株式会社エリントシステム

松本 正己

入ったときに4人だった会社を、自分の代で100人へ

これからの社会を担う若者へのメッセージ
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今回のインタビューは、組み込みソフトウェアのテストや開発を手がける株式会社エリントシステムの松本氏にお話を伺います。現在のサービス内容や事業継承に至るまでの経緯、次世代を作り上げる若者に向けてのメッセージなど語っていただきます。

株式会社エリントシステム 代表取締役 松本正己のONLY STORY

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【経歴】

神奈川県川崎市中原区出身。横浜商科大学商学部商学科卒業。大学在学中20日の誕生日直後に父親の経営する会社が倒産するも親戚や周りの協力やアルバイトなどの対応で、大学は無事卒業。卒業後、日立金属系の特殊鋼販売の会社に営業として入社。4年半後に現在の会社に転職。

キヤノンの下丸子本社で主にテスト業務を行う。コンピュータはほぼ初心者だったが、一つの製品の立ち上げから終了まで携わり、深い信頼をもらいながら、楽しく仕事をする。
12年前に取締役に就任、10年前に代表取締役に就任。6年前に中小企業家同友会の経営指針作成部会にて経営指針を作成。現在に至る。
 

ソフトウェアテストからプロダクト開発へ


–まずは株式会社エリントシステムが手がけている事業について、お聞かせください。

松本氏:弊社は主にソフトウェアやエンタープライズソフトウェアのテスト・評価業務を行なっております。多くの同業者様がいらっしゃいますが、ここまでノウハウや知識を持ってソフトウェアのテストや評価に特化している会社は珍しいと思いますね。
 
その他にも、ITの力で高齢者社会に必要なものを作りたいという想いから生まれた「e伝之介くん」という、スタンドで部屋の中に設置するタイプのセンサーを開発しました。

介護施設ではセンサーマットといって、マットにセンサーを入れて要介護者の方の様子を読み取る機械があるのですが、いろいろ不具合や弱点があるものなんです。一方でこの「e伝之介くん」は、カメラと赤外線LEDなどを組み合わせて、真っ暗な状態でも人の動きを解析して、ベッドにいる方の離床や起床に応じてナースコールを行うことができます。
 
–この「e伝之介くん」を使った方からは、どのような声がありますか。

松本氏:「e伝之介くん」は開発中で、2019年の5月ごろの一般販売を予定しており、現在は実験機を作って実証実験を行っている段階です。その中でいちばん好評を受けているのは、実は個人宅なんですね。30台稼働しているうち、個人宅で使っていただいているのはたったの1台なのですが、すごく助かると言っていただいております。
 
もともと病院を想定して開発したものではあったのですが、動けば動くほど、介護、特にご自宅で見守っている方が必要としている現状が見えてきて、そういった現場に導入していただければと思っています。
 
–御社の経営に大切にしていることを教えてください。

松本氏:一番大切にしているのは、やはり社員です。経営をしていく中で、弊社のお客様が私たちのことを信頼してくださっているということを強く感じるんですね。それは、やはり実際に現場に出ている社員のおかげだと思いますし、それと同時に彼らの力を発揮できるような働きやすい会社にしていきたいと思っています。
 

社長になった半年後に、先代が他界


–代表取締役となったきっかけについて教えてください。

松本氏:実はこの会社は継いだもので、入社当時は先代の社長も入れて4名ほどの規模でした。当時はまだソフトウェアについてはそれほど詳しくなく、やりやすいだろうということでテストの部門を担当しました。先代は会社をむやみに大きくしようという考えはなかったのですが、それでもたくさんの方から仕事をいただくようになり、やがて10人の会社になりました。

10年ほど前のことになりますが、先代が体調を崩し、ほとんど会社に来られない状態が続いていたのです。そこで相談して、体調が悪いなかなんとか事業継承を済ませ、当時取締役だった私が社長になりました。
 
その半年後に、先代は亡くなりました。それからもいろいろなことがあり、決して順風満帆な経営とはいかなかったのですが、皆様のおかげで今があると思っています。
 
–事業継承後、特に印象に残っていることはどういったことでしたか。

松本氏:自分一人で物事の決断をしなければならなくなったことですね。というのも、代表が生前の頃は、事業について悩みがあった場合にはいつも話を聞いていただいていたんですね。それほど頼りにしていた人がもうそばにいないと感じた時は、大きな不安に襲われました。

人を商売道具にしてはならない


–今後の展望について教えてください。

松本氏:やはり社員にお客さんのところに行ってもらってはじめて成り立つ仕事なので、まずは人を増やしていきたいと思っています。しかし、その社員を弊社の商売道具にしてしまってはならないとも考えています。そうしないためにも、一人ひとりが個人の技術をあげられるような資格支援や勉強会などの仕組みづくりを行なっています。
そうして、より高度な対応ができる人間を育てていき、将来的には社員を100人くらいに増やしていきたいと考えています。
 
–最後に読者へメッセージはありますか。

松本氏:経営者の方に向けたメッセージですと、私たちは信頼という言葉を大切にしている会社です。良いことも悪いことも隠し立てせずに、しっかりと情報を開示していくことを信条にしていますので、この理念に共感していただけるようなを企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に仕事をしていきたいと考えております。

 
また、若い方に向けては、これからの社会を作っていくのは、間違いなくあなたたちなのです。だからこそ、単なる会社の駒になるのではなく、自分が中心になりたいんだという想いを持ちつつ、現実もしっかり見据えて、周りのこともちゃんと理解して行動していってほしいですね。
 
みなさんにはすごい力があると、ひとりひとりの力を発揮していけば、決して日本の将来は暗くない、私はそう思っています。
 
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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会社名:株式会社エリントシステム

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