長岡 路恵

「ミラクルソリューションの事業は、2002年の6月の設立当初から、システムインテグレーションと教育と出版の三本柱です。」

そう語ってくださったのは株式会社ミラクルソリューションの長岡社長。

「システムインテグレーションは、簡単に言えば、コンピュータとコンピュータをつなげてシステムを作る仕事です。自分でイメージしたシステムを自分で設計してお客様に納品することができます。

ミラクルソリューションは開発系というよりサーバーテクノロジーに特化していて、メールサーバーやユーザー管理サーバーといったシステムをつなげて、社内の業務システムをつくりあげます。」

出版事業では、技術力をいかした書籍を多く出版し、教育事業ではWindowsサーバエンジニア講習などを行っている。

20代の頃はエンジニアとして仕事をしていた長岡社長。

「仕事がたくさんくるようになったので会社を設立しました。

2008年に、マイクロソフトの認定ゴールドパートナーを取得したのですが、マイクロソフトの技術を研究してその本を出版したり、仕事をたくさんとったり、社内で資格取得者を増やしたことが取得につながったのだと思っています。

マンションの一室から始めた小さな会社でしたが、ゴールドパートナー取得で技術力を認めていただいたことにより、大きな仕事をいただく機会も増えました。」

世界最高の技術者集団であることをコンセプトに掲げるミラクルソリューション。技術にこだわる理由を長岡社長が明かしてくださった。

「お客様にスピード・質・コストのすべてを満足していただけるには技術力が不可欠です。そして、エンジニアにとっても着実に技術を習得してキャリアアップをすることで何があっても社会で勝負できる能力を身につけることができます。

社員には、たとえこの会社を離れることになっても、ミラクルソリューションで働いてよかったと思ってもらいたいんです。」

では、なぜ『日本最高』ではなく『世界最高』なのか。

「IT業界で扱う製品はほとんどがアメリカ製です。技術も日本の技術だけでなく世界の技術を使っているので、日本だけを見ていたら最先端についていけない。

常に世界を見据えていないと取り残されてしまいますから。それに、目標は大きく持った方が良いといいますしね！」

そんなミラクルソリューションの社内制度で特徴的なのは評価制度。

その名も
《エンジニアの、エンジニアによる、エンジニアのための人事制度》。

「全方位人事評価制度です。

　　　業務において目標を掲げてその目標達成率に基づく評価
　　　リーダークラスに必要とされる能力を明確に示した上での評価
　　　360度評価

といって先輩や後輩など周りの人が自分のことをどう見ているかを基準にする評価などがあります。

技術や内面などその人の評価ポイントは沢山あって、それを余すところなく評価することを重視しています。」

ミラクルソリューションでは、やる気・コミュニケーション・挑戦の3つを持った人を求めているという。
そのうちの一つ、コミュニケーションについて長岡社長はこう説明してくださった。

「この仕事をする上での一番大事なコミュニケーション能力は、相手に必要な情報をきちんと伝達する能力です。

人間は思い込みをしやすい動物ですから、自分は伝えたと思っても、相手には十分に伝わってなかったりすることが多々あります。

それでも仕事を進めていく上で何か判断するときには正しい情報が必要になります。その情報を持ちあわせていないと判断ができなかったり間違えてしまったりするのです。

そういったときにお客様や上司にこの情報をくださいと言うことができて、逆に自分から相手に情報提供をすることができる人が求められます。
この能力は本当に仕事に必要だと理解して腹をくくれば、誰にでも身につけることができる能力だと思っています。」

最後に、長岡社長に学生へのメッセージをお願いした。

「今の学生は、私たちの世代と比べると、幼い子供の頃からインターネットに慣れ親しんでいる世代だと思います。
そのため、インターネットの技術進歩のためのイメージや発想が生まれやすいのではと期待しています。

夢ややる気を持って社会で活躍してください。」

長岡社長はとても優しいお方ででした。
人材力100などにも選ばれている社内教育制度が素晴らしい会社なので、文系でも未経験者でもやる気さえあれば頑張れるすてきな会社です！

http://www.miracle-solution.com