株式会社エコミック

熊谷 浩二

550社の代行実績から企業にとって最適な方法を考案

正確・安全は当たり前。更に早くて安いのがエコミック
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今回のインタビューは、給与計算や年末調整のアウトソーシング事業を展開する株式会社エコミックの熊谷氏にお話を伺います。

昨今では、給与の在り方も多様化し、社員のモチベーション向上につながった特徴的なインセンティブがメディアで取り上げられることも多くなりました。「企業文化が色濃くでるのが給与である」と語る熊谷氏に同社の事業内容について詳しく伺いました。

株式会社エコミック 社長 熊谷 浩二氏のONLY STORY


【経歴】

1971年4月10日生まれ、名古屋市出身。一橋大卒、95年4月さくら銀行(現三井住友銀行)入行。2004年2月エコミック入社、取締役管理部長就任。同年6月社長就任。

品質を維持しつつ550社、10万人の給与計算を実現


––株式会社エコミックの事業内容をお聞かせください。

熊谷氏:エコミックは、社内で行っている給与計算業務をそのまま受託するアウトソーシング会社です。また、給与計算だけでなく年末調整のアウトソーシングも承っており、2019年度は43万人の年末調整を行いました。

弊社の強みは、業種や規模に関わらず現状の給与計算業務をそのままフルアウトソーシングできる点です。それにより給与計算業務のコストを削減しつつ、社内のリソースを本業に集中させることができます。

––フルアウトソーシングとなると、クライアントごとに情報整理が必要になったり、支払い方法が違ったりと業務の量と幅が広がり、難しいように感じました。

熊谷氏:そうですね。弊社は、独自のノウハウを用いた組織体制を築いているので、様々なクライアントのニーズにもきちんとお応えすることができます。

まずノウハウについてお話しすると、弊社は国内トップクラスのアウトソーシング実績を誇っていますので相応のノウハウを持っています。そのため、早いスピードでクライアントの業務を理解し、請け負うことができるんです。

次に組織体制に関しては、日本で最も給与計算の顧客を抱えている会社であること、そしてミスをせずに多くの業務が行えるよう分業制にしていることから、毎月10万人の給与計算を実現しています。

––これまでの経験から生まれた業務フローを構築しているからこそ、多様なお客様のニーズに応えられるのですね。

熊谷氏:給与は企業文化が色濃く反映されるものなので、システムだけでは処理できず人の手を介さないと行えない業務もあるんです。しかしその業務がクライアントにとっては大きな意味を持っていたりする。

そのため、必要な場合には効率化の提案も行いますが、できる限り現在の業務をそのまま引き受け、クライアントの要望に沿った方法で給与計算を行っています。

「利益増加に直結しないから低価格であるべき」


––給与計算事業を始めるに至った経緯を教えてください。

熊谷氏:社会保険労務士や税理士には、リソース不足が常である中小零細企業から給与計算をお願いされるケースが多くあるんですね。エコミックの創業者は社会保険労務士事務所も創業しているのですが、彼も顧問先の給与計算をサポートしていました。

そのような中、アメリカに視察に行った創業者は、アメリカではすでにペイロール(給与計算のアウトソース)が社会で浸透し事業として成立しているのを知り、日本でも「給与計算だけをアウトソースできる会社を作りたい」と考え1997年4月にエコミックを設立しました。

––アメリカでは給与計算のアウトソーシングが定着しているんですね。

熊谷氏:アメリカは月給ではなく、週給や半月給なので日本よりも給与計算のタイミングが多い上にアウトソーサーが振り出した小切手が使えます。そのような背景から、規模に関わらずアメリカの企業の80%近くは給与業務のアウトソーシングを導入していると言われています。

––熊谷様が御社に入社し現在に至るまでの経緯を教えてください。

熊谷氏:子どものときから漠然と「経営者になりたい」と考えていたため、経営の勉強ができる大学を選び、その後経営に必要なことを学ぶためにさくら銀行(現三井住友銀行)に就職しました。

一通り必要なことを経験できたタイミングで、エコミックの創業者とお会いし、この会社を紹介していただきました。

給与計算のアウトソーシング事業は、当時の日本ではまだまだブルーオーシャンで、「将来性があり、面白そうだ」と思い、2004年2月にエコミックに入社し、同年の6月に社長に就任。当時実質赤字状態だったエコミックの再建に尽力し、今に至ります。

––熊谷様は給与計算業務に携わられて15年以上経ちますが、この仕事についてどのようにお考えですか。

熊谷氏:どのような会社でも、利益を増やすことが1つのミッションだと思います。企業が利益を増やすには、売上を上げるか、コストを削減するかの2択ですが、給与計算業務は残念ながらどちらにも貢献できません。

だからこそ、企業が給与計算サービスを導入するのであれば最小限のコストに抑えることが重要になりますし、アウトソーシングをする私たちは低価格でサービスを提供できるよう努力をしなければなりません。

そのために弊社では、たとえば本社を北海道におき、子会社として中国の処理拠点を抱え、人件費を削減することで低価格を実現しています。給与計算は業務内容が同じであっても、たとえば東京と札幌の会社で比較したら、人件費の高い東京の方が給与計算のコストがかかりますからね。

––「給与計算サービスはどうあるべきか」を考えてできたのが、今の御社のサービスであり、組織体制なんですね。

給与計算のアウトソーシング業界で国内ナンバー1


––将来の展望をお聞かせください。

熊谷氏:給与計算のアウトソーシングサービスの中で、エコミックが日本で一番になることです。

そしてゆくゆくは、給与計算に限らず管理部門が抱えている他のルーティンワークにも対応できるよう、アウトソーシング可能な業務範囲を広げていきたいと思います。「日本企業の管理部門のルーティンワークは社内で取り組まなくてもよい」そういった社会をつくるインフラ企業になっていきたいですね。

––ありがとうございます。では最後にメッセージをお願いします。

熊谷氏:開発ベンダーさんの中で、「企業の生産性向上に役立つシステムをエコミックと一緒に展開していきたい」とお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をお待ちしております。

執筆=山田
校正=笠原

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