シェイプウィン株式会社
神村 優介
POSTED | 2020.02.04 Tue |
---|
TAGS | 従業員数:6~10人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:11〜14年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
---|
徹底したメディア戦略で売上アップに貢献
顧客の声を聞き、企業広報を伴走型で長期サポート!Topics
今回のインタビューは、メディア露出と広報PR支援で企業のブランディングに貢献するシェイプウィン株式会社の神村氏にお話を伺います。
徹底的な顧客理解が何よりも大事だと語る神村氏に、事業に込める想いや今後のビジョンをお聞きしました。
シェイプウィン株式会社 社長 神村 優介氏のONLY STORY
【経歴】
山口県出身。徳山工業高等専門学校 情報電子工学科在籍中にNHK高専ロボコンのノウハウを生かし、小中学生にロボットを通じた理科教育を行うロボット教育ビジネス「MAKE21」を始める。2005年にこのビジネスで経済産業省後援のドリームゲートビジネスプランコンテストの中国地区大会で最優秀賞を取得。
同校卒業後、株式会社セガトイズに入社し、高額商品プロジェクトを任される。数々のアイテムを担当し、ホームスターアクアという年間15万個売れるヒット商品を手がける。
2011年、シェイプウィン株式会社の代表取締役に就任。これまでに150社以上のマーケティング課題の解決や広報分野でのメディア露出を成功させている。
メディア・顧客の声を理解し、ニーズを把握
–まずは、シェイプウィン株式会社の事業内容をお聞かせください。
神村氏:弊社は、企業のブランディングや売上アップにつながる広報PR支援事業を行っています。
具体的には、PR戦略・企画の立案やプレスリリース作成、メディアへの売り込み、メディア対応など、広報PRに必要なすべての活動をサポートしており、継続的なメディア露出を目指しています。
事業の成長に合わせて企業の環境や課題は変わっていくものなので、弊社は伴走型のコンサルタントとして、企業の成長に合わせた長期的な関わりを基本としています。
–ありがとうございます。同業他社と比べて、御社の強みや差別化できるポイントはありますか。
神村氏:メディアとのアポイントを確実に取れることが弊社の強みですね。
一般的にメディアと交渉するためには、メディア側のニーズやビジネスモデルを把握しておく必要があります。
弊社は、メディア側が「何を考えているか」「どういった方針なのか」をしっかりと把握しているからこそ、たとえつながりのないメディアでも確実にアポイントが取れるノウハウを持っています。
また、弊社のスタッフは広報・PR会社のマーケッター経験者が多いため、メディア露出後のゴール、つまり売上アップまでを見据えた提案ができることも他社と差別化できるポイントですね。
さらに、フリーランスを含めて広報やPRのプロが100人ほどいますので、消費財からマニアックなテック業界まで、幅広く対応が可能な点も強みです。
–事業を運営するにあたって、大事にしていることはありますか。
神村氏:人との信頼関係を大事にしています。
PRの仕事は大きな設備投資が必要ではないため誰でも始めやすい仕事です。どんどん競合が出現してきています。どのPR会社も提供しているサービスは大きく変わりませんから、差別化は難しいのです。
弊社がクライアントと継続したお付き合いができているのは、弊社のコンサルタントがメディアとの付き合い方を心得ているからこそだと思っています。企業のブランディングを構築するお仕事だからこそ、信頼し合える人とのつながりを大事にしたいですね。
苦難から生まれた広報の手法
–起業されてから現在に至るまで、印象に残っていることはありますか。
神村氏:起業してから事業が軌道に乗るまでがすごく大変でしたね。特に最初の1、2年は営業も振るわず、厳しい時期でした。
振り返ると、それまでの私は前職の会社で得たノウハウやアイデアにこだわりすぎていたのです。
しかし、ある時「メッセージを受け取る側の思考を徹底的に考えなければ売れない」と気付き、弊社の顧客に弊社が持つ価値をインタビューして回ったり、問い合わせはあっても受注まで至らなかった会社に、その理由をヒアリングすることにしました。
その結果、顧客の声を獲得することができ、弊社のサービスを顧客の価値観にフィットさせることで会社を軌道に乗せることができたんです。広報についても同様で、メディアの人に徹底的にヒアリングすることで、メディア掲載につながる広報術を得ることができました。
今実施しているマーケティングや広報の手法は、その時期に四苦八苦して考えたものです。
–その経験がきっかけでどのような変化がありましたか。
神村氏:ポッと出のアイディアで販促をするのではなく、ペルソナ(顧客像)の行動や思考、感情を徹底的に把握して、顧客理解に努めてからコンサルティングを行うようになりました。
企業の広報機能の構築に注力していく
–今後のビジョンを教えてください。
神村氏:弊社のビジョンは「チャレンジする人が尊敬される社会を創る」であり、社是は「あなたのファンになります!」です。
ものが溢れるこの時代にイノベーターとして社会にソリューションを提供していくことは簡単なことではありません。顧客視点やメディア視点のプロとして、マーケティング課題の解決に向けて引き続き伴走型で取り組んでいきます。
また、企業ブランディングや広報においては、採用にもつながる弊社の広報術を使って、他社に競り負けない会社づくりを支援していきたいと思います。
–ビジョン達成に向けて、現在始めていることはありますか。
神村氏:はい。1つは弊社の人材育成を進めていくことですね。私とは別の軸でマーケティングに精通した人材を、じっくり育てていきたいと思っています。
もう1つは、企業の広報機能の構築です。最近は、自分たちでも広報ができるようになりたいとお考えの企業様のサポートにも力を入れています。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
神村氏:マーケティングや広報の課題解決に答えはありません。
その答えを探すための手法は我々プロが知っており、100社100通りある広報PR戦略を熟練のコンサルタントが一緒に考えます。セミナーや無料相談会も行っていますので、お気軽にご連絡ください。
執筆=山田
校正=米山