株式会社KOMPEITO
川岸 亮造
POSTED | 2016.11.30 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:その他 創立:11〜14年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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あなたのオフィスに、もっと野菜タイムを!
新鮮野菜を毎日お届け。健康促進を目指す。Topics
株式会社KOMPEITO 社長 川岸 亮造氏のONLY STORY
始まりはクライアントの声から。
「美味しい野菜を持ち帰りではなく、オフィスで食べたいんだよね」。
とある企業の経営者様がこう呟かれた時、時が止まったような気がしました。
今後日本の農業界は大きく変化すると確信し、起業。
農業関連の様々な事業に取り組みながらも鳴かず飛ばずだった私にとって、その言葉は神の言葉のようなインパクトがあったのです。
詳しくお話を伺っていくと、従業員の食がお菓子やインスタントに偏っており、野菜が不足していると感じられたとのことでした。
大事な社員の健康は守りたいし、自分自身の食の改善もしたい。
もっとオフィスで気軽に野菜を食べられる環境が欲しいと。
「これだ!」と思いましたね。
都内にはたくさんのオフィスがあり、たくさんの従業員がいます。
世界では健康管理ができる人ほど有能なビジネスマンと言われるくらいですし、健康のために食を改善したい経営者やビジネスマンは多いはずだと思いました。
(この事業には、日本の農業界を変えていく可能性がある!)
そう思ってから実行に移すまで、時間はかからなかったと思います。
かつて株式会社日本能率協会コンサルティングに勤め、数々の企業の研究開発部門へのコンサルティングで結果を出してきた業務改善の血が、再び滾っていくのを感じました。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を事業化させた時には、やりたいことを見つけ出した喜びとやりがいを感じていましたね。
新鮮野菜をオフィスでどうぞ。
「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」では、オフィスワーカーの「食」を通じた健康促進を目的に、新鮮野菜やフルーツ、ドリンクを毎日オフィスの冷蔵庫にお届けしています。
健康のためには、長期的に野菜を摂取することが大事なのですが、たくさんの方が集まるオフィスですから、中には野菜嫌いの方もいますし、野菜は食べにくい、葉物野菜では物足りないという方もいます。
ですから、「OFFICE DE YASAI」では、野菜の美味しさはもちろん、オフィスでの食べやすさや満足感には特に配慮しています。
夏にはスイカ、秋には梨や柿など、季節の野菜や果物を提供していますので、野菜嫌いの方でもお菓子を買うような感覚で食べられると好評です。
狭いビジネス街では、自転車を使って配送することもあるのですが、生鮮品ですので、特に品質管理は徹底しています。
株主のキューピー様からも物流やカット方法などのアドバイスを頂いていますし、熱を通さない保存箱や、保冷剤を一定時間ごとに入れ替えたりするなどして、野菜の鮮度を保てる冷蔵温度をキープしています。
野菜の価格というのは得てして天候に左右されがちですが、弊社では、農家さんと直接契約をし、入荷量と金額を事前に決めていますので、安定した供給を実現しています。自分が育てている野菜の美味しさをきちんと理解し、味わいの理由や育て方まできちんと説明ができる方と契約し美味しさも折り紙つきです。
こうした農家さんは、向上意欲が非常に高い方々ですので、私たちも、彼らの信頼に足る存在であり続けなくてはいけないと常に感じます。
テレビや雑誌などのメディア活動も積極的に行なうことで、サービスの認知度を高め、農家さんたちが丹精込めて育てられている大切な野菜を多くの方に食べていただく。
それが一つの使命ですね。
生産者と利用者。2つの未来を支えていく。
今後は、2つの未来を目指しています。
一つは、健康促進に関する「食」の社会インフラとなること。
現在は、サービスエリアを都心に絞っていますが、事業を確立させた段階で全国展開していく予定です。
私たちは、全国のオフィスの冷蔵庫を、そこに勤める方々のための宝箱にしたいのです。
扉を開けば新しい商品との出会いがあり、購入するたびに暮らしやすさが高まっていく。
そんな仕組みを作りたいですね。
そのためには、取扱商品を増やしていくことが大事です。
色々な企業の商品にリーチできるようになれば、サービス幅もどんどん広がっていきます。
弊社のサービスを福利厚生の一環として導入していただいた企業様が、「KOMPEITOのおかげで健康になった」と実感してくれると嬉しいですね。
もう一つは、農家にとっての挑戦の場となることです。
海外展開を目指したい農家や、素晴らしい栽培技術とノウハウを持った農家の、新しい挑戦を実現できる会社になりたいのです。
野菜にとらわれず幅広い商品を提供し、挑戦を支えていくことで、全国の生産者と利用者にとって、価値のある企業へと成長していきたですね。