CAMELORS株式会社
田根靖之
POSTED | 2020.06.01 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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最短1日でプロ人材を採用できるプラットフォーム
信用されるひとが、活躍できる世の中にTopics
今回のインタビューは、仲介手数料ゼロでプロ人材と直接契約ができるSaaS型業務委託マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を提供しているCAMELORS株式会社の田根氏にお話を伺います。
「信用されるひとが、どの世界でも活躍できる世の中にしたい」という想いでサービスを立ち上げた田根氏に、SOKUDANのサービス内容はもちろん、事業に込める熱い想いを語っていただきました。
CAMELORS株式会社 CEO 田根 靖之氏のONLY STORY
【経歴】
1978年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後、(株)ベンチャー・リンクに入社し、セールス部門で全国MVP2度受賞。その後、女性フィットネス「Curves(カーブス)」を展開する、(株)カーブスジャパンに創業メンバーとしてジョイン。事業立上げから、全国営業マネジャーとして業界内店舗数No.1の企業に牽引。
その後、楽天㈱入社、グループ会社の楽天インサイト㈱ にてセールス業務に従事し、楽天新人賞など獲得。現場、リーダーとしての実績を積み、執行役員として事業経営に従事。事業全体の戦略、戦術、セールス、マーケティング、新規事業立ち上げ、採用、人事等に従事。
独立後、CAMELORS㈱を創業。IoTサービスでKDDI∞Labo(アクセラレータープログラム)に採択され、最優秀賞獲得。2019年に業界初の「仲介手数料ゼロのSaaS型最速業務委託マッチングサービスSOKUDAN(ソクダン)」を立ち上げ、運営している
最短1日で即戦力が見つかるマッチングサービス
––まず初めに、CAMELORS株式会社のサービス内容をお聞かせください。
田根氏:弊社は、仲介手数料ゼロでプロ人材と直接契約ができる“最速”業務委託マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営している会社です。
SOKUDANは、仕事案件を獲得したいプロ人材とプロ人材の獲得に苦労している発注者が直接つながれるマッチング率80%以上のプラットフォームです。
––どういった方たちがSOKUDANを利用されていますか。
田根氏:まずプロ人材は、20歳後半~40歳前半のエンジニア、マーケター、営業、BizDev(事業開発)、クリエイターの5職種を中心に、現在β版をリリースしてから4,000名を超える方たちにご登録いただいております。
次に発注側ですが、上場企業からスタートアップまで幅広い層にご利用いただいており、登録社数は半年強で500社を越えました。
––競合他社と比べての強みや差別化できるポイントはありますか。
田根氏:強みは大きく3つあります。
1つ目は"なかなか採用できない即戦力人材がその日に見つけられる"ということです。即戦力人材と直接コミュニケーションできるだけでなく、人材のアクティブ度を高め、発注~契約まで独自の手法でマッチングが出来る仕組みを構築しているためです。
2つ目はここ10年、採用マーケットにおいて、スカウトが主流になってきていますが、SOKUDANでは"スカウトいらず"で即戦力人材を獲得できる独自の仕組みがあるということです。そのため、採用担当者の採用活動を大幅に削減できます。
3つ目は低コストで即戦力人材を獲得できることです。業界で初めて、SaaS型のサブスク方式を導入し、フリーから始められます。また、採用活動コストも大幅に削減できるため、通常の採用コストの10分の1で人材を獲得できます。
有事の際にも社会を支える存在になりたい
––起業の経緯を教えてください。
田根氏:大学卒業後は営業マンとして働いていましたが、もともと企業経営に興味を持っていたので「いつかは起業したい」という気持ちを抱きながらサラリーマン生活を送っていました。
そんな中で2011年に東日本大震災が起こり、孫さんや三木谷さんが多額の資金を支援しているのを見て、「役立つサービスの提供だけでなく、有事のときに資金提供ができる企業は、社会に本当に必要なものだ」と痛切に感じ、自分もそういう企業を創りたいと思ったんです。
前職の楽天では、役員として事業経営を任せていただき、優秀な仲間にも恵まれて、非常に有意義な時間ではあったのですが、もっとチャレンジしていきたいと強く思い、37歳で起業しました。
––起業後は、すぐに今の事業をスタートされたのですか。
田根氏:いいえ、違います。むしろサービスの構想もないまま会社を辞めたので、アイデアを探してたところでした。営業支援や新規事業を業務委託で受け収益を立てながら、約2年の間に40~50のビジネス案をつくり、費用かけてリサーチしては作り直すということを何度も繰り返しましたね。
新規事業は本当に難しく、模索の日々が続いていたこの期間が一番悶々としていました。今の取締役の玄永もよく懲りずに一緒にやり続けてくれていたなと思います。
––そこから『SOKUDAN』のサービスをつくられた経緯を教えてください。
田根氏:ITサービスを模索しながら、いくつかの企業から業務委託で仕事を請け負っていたのですが、エージェントとの契約が多く多額の手数料が取られていることを知っていたので、何とか脱却して直接契約を増やしていきたいと思っていたんです。
しかしいざ新規の取引を増やしたいと思っても、個人レベルでビジネスを進めていくのは非常に大変でした。
また、とある東証一部上場企業の不動産会社の担当者と初めて営業の商談をしていたときも、話を聞いてもらえず、一方的に上から目線で罵倒され「30後半になって社会人生で結構頑張ってきたつもりなのに、これほどに自分たちには信用がないのだ」と非常に悔しい想いをしました。
そのことがきっかけとなり、「フリーランスや個人が会社に所属していなくても、仕事領域において信用のあるひとは、どの世界でも活躍できるような世の中にしたい」と思い、業務委託マッチングのSOKUDANというサービスをつくったのです。
信用プラットフォームへと進化させていく
––今後のビジョンを教えてください。
田根氏:「信用されるひとが、どの世界でも活躍できる世の中を創造していく」ことをミッションに、一人ひとりが挑戦できる環境を作っていきたいと思っています。
例えば、いまはSOKUDANという業務委託マッチングサービスですが、そこにビジネス領域の信用情報を蓄積することで、信用プラットフォームとして進化させていきたいです。それによって最速のマッチングや個人が活躍できる環境を提供していきたいと思っています。
また国内のみならずアジア領域を含めてサービスを広げていきながら、業務委託マッチングに付随する周辺事業もどんどん展開していきたいです。
––ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
田根氏:「なかなか採用できないような即戦力人材をとりたい」「採用コスト、仲介手数料を大幅に削減したい」「スカウト活動など、採用に時間がかかってしまっている」「新規事業などで社内に知見やリソースがない」
上記でお悩みの企業様がいらっしゃれば、いつでもご連絡をお待ちしております!
過去事例や業界、職種ごとに役立つ情報をご提供させていただきます。
執筆=山田
校正=笠原