株式会社Rezony
佐武 秀
POSTED | 2020.06.29 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoC |
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サブスクフィットネス『mozaiq(モザイク)』
好きなフィットネスを自由に選べるから運動が楽しいTopics
今回のインタビューは、提携しているすべてのフィットネスサービスが利用できる「mozaiq」(モザイク)( https://mozaiq.jp/ )を運営する株式会社Rezony(リゾニー)の佐武氏にお話を伺います。
入会金不要、掲載料無料、使いきれなかったポイントは90日間繰り越しOKなど、ユニークなサービスが魅力のmozaiqについて分かりやすく教えていただきました。
株式会社Rezony 社長 佐武 秀氏のONLY STORY
【経歴】
1993年、兵庫県西宮市出身。2017年、日本大学商学部卒業。大学2年次よりIT企業でのインターンを開始。卒業までの3年間でHR Tech、メガベンチャー、動画メディアの3社にてインターンを経験。大学卒業後、SMBC日興証券に入社。2018年に株式会社Rezonyを設立。現在は、複数ジムを横断利用できるサブスクフィットネス『mozaiq(モザイク)』をはじめ、フィットネス領域を軸にBtoB, BtoC問わず複数事業を展開。
入会金不要・ポイント90日間繰り越しOK
–まずは、株式会社Rezonyのサービス内容をお聞かせください。
佐武氏:弊社は、提携する複数のフィットネススタジオを横断的に利用できる定額制のフィットネスサービス「mozaiq」(モザイク)を提供しています。
mozaiq会員になるだけで、1つのフィットネスジムに縛られずに提携するフィットネススタジオがクラス単位で利用できるサービスです。現在、20代~40代の女性を中心にご利用いただいております。
–フィットネススタジオではどういったサービスが利用できますか。
佐武氏:パーソナルジムやヨガスタジオ、ピラティス、ボルダリング、ボクササイズ、ダンス、トレーニングなど、いろいろなカテゴリーのフィットネススタジオと提携していますので、各領域のエキスパートが提供するクオリティの高いクラスが受講できます。
現在、都内を中心に約90店舗の提携スタジオがあり、そのうち6~7割がヨガとパーソナルジムです。
–mozaiqを利用するメリットやサービスの強みを教えてください。
佐武氏:ほとんどのフィットネススタジオでは入会金が必要ですが、mozaiqは月会費だけで契約期間に縛られず利用できます。
またmozaiqはポイント制で、3つある月額プランの中から選んだプランに応じて毎月ポイントが付与され、そのポイントでスタジオを予約します。ポイントは、たとえ月内に使いきれなくても90日間有効なので、その間に利用すれば無駄になることはありません。忙しくて通えない月があっても月会費が無駄にならないのがメリットですね。
–サービスを利用されたお客様からは、どういったお声をいただきますか。
佐武氏:カテゴリーが豊富ですし、いろいろなジムに通うことができますので、「飽きずに楽しめる」「mozaiqをきっかけに気になっていたヨガに気軽にチャレンジできた」といったお声をいただいています。
他にも、今までいろいろなジムやヨガスタジオの会員になったものの、続かずにやめてしまったり、忙しくて月に1、2回しか通えず会費が無駄になってしまったりと、そういった経験をされた方は、結果的にmozaiqのコスパのよさで選んでいただくことが多いですね。
学生時代から起業を目指して経験を積む
–起業された経緯を教えてください。
佐武氏:学生の頃から将来起業しようと決めていたので、実際の会社で少しでも早く実務経験を積むためにIT系の3社にてインターンを経験しました。新卒で証券会社に入社した際は、「1年は絶対にこの会社で働く」と決めていましたので、1年が過ぎたタイミングでこれからについて考えました。
もともと学生時代のインターンや証券会社で働いたのは将来起業するときの経験値を貯めるためと捉えていましたが、あとどれくらい経験を積めば起業に事足りるのか結局わかりませんでした。
であれば、自分で起業するのが一番経験値を貯めることができると思い、入社して1年半で起業を決心しました。
–なぜフィットネスジムの事業を始めようと思われたのですか。
佐武氏:当初はフィットネスジムだけでなく、生け花教室や茶道教室といったレジャー関連を含めて「オフラインでの体験」を切り口にしたサブスク(定額制)の事業を考えていました。
しかし、いろいろ詰め込み過ぎて何のサービスなのかよく分からなくなってしまったことに加え、レジャー領域の集客支援では、アソビューやリクルートのじゃらんといった大手が強く、営業しても入り込める余地はないと思い、最終的にフィットネスにターゲットを絞りました。
–起業してから、印象に残るエピソードはありますか。
佐武氏:会社を立ち上げてからmozaiqをローンチするまでは、1人ですべての業務をこなしていたので、フィットネス業界での人脈や経験が一切ない状態から、提携スタジオの開拓を一軒ずつ営業していくことがとても大変でした。
しかし、mozaiqのプレスリリースを出した際に、いろいろな店舗の方から「掲載したい」と言うお声をいただき、その中でも「フィットネス事業者が抱える経営課題に対し、mozaiqのようなサービスは必要になる。ぜひ協力させてください」と言ってくださったときは、とても嬉しかったですね。
日本に貢献できる企業でありたい
–今後の目標を教えてください。
佐武氏:ここ最近、mozaiqとは別に、上場会社の新規事業開発の仕事を請け負ったり、ヨガスタジオやスポーツジム様向けのWebコンサル事業を始めたんです。
コロナを機に新しい形でのフィットネスサービスを提供したいと新規事業を検討されている事業者様も増えていますし、実際、mozaiqの提携で営業をさせていただくと、ホームページ制作やランディングページ制作、広告運用といったWeb周りで苦労されている店舗様がとても多いんですね。今後はそういったフィットネス事業者に特化したBtoB向けの全般的なサポートにも力を入れていきます。
またこの2~3年のうちに、フィットネスを切り口としたいろいろな事業を作っていきたいと思っています。
–社会的にどういった影響を与えていきたいとお考えですか。
佐武氏:日本をもっとよくするために、日本に貢献できる会社でありたいと思います。
そう思うようになったのは大学時代に1年間留学した際に、日本の素晴らしさに気づけたからなんです。それまでは漠然と日本のダメな部分ばかり気にして、海外の良い部分にばかり目を向けていました。しかし実際に海外へ出てみると、街中には日本のメーカーの車が走り、日本のメーカーのパソコンを使っている人がたくさんいて、多くの日本企業の製品が店舗に並んでいる。加えて海外の方とお話をすると日本の歴史や文化に興味を持っている方がとても多いんです。当時の僕は、それが日本人としてすごく嬉しかったんです。
現在の日本は世界で最も豊かな国の1つですが、それは私たちの先輩方が日本を少しでも良くしよう全力で作り上げてきた結果だと思います。なので、先輩方がそうしてきたように、私も事業を通じて少しでも日本を良くすることに貢献できればと思っています。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
佐武氏:ジムやヨガスタジオでのIT活用で悩んでいる企業様がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください。弊社ではフィットネス企業が抱えるそれぞれの課題に応じて、様々な解決策をご提案できます。
またジムやスタジオは、今回のコロナ禍で大きく影響を受けた業界の1つです。今までほど広告費をかけられないといった悩みをお持ちの方は多いと思いますので、まずは掲載料無料のmozaiqを集客手段の1つとしてご検討いただければと思います。
執筆=山田
校正=6483works