊社は、Webマーケティングからクリエイティブ制作、経営コンサルティングまでワンストップで提供している会社です。
通常、広告代理店、制作会社、コンサルティング会社と各社で担当する領域を私たちが一手に担い、それらの通常業務に加え様々なアプローチを用い、お客様のお悩みや課題解決を行っています。
–ありがとうございます。それぞれのサービスの具体的な内容を教えていただけますか。
後藤氏:Webマーケティングに関しては、特にリスティング広告に最大の強みを持っています。15年以上もマーケティング業界に身を置き、そこで培ってきたノウハウを生かすことで「目に見える成果が得られる」と多くのお客様からご評価をいただいています。
クリエイティブ制作では、広告運用に必要なランディングページやバナーなどの制作を行っています。
経営コンサルティングでは、売上が伸び悩んでいるお客様と「どのようにWebを使って売上を伸ばしていくか」「現在の戦略が理にかなっているものなのか」などを共に考え、施策に落とし、結果に繋がるまでPDCAを繰り返していきます。共に下した決断に責任を持ち、お客様に寄り添った対応をしている点が特徴です。
–得意な業界はなどはあるのでしょうか。
後藤氏:そうですね、強いていうのであれば不動産を始めとする富裕層向けのマーケティングや幼児教育や子供向け健康食品、赤ちゃん向けの用品など子育てママをターゲットとしたマーケティングの実績が多いですね。
最近では、法人向けのご相談を受けるケースも増えています。
–先ほど「お客様の課題解決を行っている」とお話しいただきましたが、具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか。
後藤氏:例えばBtoBサービスを展開しているお客様には、弊社のお客様の中でシナジー効果が高い企業様をご紹介し、お互いがプラスになるようなビジネスマッチングを行っております。
最近では外国製の高級なキッチン用品を扱う企業様と富裕層向けの日本のリフォーム会社様とのマッチングを行いました。
そこからリフォーム会社様のモデルルームに外国製のキッチン用品を置き、日本で使用した場合のイメージ写真の撮影を行いました。写真が撮れるだけはでなく、海外ブランドとコラボをすることでリフォーム会社様のブランディングにも繋がりました。
2社が提供するサービスのカテゴリが「暮らし」という点で共通しているからシナジー性があったのではなく、お互いのターゲットが共通しているため、マッチングから付加価値が生まれました。1つの例ではありますが、このように企業の課題解決につながるようなビジネスマッチングを行っています。
–事業を運営する上で大事にしていることはありますか。
後藤氏:基本的にWebマーケティング会社では、アナログな対応ができなかったり、自社の本業に目を向けたサービス提供しかできない中、弊社ではすべてに対応し、お客様と真摯に向き合うことを大事にしています。
また社員に対して仕事に対するマインドやスタンスを共有することで、担当者が変わってもお客様に提供するサービスに差が生まれないように心がけています。
相対して課題解決できる仕事がしたい
–起業されたきっかけについて教えてください。
後藤氏:私は25歳の時に、代理店からの下請け案件に特化したWebマーケティング会社の取締役をしていたのですが、仲介に代理店を挟まずにお客様と相対し、課題を解決したいと思いながら日々業務に励んでいました。
というのも、1つのサービスだけでは、お客様の課題の解決策としてそのサービスが本当に最適なのかが判断できなかったからです。
その上Webマーケティングの領域が縦割りになっていることから、連携ができず、お客様のビジネスを成功に導けていないケースをたくさん見てきました。
そうであれば、Webマーケティングだけでなく、それに付随するクリエイティブや経営コンサルティングの領域まで1社で責任を持って、ワンストップでサービスを提供できる会社を立ち上げよう思い、後藤ブランド株式会社を創業しました。
–下請けの案件ではなく、お客様と直接やりとりができる会社を作ろうと思われたということですね。
後藤氏:そうですね。しかしその後、代理店様からのニーズも引き続きありましたので、現在は後藤ブランドの子会社として代理店様専門の支援会社を立ち上げて、代理店様の課題解決に携わらせていただく事業も行っております。
起業家を輩出できる企業を目指す
–今後の目標を教えてください。
後藤氏:直近の目標としましては、これまで前年比150%のペースで成長しているので、来期である7期目には売上10億を越えたいと考えています。
–社会的にどのような役割を果たす企業になりたいとお考えですか。
後藤氏:学歴、職歴に関係なく、多くの方が弊社で成長していただくこと、そして後藤ブランドから多くの起業家を輩出していくことで、社会に貢献していきたいと思います。
起業は雇用の増加にもつながり、経済の発展にもつながると考えていますので、社会に羽ばたく人材を育てていくことが弊社の社会的使命であり、ひいては今のWeb事業のきっかけを与えてくれた前職の企業への恩返しになると考えております。
また、自分が学んできたことや経験してきたことを後輩たちに教え、その人たちがまた成長していく、そういった連鎖を繋げていける企業でありたいですね。
–ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いします。
後藤氏:Webマーケティングで良いパートナーとまだ出会えていない会社様からのご連絡をお待ちしております。親身になって課題解決に取り組ませていただきます。
また弊社ではインターンを実施しております。広告業界やマーケティング業界に興味がある方は、就職相談もできますので、ぜひお越しください。
執筆=山田
校正=笠原