株式会社PLAYNEW

山内 一樹

サッカーを中心としたスポーツ・アクティビティの提供

Jリーグでジャイアントキリングを目指すチーム運営
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今回のインタビューは、サッカーを中心としたスポーツ・アクティビティを提供する株式会社PLAYNEWの山内氏にお話を伺います。事業内容やチームに掛ける期待、今後の展望などについて語っていただきました。

株式会社PLAYNEW 社長 山内 一樹氏のONLY STORY


【経歴】

平成元年生まれ。青山学院に中等部から通い、青山学院大学国際政治経済学部を2011年に卒業。2007年(18歳)から東京ヴェルディや川崎フロンターレにてフロントスタッフとして現場経験を積み、2009年(20歳)株式会社大学スポーツチャンネルの創業にジョイン。
大学卒業後はサイバーエージェントに勤めた後、独立し、再び株式会社大学スポーツチャンネルの取締役に就任。”Millennials Marketing Director”として、主にプロスポーツリーグや代表チームのミレニアルズマーケティング(若年層マーケティング)戦略推進に従事。2016年開幕のBリーグ、2017年3月WBCに出場した侍ジャパン、DAZN元年となったJリーグを中心にサポートを行う。2014年には(25歳)渋谷をホームタウンとしたサッカークラブTOKYO CITY FC を立ち上げ、2019年に法人化。運営法人である株式会社PLAYNEWの代表取締役を務め、渋谷からJリーグを目指すクラブの経営を行なっている。

サッカーチームを運営しJリーグを目指す


–まずは株式会社PLAYNEWが手がけている事業について、お聞かせください。

山内氏:弊社はサッカーを中心としたスポーツ・アクティビティの提供をしている会社で、具体的な取り組みとしては大きく3つあります。
1つは渋谷初のサッカークラブ「TOKYO CITY FC」の運営。日本のサッカーはJリーグのJ1から始まりその下もピラミットがずっと続いていて、実は14部ぐらいまであるんです。
14部ともなると石ころが転がっている河川敷のグラウンドで試合をするようなリーグなのですが、私たちもそこから少しずつ上ってきて、現在は8部リーグに所属しています。
2つ目は私たちが開発したスポーツアクティビティコンテンツをスポーツイベントやプロモーションイベントの運営企業に提供するサービスです。
例えば大手スポーツ用品企業が渋谷のクラブを貸し切って行ったフットサルイベントでは、ボールの動きによって地面のプロジェクションマッピングが変化していく、一風変わったフットサルを行いました。アートとテクノロジーを組み合わせることで、普段はサッカーに興味を持たない人たちも楽しんでくれた、大成功したイベントの一例です。
3つ目は地域住民の方々や企業さんがスポーツを通じて交流できる場を作ることです。フットサルの大会を行ったり、街の清掃活動を一緒にやらせていただいたり、あとはゴミ拾いとアクティビティをかけ合わせた企画を行ったりしています。私たち単体でやる場合もありますが、地元の企業さんや色々な人達と組んでやるケースも多いです。

–続いて山内様が事業を運営するにあたって、一番重要視していることを教えてください。

山内氏:大切にしている価値観として、「Scramble」「Innovate」「Go forward」という3つを挙げています。
「Scramble」は渋谷のスクランブル交差点に象徴されるような、色々なものが入り交じるという意味で入れています。と言うのもサッカークラブは社会の公共財的な役割を担えるものだと考えているんです。だからこそ色々な人たちが混じり合って共に何かを作っていく場を創り出すことを大事にしています。
「Innovate」はそのままといえばそのままですが、新しいサッカーの楽しみ方を作る、既存の考えに囚われず、より多くの新しい人々がサッカーやスポーツに触れるにはどうすれば良いのかを常に考えるようにしています。
最後の「Go forward」はサッカーのスタイルからきている言葉です。サッカーの試合をするとなった時に通りすがりの人に見てもらえるか。興味のない人が1~2分足を止めて見てくれた時にゴールに迫るシーンがあり、面白いと思ってもらえるか。そういったところを大事にしています。そのためにも選手だけでなく運営メンバーも、とにかく縦に速く、とにかく前に進むよう伝えることを心がけていますね。
この3つを常に意識しながら事業は運営しています。

渋谷を楽しくできるチームを立ち上げよう


–起業を決意したきっかけについて教えてください。

山内氏:私はこのクラブを立ち上げる前から大学スポーツチャンネルという会社で、スポーツ業界に若者ファンを作ることを目的に色々なクラブに対して働きかけをしてきました。例えば「若者を増やすにはこういうSNSの使い方をすればいいですよ」とか、「インスタ映えする、画像にして切り取りたくなることをやりましょう」とか。けれど当時は前例もありませんでしたし、あまり上手くはいかなかったんですね。
だったら自分たちで、若者ファンをもっと巻き込める、渋谷を楽しくできるチームを立ち上げようということで株式会社PLAYNEWを立ち上げました。

ワクワクし続ける渋谷をフットボールで作る


–今後の展望について教えてください。

山内氏:短期目標としては5年でJリーグ入りを目標に掲げています。
私たちは「渋谷からJリーグを目指します」と言っているのですが、とはいえただ強いチームを作ればいいと考えているわけではなくて、ビジョンとして掲げているのは「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで作る”」ということです。
ご存知の方も多いと思いますが、今渋谷区の中心にある代々木公園に色々なスタジアムを作ろうという話が出てきているんですね。その話が実現した時には、私たちもそのスタジアムを使うのにふさわしいようなチームになっていて、先ほどお話ししたゴーフォワードなサッカーを見てもらうことが目標です。
そのほかにも、試合前後の選手や監督がスポーツバーにちょこっとやってきてファンと交流するイベントをしたり、オフィスでできるストレッチとして選手が体験しているプログラムを教えに行ったり、色々なコンテンツを提供して渋谷の街をワクワクさせ続けるというのが最終的に目指すところです。

–ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いします。

山内氏:今、日本にある大きなクラブというのは、鹿島アントラーズなら住友グループ、マリノスは日産自動車、浦和レッズなら三菱と、本当に大きい素晴らしい企業が作り上げてきたクラブです。
片や僕らはスタートアップサッカークラブ、ベンチャークラブ。それがパートナー企業さんと共に歩んでジャイアントキリングを起こすとなれば、これほど痛快なことはないと思っています。特に渋谷に拠点を構えているような企業さんであれば、このエリアをより活性化させ、それぞれの会社にとって好循環を得られる環境を一緒に作れると考えています。
クラブを共に作っていける、この夢を共に面白がってくれるような方がいれば、ぜひご一緒したいと思いますし、歴史を作っていく相棒になっていただければと思っています。

執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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