Talknote株式会社
小西 宜俊
POSTED | 2019.11.29 Fri |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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社内SNSで会社のコミュニケーションを見える化
質の高いコミュニケーションが生産性を高めるTopics
今回のインタビューは、社内専用のSNSサービス「Talknote(トークノート)」を提供しているTalknote株式会社の和田氏にお話を伺います。Talknoteによって社内のコミュニケーションを活性化し、イキイキと働きやすい環境作りをサポートする同社の取り組みについて語っていただきました。
Talknote株式会社 取締役 和田 郁未氏のONLY STORY
【経歴】
早稲田大学卒業後、新卒で芙蓉総合リースへ入社し、法人営業を担当。2013年に当時社員5名Talknote株式会社にてセールスに従事。2017年には入社から培ってきた経験を活かし、カスタマーサクセスチームを立ち上げ、チームリーダーを務める。2018年7月に社内最速で取締役就任。
手軽さと信頼性を兼ね備えた社内SNS
–まずは、Talknote株式会社の事業内容をお聞かせください。
和田氏:弊社は「Talknote(トークノート)」という社内コミュニケ―ションツールを提供している会社です。業務効率だけではなく、社員のエンゲージメント(愛着度)も向上するコミュニケーションの活性化をサポートしています。
分かりやすく言えば、Talknoteはスピーディーで簡単に連絡が取り合える「LINE」と実名で登録する「Facebook」の2つの機能が組み合わさったようなものだと考えています。
まずプロフィール機能では、実名、顔写真、生年月日、出身地、血液型、自己紹介などを任意で登録できる仕様になっています。
また、過去に投稿した内容を一覧で見ることができるので、その方がどういう人なのか、どんな部署に所属をして、どのようなプロジェクトに関わっているのかなど、相互理解に役立てることができます。
そしてそれらを簡単に確認できたり、発信できるツールになっており、現在約1000社の企業様にTalknoteをご利用いただいております。
–ありがとうございます。具体的にはどういった機能が搭載されているのでしょうか。
和田氏:いくつかありますが、コミュニケーション機能としてはグループ、メッセージ、タスクの3つの機能があります。
グループではプロジェクトやサークルなど関連するメンバー同士でコミュニケーションがとれます。スレッド型なので1つの記事にコメントをしたり、「いいね」をおしたり、シェアをしたりすることが可能です。
メッセージではチャットのようにスピーディーなコミュケーションがとれます。クライアントによっては、社長の顔や口癖をスタンプとして使っていらっしゃるところもあり、会社の大事な理念をフランクな形で社員に浸透できると好評です。
タスクは業務の依頼、期限などを管理する機能です。誰がどんな業務を依頼したのかを一覧で見ることができます。
–コミュニケーション機能以外にはどのような特徴的な機能がありますか。
和田氏:アクションリズム解析機能とサンクス機能ですね。
アクションリズム解析機能はTalknoteのアクション数が極端に下がった場合やアクションの時間帯が変化した場合にマネージメント層に通知が届く機能です。
実は人のメンタルとSNSのアクセス頻度には相関性があると言われているんです。知らないうちに悩みを抱えているような社員の存在をシステムが感知して、マネジメント層に伝えることで、早めのケアを行うきっかけにもなります。
サンクス機能は「ありがとう」をオープンな形にすることで、社内に前向きな空気を醸成することを目的とした機能です。
–Talknoteの強みや差別化ポイントはありますか。
和田氏:大きく3つあると考えています。まず充実した機能でありながら、シンプルで誰にでも使いやすいこと。次にデータ解析により信頼関係の鍵となる「気付き」を与えられること。最後に1社ごとにサポート体制が整っていることですね。
コミュニケーションの課題から生まれたツール
–和田様が御社に入社された経緯について教えてください。
和田氏:大学時代の私は仕事に対して、正直ポジティブな印象がありませんでした。仕事は生きていくために稼ぐもの。仕方なくやるものだと思っていたので、福利厚生がよくて、できる限り働かなくていいようにすぐに結婚しようと思っていたくらいなんです。
しかし、大学卒業後に銀行系のリース会社に入社して、仕事観が一変しました。社会とのつながりができる1つの場として、「仕事って本当は楽しいんだ」と気づきました。
その後、営業をしている中で弊社代表の小池と出会ったんです。サラリーマンとして1つの組織で働いている人が多い中で、起業家として自分の人生を切り拓き、世の中を良くするために考えを持って行動している人にお会いしたのはその時が初めてでした。
–そこから小池様の話を聞いて、入社を決められたということでしょうか。
和田氏:そうですね。そもそも小池が弊社を立ち上げたきっかけが、ビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を痛感したからなんだそうです。
というのも、以前、小池は飲食店4店舗と成果報酬型の求人サイトのIT部門を立ち上げていたのですが、勤務の時間も場所もばらばらで、彼が持っていたビジョンや想いを従業員たちにうまく伝えることができず、結局どんどん人が辞めていってしまったそうなんです。
そこで様々なコミュニケーションツールを試したものの、うまく使いこなせなかったり、一方通行になってしまったりした。リアルにコミュニケーションが取れる場を作ることに課題を感じ、それであれば自分で作ってしまおうとできたのが「Talknote」だったんです。
自分たちのコミュニケーションの課題から作ったサービスが、世の中を良くするために広がり始めている。小池からその話を聞いた時にとても感動しました。その後お誘いをいただき、弊社に入社することを決めました。
イキイキと自分らしく働ける世界をサポート
–今後のビジョンについて教えてください。
和田氏:働き方が多様化していくこの時代に、自由な価値観の中で仕事ができることはとても良いことだと思いますが、一方で自由は孤独を生みやすいものだとも思うんです。
だからこそ、会社にいると分かり合える、自分らしくいられる、力が発揮できる、ワクワクする。組織で働くすべての人が主体的にイキイキと自分らしく働けるよう今後はさらに新たな機能やサービスを開発し、Talknoteを通じてサポートしていきたいと思います。
–ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いします。
和田氏:会社や組織の中でコミュニケーションが円滑ではない、メンバーがイキイキとしていない、生産性が低いなど、お悩みの企業様がいらっしゃれば、ぜひご相談いただければと思います。
執筆=山田
校正=笠原