JVCC株式会社

佐藤貴紀

安心安全な日本最大の動物病院グループを目指す

命を預かる仕事だからこそスタッフの働きやすさが大切
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今回のインタビューは、動物病院グループの形成を推進する一方、ご自身も獣医師として活躍するJVCC株式会社の佐藤氏にお話を伺います。展開する事業内容や創業メンバーとして事業を立ち上げた理由、今後の展望まで語っていただきました。

JVCC株式会社 取締役 佐藤 貴紀氏のONLYSTORY


【経歴】

1978年、東京都町田市出身。2002年麻布大学獣医学部卒業。小学生から犬を飼い始め、中学生で獣医師を目指す。国家資格である獣医師免許を取得後、都内で勤務医となる。30歳で開業を目指すため、獣医大学で研修生をつとめ、その後2008年東京都港区に株式会社FORPETSと、白金高輪動物病院を設立。2011年、中央アニマルクリニックの分院、2015年ペットサロンもオープン。一生のかかりつけ医を推奨すると共に、日本獣医循環器認定医も取得。保護犬猫のサポートとして、一般社団法人つむぎの代表理事も務める。
2017年株式会社FORPETSをかJVCC株式会社へ株主譲渡し、現時点でJVCC株式会社COO、JVCC動物病院グループ株式会社代表取締役を兼任。2019年4月、JVCC動物病院グループ二次医療センター目黒病院を開院し、センター長も兼務。
将来、最大のグループ病院を目指す。

【マスコミ出演経歴】
2009年6月 NHK「○○の国の王子様」
2012年10月 BS11「スマイルペットライフ』
2011年11月7日〜12月5日まで放送 BS日テレ「僕がネコに嫌われる理由」第一弾 2012年5月31日〜6月14日まで放送 BS日テレ「僕がネコに嫌われる理由」第二弾
    ※ ポリドール映像より「DVD」絶賛発売中
2013年9月21日午後9:00〜11:00放送
 「まるごと知りたい!AtoZ“ペットカワイイが大集合」
2012年9月〜2013年11月放送 
     NIKKEI channel culture 「佐藤貴紀のペットなんでも相談室」
2014年7月4日(金)ラジオ TOKYO FM「BlueOcean」朝8時30分放送
2014年10月25日(土)TBSテレビ「あさチャン」朝7時〜7時30分(ニュース企画)2013年〜 毎年「インターペット」(ペット業界見本市)にてレギュラー出演
2015年12月16日 テレビ朝日「ナニコレ珍百景 2時間スペシャル」
2017年4月22日放送  BS−TBS「満足!トレンドナビ」
他、女性セブンのコラム連載、商品の開発や監修、プロデュースなど幅広く活躍している。

幅広い医療を提供する、作業に集中できる組織


–まずはJVCC株式会社が手がけるサービスについて、お聞かせください。

佐藤氏:弊社はM&Aにより動物病院をグループ化し、おもに犬猫を中心とした動物医療を提供しています。

–動物病院業界での強みや、差別化ポイントはありますか。

佐藤氏:弊社では、獣医療のグループ会社として、高度医療を展開する都心型、トータルケアを心がける郊外型、予防医療を展開するホームセンター型、高度先進医療を提供する二次病院とさまざまなコンセプトを展開しています。1つのクリニックでは提供できない動物医療でも幅広く対応できることが私たちの強みですね。

また、経理や人事などのバックオフィス業務を一括で行う体制を整えていますので、グループ内の院長先生方は煩わしい事務作業をせずとも、獣医師として医療に集中できるのも強みだと思います。

–“動物病院のグループ化”というのは正直聞きなれない言葉ですが、業界内でこのような取り組み方は珍しいのでしょうか。

佐藤氏:業界内で弊社のようにM&Aと謳っているところは日本で最初だと思います。そもそも獣医師は自分で技術力を持っているので、組織化されたくないと思う方が多いんです。

しかし、頑張って経営を続けていても、最終的に事業継承がうまくできず病院を閉鎖せざるを得なかったり、体調を崩してしまい働けなくなったり、どうしても個人病院の危うさというものを否定できません。

また、最近ではマンション暮らしの方が増え、飼育できるペット数が限られたりとペットに対する接し方が変わってきました。そういった時代の変化に合わせ、動物病院も大きな改革が必要だと感じていますね。

–大きな改革とのことですが、実際にM&Aでグループに入った場合はどういった変化があるのでしょうか。

佐藤氏:先ほぼも申した通り、医師が治療に専念できたり、グループ内で人員不足を改善したりといったことはありますが、経営方針は基本的に院長先生にお任せしています。

そのためグループに入ったからといって、「このやり方でお願いします」という強制はしていません。これまでに個々でやられてきたコンセプトや、やりがいもありますので、院長先生の想いを汲んだ体制になっています。

–事業に対して一番大切にしていることを教えてください。

佐藤氏:やはり動物の命を預かっていますので、患者さん、つまりペットが最優先です。

それを実現するためのシステム構築やスタッフにとって働きやすい環境作りも大切にしています。今はそのためにも福利厚生など管理体制を整えることに力を注いでいますね。

適材適所で救われる動物の数を増やしたい


–お話を伺っていますと、動物に対する深い愛を感じますが、動物医療業界を目指すきっかけとなる出来事が何かあったのでしょうか。

佐藤氏:そうですね、私は昔から動物が好きなんですが、子供の頃に飼っていた犬が病気になり、動物病院があると知ったのがきっかけですね。その時、動物医療のレベルの低さや獣医師の対応などを目の当たりにして、子供ながらに思うことがありました。

そして本来獣医師はすばらしい仕事だからもっと活かせるのではないかと思うようになり、獣医師を目指したのです。また当時飼っていた子には感謝の気持ちがあるので、他の多くの動物の命を救うことで恩返しになればいいなと思っているんです。

–佐藤様は獣医師でいらっしゃいますが、御社の立ち上げメンバーとして取締役に就任された理由を教えてください。

佐藤氏:理由は2つありますね。まず1つ目に私自身が動物病院を開業した時の実体験があります。というのも、当時獣医師として勉強はしてきたものの、マーケティングやマネジメントなどの知識がほとんどないために経営にはとても苦労したんですね。

自分ができる事と、できない事を明確にした時に、足りない部分は優れた能力を持っている人と組んで一つの会社を担っていく方が、スタッフにとってもよいのではないかと思うようになったのです。

2つ目に、動物病院の数を増やしたいと思ったからですね。もちろん目の前にいる1頭の犬を助けることも大事ですが、1,000頭の犬を助けられるシステムを作りたい。そう思ったんです。

そこから、みんなが安心安全で受けられる医療を、どこの地域でも受けることができればその分救われる動物の命も増えると思い、JVCC株式会社に加わりました。

選ばれるJVCCグループの動物病院


–今後の展望を教えてください。

佐藤氏:どこよりも安心できる、日本最大のグループ病院を目指しています。そのためにもグループ動物病院として、施設数はもちろんのこと、高い質やサービスを提供することが大切だと思っていますので、新たにグループ内でBtoBの二次診療施設を立ち上げました。

基本的に、動物の医療を求めて訪れる病院が一次診療であるのに対し、ここはかかりつけの先生方から二次診療で紹介していただく、さらに専門性に優れた施設です。

そこには教育機関としての働きもありますので、今以上にグループとして人材育成に力を入れていきたいと思っています。

–社会の中で今後どのような会社にしたいとお考えですか。

佐藤氏:人と動物は、お互いによきパートナーとして、補い合い、癒し合うことができます。JVCC株式会社は、動物病院として動物のトータルケアを充実させていくと共に、人と動物が一緒に生活することのよさを発信していきたいと考えています。

事業や取り組み、理念に共感してくださる方がいれば、ぜひご連絡ください。

執筆=山田
校正=笠原

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