株式会社知育ラボ

植村瑞江

AI時代を生きる子供たちに「主体的に学ぶ」楽しさを

五感を活用したイベントレッスンで潜在能力を引き出す
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今回のインタビューは、幼児や小学生向けに五感をフル活用した知育イベントやレッスンを行う株式会社知育ラボの植村氏にお話を伺います。子供向けに展開する同社の事業内容や、起業のきっかけとなった出来事、そして今後のビジョンなどを語っていただきました。

株式会社知育ラボ 社長 植村 瑞江氏のONLY STORY

先入観のない幼少期だからこそ伸びる力


–まずは、株式会社知育ラボの事業内容について教えてください

植村氏:弊社は、0歳から小学校低学年のお子様を対象とした知育サービスを展開しております。

具体的には、クラシックコンサート、フラッシュ読み講座、全身でペイントする「FREELY」、アート、フィットネス、テニスなどのイベントやレッスンを行なっています。これらは私自身の子育ての経験と、海外を含めた最先端の知育情報を生かした、企画から運営まですべてオリジナルな内容になっています。

幼少期の子供たちは、先入観がなく、とても素直です。その何でも吸収できる時期に、いろいろな角度から五感を刺激してあげることが大切なんですね。

だからこそ、知育ラボでは、五感をフル活用しながら、子供たちが本来持っている能力を引き出し、さらにそれを伸ばすことで、学ぶ楽しさを知ってもらい、その結果「主体的に学ぶ力」を自然と身につけられるようなお手伝いをしています。

–業界内での他社との差別化ポイントは何でしょうか。

植村氏:子供たち1人1人と向き合うために少人数制で取り組んでいることですね。現在、都心の子供たちの多くは、受験や習い事などの忙しさに耐え、ストレスを発散する場すらありません。

そこで、私たちはまず子供の話にしっかりと耳を傾けるんです。すると本当は楽しいのに「つまらない」と言ったり、間違えや失敗を恐れて「いやだ」と素直になれなかった子供でも、向き合って行く内にだんだん「失敗しても怒られない、自分を出していいんだ」と気がつき、その瞬間から自分を表現してくれるようになるんです。

つまり、少ない人数にすることで、不要な我慢をしないでいられる環境を作っているんです。

–子供と向き合うことで、子供の潜在能力を引き出してあげるということですね。

植村氏:そうですね。今の子供たちはIT化やAIが急速に進化してきた中で、私たちが経験したことのない時代を生きています。今まで当たり前だった成功者としてのロールモデルがこれからはなくなり、大半の仕事がITで代用ができる時代になるからこそ、自分が本当に好きなことを見つけておかなければなりません。それには幼少期からのさまざまな実体験が必要になります。

そのために知育ラボでは、最先端の技術や海外の教育情報を積極的に取り入れながら、「主体的に生きる力」を身につけられる知育サービスを提供しています。

幼少期の教育にフォーカスしたサービスは多くありますが、ここまで子供たちに寄り添った知育サービスを展開している企業は珍しいのではないでしょうか。

幼少期から本物の体験をさせてあげたい


–起業した際の問題意識やそのきっかけがあれば教えてください。

植村氏:きっかけは、子供向けのクラシックコンサートを開きたいと思ったことです。というのも、出産後の娘がまだ小さい内から本物のクラシック音楽を聴かせてあげたいと思っていたのですが、当時日本では未就学児が会場に入ることはできませんでした。

もちろん音楽はCDでも聴けます。ただプロの生演奏を、子どもだましではない本物の音楽を、素直で吸収力のあるこの時期の娘に聴かせたいと思ったんですね。その想いが起業のきっかけとなりました。

–もともと起業したいという想いがあったのですか。

植村氏:もともと社長になりたいと考えていたわけではなかったのですが、私自身、教育業界の出身ではなかったので、信頼を得るために株式会社という組織にしました。

結果的に、子供を頻繁に職場へ連れて行くことができ、親が遊ぶように楽しそうに働いている姿を子供に見せることができたのでよかったと思っていますね。

AI時代に必要な感性を育てたい


–今後の短期的な目標と長期的な目標を教えてください。

植村氏:先ほどもお話しましたが、今の都心の子供たちは本当に忙しく、幼稚園に入る前でも、習い事が1週間に10本という子供も少なくありません。常にぎゅーっとストレスのかかっている状態なので、今後はそんな子供たちがリラックスしながら、自宅でも楽しみながら学べるようなコンテンツを提供したいと考えています。

また世の中のニーズが変わっていく中で、新しい技術や情報を取り入れながら、時代が変わっても、人が人らしく、自分らしくいられるためにお手伝いできる会社でいられたらと思いますね。

–社会的にどういった企業になりたいですか。

植村氏:いろいろとあるのですが、今私が思うのは、人が「綺麗だな」「心地いいな」という感覚をもっと感じられる場、感受性の基礎が育てられるような場を提供する会社でありたいと思っています。

最新はゲームやVRなど臨場感があるものが多いですよね。すると、たとえばゲームの中で起きたことが、現実のことなのか、そうではないのかがわからなくなってしまうというケースが起きてもおかしくありません。

今は、なんでもインターネット上でできる時代。だからこそ身体を動かすことや音楽を聴くこと、アートに触れること、そういうリアルな体験を提供していきたいんです。リアルな体験がなくなってしまうと、人はどんどんその感覚を忘れてしまいますからね。

–ありがとうございます。では最後に、読者に向けてメッセージをお願いします

植村氏:これからはロールモデルの時代ではなくなり、「自分はこれが好き、これがやりたい」というものを持っている人が活躍する時代がくると思うんです。そのため自分がどうしたいのかをきちんと理解し、それが人と違ってもやってみる、失敗したらやり直すなど、軌道修正しながらでも、どんどん挑戦してほしいですね。

また、今後さらにIT化が進み、身の回りでAIが活用され様々なことがより便利になることで、今の子供たちは私たちの経験していない、見たこともない時代を生きるんだということもみなさんには知って欲しいと思っています。

執筆=山田
校正=笠原

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