シーズアンドグロース株式会社
河本 英之
POSTED | 2019.11.12 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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魅力のない企業なんてない
新卒採用コンサルティングを通じて企業力を向上させるTopics
今回のインタビューは、組織・人事領域のコンサルティング、中でも主に新卒採用コンサルティングを得意とするシーズアンドグロース株式会社の河本氏にお話を伺います。中小企業の新卒採用コンサルティングを強みとする同社の取り組みや、起業の経緯、今後のビジョンについて語っていただきました。
シーズアンドグロース株式会社 社長 河本 英之氏のONLY STORY
【経歴】
1981年広島県生まれ。高校3年生時に私立修道高校を中退、翌年大検を取得し、2001年上智大学経済学部経営科に入学。2005年、株式会社リンクアンドモチベーションに入社。採用戦略から組織人事領域に従事し、大手企業から中小企業まで幅広く500社以上の採用・育成コンサルティングを担当。
2010年7月シーズアンドグロース株式会社を設立。独自かつフルカスタマイズのプログラム作りで、多くの企業の新卒採用と人材育成を支援している。
自社採用においても設立2年目より新卒採用をスタート。自社を実験台としながら得たノウハウややり方をお客様に提供している。
著書に『後継社長のための会社を変える「新卒採用」』『「強い会社」を作るための採用・育成のしくみ~人と組織の可能性を引き出すポテンシャル・マネジメント~』『本質採用~入社後すぐに活躍する人材を“育てる"採用成功のバイブル~』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
新卒採用は企業の強みを知るチャンス
–まずは、シーズアンドグロース株式会社の事業内容をお聞かせください。
河本氏:弊社は組織・人事領域、中でも特に新卒採用に強いコンサルティング会社です。業界や業種、企業規模問わず、多くのクライアントの人材育成・新卒採用を支援しています。
具体的な方法としましては、大きく4つございます。
1つがインターンシップや説明会など採用コンテンツの設計や制作。続いて、採用活動の調査・分析。さらには、研修などを通じた採用ノウハウのご提供。そして4つ目が、クライアントがどういった会社を目指しているかなどに応じて定期的なミーティングを通じて採用活動のアドバイスをするコンサルティングサポートがございます。
–ご利用される方はどういった企業様が多いのでしょうか。
河本氏:「新卒採用で会社のカラーを変えたい」「中途採用以外のやり方が分からない」「もっと良い採用をしたい」といった中小企業様が多いですね。
今の時代は、大手の採用ナビ媒体を利用するだけでは人が集まりません。企業の魅力をどう打ち出していくか、説明会やインターン、選考などをどう組み合わせていくかなど、緻密な採用戦略が必要です。
そのためにも企業様には本気でコミットしていただき、私たちは相談するパートナーとして「本質的な採用」のサポートを本気でいたします。
–河本様が考える「本質的な採用」とはどのようなものなのでしょうか。
河本氏:お互いにミスマッチをなくすために、企業のいいところも悪いところも面と向かって伝えていくことが本質的な採用だと私は思っています。
中小企業様のなかには、自社に魅力があることを認識していなかったり、新卒採用で他社と戦っても勝てないと諦めてしまっている企業も少なくはありません。しかしどの企業にも「お客様から選ばれている理由」「存在価値」は必ずあり、そこにもっとフォーカスすべきだと思っています。
「福利厚生が充実している」「風土がよい」といった内容で面接に来た方を採用をしてしまうと、彼らの入社理由が「その会社でなくてはならない理由」ではなくなってしまうんです。
それよりも企業の理念やビジョン、事業戦略や事業の優位性、仕事のやりがいなどで魅力を感じてもらい、採用するべきだと思います。
中途採用の場合は、年収やスキルなどの条件でマッチングして、即戦力を採用することができます。一方、新卒採用の場合は、会社の10年後のために今何が必要か、現時点で何が課題なのかを見つめ直すきっかけになります。ある意味、社内の健康診断でもあると私は思いますね。
困っている中小企業を助けたい
–起業された経緯について教えてください。
河本氏:起業に関しては、大学3年生の時から決めており、新卒で入社した5年後には起業すると周りにも宣言していました。
幼少期から決して順風満帆ではなく、高校を中退したことも含め、レールが敷かれた人生を歩んでこなかったということが起業の理由として挙げられます。大手企業に入る道が1つのレールだとしたら、私はレールを外れる人生が自分らしいなと思っていました。
そういった背景から、大学卒業後、メガベンチャーに勤め、ビジネスや組織を学んだあとには、有言実行で本当に5年で会社を離れました。
そこには中小企業向けのコンサルティングをしたいという想いもありました。と言うのも、当時勤めていた企業は大手企業に向けた事業を展開していたんですね。日本の99%である中小企業を元気にしないと日本は変わらないと思い、この事業で独立をしました。
社会にとって必要不可欠な企業を目指す
–今後のビジョンについて教えてください。
河本氏:メンバーと共に「みんなで良い会社を作っていく」ということが今は何よりも大事だと思っています。その1つのモデルケースにシーズアンドグロースがなれればとても面白いと思いますね。
–社会にとってはどういった企業でありたいと考えていますか。
河本氏:必要不可欠な会社です。私たちによって「救われました」と言ってくださる人がいる、そのような会社であり続けたいと思います。「シーズアンドグロースがあってよかった」と思ってくださる人を少しずつ増やしていきたいですね。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
河本氏:選ばれる企業でいるためには、自社の魅力を高め続けることが大切です。そのためには、現状維持ではなく、社長自らが未来を描き、課題を見つめ、さらに良くしていく活動が必要だと思います。
新卒採用をはじめ、組織人事でお困りの企業様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
執筆=山田
校正=笠原