株式会社ピーアンドピービューロゥ
松永 俊一
POSTED | 2018.03.05 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:7〜8年 決裁者の年齢:60代 商材:BtoB |
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伝播の基本は確固たる広報活動の積み重ねです
P&Pはヒューマンリレーションを実践するPR会社Topics
株式会社ピーアンドピービューロゥ 社長 松永 俊一氏のONLY STORY
人との繋がりの大切さが基本であるPRの仕事に使命感を抱く
株式会社ピーアンドピービューロゥ(略称P&P)は、平成2年にスタートしたPR会社です。プレスリリースやマスコミ向けの企画書作成・発信、取材対応といった広報業務のお手伝いをはじめ、デザインワークやメディアプロモーション、広報・宣伝ツール制作、各種イベント企画・運営、映像制作などを行っています。
P&Pに入社し、IT系をはじめとするクライアントのPR業務に携わるきっかけとなったのは、前職をはじめとするさまざまな職務経験が大きな影響をおよぼしていると考えます。
社会に出てすぐにサラリーマンとなり、営業で入社しながら、何の知識もなくオフコンのオペレータ業務を担当させてもらう幸運に恵まれたことをきっかけに、その後転職するOA機器商社で業務システムの設計・運営管理を任せていただくまでに至ります。この流れが現在のIT社会、そしてクライアントニーズに馴染むことができている自身の礎になっていると感謝しています。
さらに、OA機器商社では、社内システムの仕事と並行して担当させていただいたのが、一般企業でいうところの総務の仕事です。ここには人事や広報も含まれていました。その中で、ヒューマンリレーションを仕事のテーマとして持てたことが、PRの仕事をすることへの第一歩になったとも思っています。
思うところあって、一度はIT業界から離れ、人との繋がりつながりをテーマに、旅行やレジャー関連の仕事に従事したこともありました。友人から何をやっているんだかと笑われたりもしましたが、観光地でカラオケ店運営を行ったり、全国展開を行っているゲームメーカーの店舗開発にも関わらせていただき、イベントの企画・運営をはじめ、装飾・設計、さらにはマーケティングの経験も得る事ができました。
これらの経験から、企画そして現場の運営に関する仕事での充実感を覚え、人と関わる仕事が自身とって適職であろうと実感する機会を多く持つことができました。それが仕事の励みともなり、それを信条とするようにもなりました。
今から20年前、縁あってP&Pに籍を置かせていただきました。イベント担当ということで入社しましたが、社員4名の小さな所帯でしたので、実際はIT系クライアントの広報・宣伝業務全般のサポートを行うことになりました。しばしIT業界から離れていて多少の苦労はありましたが、パブリックリレーションの原点もやはり人なので、すぐ実務に馴染むことができ、様々なクライアントとの出会いが始まりました。
大規模イベントを手掛けたり、新規事業を行うなど20年の歳月には会社も色々な経験をしました。創業者の意向もあり27年目で新規事業との分離を計画し、原点回帰として分社化を実施。創業当初のPR専門の会社に立ち戻り、旧法人PR事業部のまとめ役でもあった私が、そのまま現法人の代表を務めることになりました。
情報の信頼性を勝ち取るために、基盤となるのは「広報」
P&PはPR会社なのですが、そもそもPR会社とは何をする会社なのか、イメージしづらい方も多いかと思います。類似した業種では、広告代理店が挙げられますが、広告の場合は、広告スペースを購入して、決められたルールの中で見る人にいかにインパクトを与え訴求(宣伝)していくかがテーマになります。インパクトを与えるために広告代理店は露出のタイミングやデザインをはじめクリエイティブに注力します。
一方、PR、つまり広報は事実関係を明確に知らしめると言うことが基本になります。例えば、宣伝は「これはとても甘くて美味しい御菓子Aです。買って損はないと思いますよ!いかが?」と魅力的な誘いをかけて購買を促しますが、広報の場合は「A社から御菓子Aが新発売。特長は甘さです。明日から全国の菓子店で購入できます」と、事実を中心に、一般の方々に知ってもらうことを目的としています。そして特性をふまえながらマスコミとの連携に注力します。
もちろん、今の経済状況や消費スタイルを鑑みると、即効性のある宣伝手法を駆使することで製品の魅力を訴求し、販売やサービスが促進されていくシステムが存在します。しかし、すべての宣伝のスタートにあるのは広報です。情報の基盤をしっかりと組み立てて宣伝につなげていくという流れが、情報の正しいリレーションであり、受け取る側のメリットになると思います。
P&Pでは宣伝業務のお手伝いも行っていますが、広報活動のお手伝いを基本としています。クライアントが消費者へ提供したい製品を生み出したとき、伝えたい事実は何であるか、何を訴求すべきかをクライアントと一緒にアウトプットしていきます。きちんとした広報という基盤ができた後に、要望やニーズに合わせ広告・宣伝を提案させていただくという流れを心がけています。
製品やサービスの特性によっては、まず宣伝することが第一だと思われるクライアントもいらっしゃいます。広報の段階を飛ばそうという考えもたびたび耳にしますが、基本を固める意味で広報を見直すことがクライアントの利益につながることが多々あります。情報の信頼性を高めるという点で、広報活動は絶対と言って過言ではないと考えます。
ヒューマンリレーションを実践するPR会社
P&Pは、従来と変わらず基本に忠実かつ、これまで以上に柔軟な発想と体制で時流にそったヒューマンリレーションを実践するPR会社として在り続けます。
もちろん、それにはクライアントのニーズにどこまで応えることができるのかが基本です。これまで積み上げてきた実績をベースに、クライアントと同じ目線に立ち、ときには客観的な視点で、クライアントの製品を見てPRできるよう、あらゆるPRの可能性を探求していきたいと考えています。そのような地道な活動が、今後の信頼関係をより強固なものにしていくのではないかと考えています。
また、クライアントに対してだけでなく、メディアとの繋がりも、これまで以上に大切にしていきたいと考えています。PRはメディアが基本であることはいうまでもありません。新聞や専門誌など、言論や専門情報をしっかり伝えていく伝統メディアをはじめ、様々なインターネットメディアに至るまで、リレーションを強化していきます。
PR会社として、私たちは正確かつ有意義な情報が的確に伝わるようクライアントを支援し、クライアントの生産性が向上することを使命とし、今後も邁進していきたいと考えています。