合同会社Grant

橋川 由利

人材育成・人材評価をカウンセラーの視点からコンサル

人が企業が、新たな可能性を見出せるきっかけを
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今回のインタビューは、コンサルティング事業、カウンセリングサービスを行う合同会社Grantの橋川氏にお話を伺いました。クライアントに寄り添い、オンリーワンのサービスを提供する同社の取り組み、「人々の可能性を見出す」というビジョンに込められた想いについて語っていただきます。

合同会社Grant 代表社員 橋川 由利氏のONLYSTORY


【経歴】

1978年、岩手県滝沢村出身。1997年、岩手県立盛岡工業高等学校、電気科卒業。2018年産業能率大学入学、在学中。11歳で、腕の左上腕骨に腫瘍が見つかり、左腕切断・余命半年と宣告を受けるも、人工骨移植で、人の命の可能性と出会う。企業では、らくらくセンター、アップルケア、ペイパルなどのコールセンター立上げプロジェクトメンバーを経験。30歳で幼馴染が自殺をしたことで、心理学と出会う。約5年(2014-2018年)全国で、心理カウンセラー養成講座の講師を経験し、人の可能性を引き出すことを使命として、企業向け研修・人材開発組織コンサルタント・LINEカウンセリングを行っている

認識の齟齬をなくす仕組みを導入する


–合同会社Grantの事業内容を教えてください。

橋川氏:合同会社Grantは、主にコンサルティングとカウンセリングの2つのサービスを展開しています。法人向けがコンサルティング、個人向けがカウンセリングという形です。

コンサルティングでは、まず、クライアントから直接会社の現状をヒアリングさせていただきます。そしてその企業の課題に応じて、面談担当者の育成や新人・管理者の研修、人材評価制度など一貫性のある仕組みづくりなどの構築を行なっています。

カウンセリングでは、LINE@を使った「ロバの耳」というサービスを展開しています。こちらはカウンセリングが何をするものか分からないという方や、カウンセリングで直接人と会うことに抵抗がある方に向けたもので、具体的には弊社アカウントの「ダニエル」とLINEで会話していただきます。

心の状態を文章という見えるかたちにしたり、人に話を聞いてもらうことで、メンタルケアに繋がるんです。そういったきっかけを作りたいと思い、このサービスをはじめました。

–他社との差別化をはかっている点や強みについて教えてください。

橋川氏:コンサルティングについて言えば、私が学んできたことを押し売りにするのではなく、実際に弊社のクライアントが長く続けてきて成功している行動をベースに研修や人材育成や評価の仕組みづくりなどの構築を行なっています。

パッケージ化された、知らない誰かの成功体験ではなく、毎日の努力とブラッシュアップの末に導き出された結果をベースにしているため、その会社の良さを活かしたコンサルティングができるという点は大きな特徴ですね。

また、弊社スタッフがクライアントの会社に訪問するので、会社に合った仕組みづくりを行うことができるんですね。その会社の中でも、役員、一般社員、パートなどさまざまな役職の人と話をするのですが、やはりそれぞれに課題があるんです。それをきちんと擦り合わせて会社全体で認識の齟齬が生まれないように心がけています。

そういった取り組みをしていく中で、クライアントには「こんな事業をしている会社を他に知らない」と言って喜んでいただけますので、この事業内容自体もオンリーワンだと考えています。
–事業を進めるにあたって重要視していることは何ですか。

橋川氏:禅の世界で言う「即非の論理」をとても大事にしています。即非の論理に当てはめると、空は空ではないから、空であるとなります。この考え方をすると、全てのことが尊く感じます。例えが飛躍しますが、すごく良い人だと思ったのに実は悪い人だった、それとは逆に一見悪そうな人なのに実はすごく良い人とかいますよね。人は第一印象の思い込みでその人のことを決めてしまって、本質を見ないことが多いんです。そうして生まれた認識が人間関係を歪めてることも少なくはありません。

「課長にこう言われたから」、「年上の部下が言うことを聞いてくれない」。それらは、自分が相手の概念を歪めているから生まれる感情なのです。そして相手もその認識を崩せなくなっている。

言うなれば、今行なっている2つの事業もそういった認識をなくす事業なんですね。認識の齟齬から働きにくくなっている状況を紐解いて、誤解を解く。そして人と人が本気で付き合える、人としてあるべき姿を企業の仕組みの中に導入する。このことを大切にしています。

人の成長を見られることが最大の喜び


–事業を立ち上げたきっかけについて教えてください。

橋川氏:私はもともと、サラリーマンとして人材育成や仕組みを作る業務をしていました。そこでは始発電車に乗り、終電で帰るような忙しい生活を続けていました。その結果、右足首を負傷し、3週間ほど休むことになったんです。

この時に、「本当にやりたいことは何だろう」と考えた結果が、企業のサポートを行うサービスだったんです。そこからこの事業を立ち上げるに至りました。
–起業後に体験した印象的なエピソードについて教えてください。

橋川氏:コンサルティングやカウンセリングなどで関わりのあった方々から、その後成長の報告をいただけることです。「今、私はこんな風に頑張っています」という報告を、毎日のようにいただくんです。

私が関わっていたころに比べて、ずっと成長していたり、ずっと自分らしく生きている姿を見ると涙が出るほど嬉しいですし、この仕事をはじめて良かったと心から思いますね。

人を大切にしている会社を、より良くしたい


–今後の目標について教えてください。

橋川氏:弊社は、自分が得意なことをやる仕組みになっているのでスタッフのストレスがあまりないんです。業務委託で事業を展開しているので、実際に会ったことはないのですが、良い環境で仕事が進んでいると思います。この環境の良さを維持しながら、クライアント数を伸ばしていくことがひとまずの目標です。

長期的には、企業の可能性、人の可能性を見出してくれる会社というイメージを浸透させていきたいと考えています。そして、可能性を見つけるために私たちに出会ってくれる会社を増やしていきたいです。

合同会社Grantの取引先は、本当に優良企業ばかりなんです。なぜかというと、働く人のことを考え、人を大切にしている会社が、私たちに気付いてくれるからです。

社員のため、地域のために真剣に向き合っている会社から依頼が来る。だからこそ、弊社はその企業がより良くなるよう、新たな可能性を見つけられるよう工夫して、貢献していきたいと考えています。
–読者にメッセージをお願いします。

橋川氏:自社の本質、自分の本質、そういうものを見出したい人には、ぜひ合同会社Grantに来ていただきたいと思います。今後は定期的にセミナーを行っていく予定なので、まずは触れてみていただけると嬉しいです。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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