丸良興業有限会社
虻川 良太郎
POSTED | 2018.10.20 Sat |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:飲食・サービス 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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精度の高い重量物吊上げを行うプロ集団!
人を驚かせ、感動させる人の周りに人は集まるTopics
今回は、クレーンによる重量物吊上げを行う、丸良興業有限会社の代表取締役・虻川氏にお話を伺いました。
緻密な計画をもとに高精度のクレーン技術で行われる重量据付工事。街中で見かけることはあっても、なかなかその精度について考えることはありませんよね。今回、虻川氏のお話でその精密な技術に驚くことでしょう。
丸良興業有限会社 代表取締役 虻川 良太郎氏のONLYSTORY
クレーンのレンタル業ではなく、「技術」で据付工事を行う
-虻川氏-
「丸良興業有限会社のメイン事業は、重量物吊上げです。
重量物吊上げというのは、例えば重たいスーパーコンピューターなどを搬入する際、エレベーターなどが使えないといった状況でどのように搬入するのかルートを考え、そこに持っていく業務のことです。
家具などは解体して組み立てることができるのですが、機械類はそのまま搬入する必要があります。先ほど例に挙げたスーパーコンピューターもそうですし、病院で使うMRIなども扱います。病院がメーカーから購入し、それを院内に運び込むような作業を主に行っています。
搬入の精度を上げるために、最新のドイツ製のクレーンをはじめ、さまざまなクレーンを導入しています。搬入ルートの狭さ、機械の重さ、電線などを超えられる高さなど、搬入にもさまざまな条件があるため、それぞれの状況下で最も適したクレーンを使用しています。
重量物吊上げにもさまざまな種類がありますが、丸良興業有限会社は特に、護岸系、土木系が多いですね。土木の他には建築も行っており、業務の割合としては大体7:3くらいになります。顧客の多くははゼネコン、工事業者です。
クレーンを扱う仕事を行っている会社は、概ねレンタル屋さんなんですね。1日クレーンをレンタルするのに安くて5万円、高いものであれば400万円ほどかかります。そういった会社の営業は「うちの会社のクレーンを使ってください」といって、新規開拓をしていくというスタイルを取っています。
一方、当社は、顧客から『この機械を搬入したいのだけど、どうしたらいい?』という相談をいただきます。レンタル業者ではなく、あくまで技術屋なんですね。そのため、営業もクレーンを推すのではなく、技術相談がほとんどです。
私は会社を経営するポリシーとして『人を驚かせる』ということを大切にしています。他の業者に持っていくと断られるような案件を快諾して完璧にこなすと、顧客はとても驚いて、喜んでくれるんですよね。もちろん、できないものはどうしてもできないのですが、できそうなものはきちんと測量した上で実践します。
丸良興業有限会社の経営理念は『本物を信じられる仲間』。この「本物」というのは、人の期待を遥かに上回って驚かせることができる人のことです。誰かを驚かせることができる人はやはりプロフェッショナルとして本物で、そういう人の周りに人は集まってくる。
丸良興業有限会社も、顧客にとってそのような存在でありたいと思い、クオリティの高い据付工事を実践しています。」
スノーボードのプロの道から、父の会社を継ぐことを決意
-虻川氏-
「丸良興業有限会社は私の父親が作った会社なのですが、子供のころは父が経営者であることを意識したことはあまりなく、会社を継ぐということも考えていませんでした。
ターニングポイントになったのは大学生のころす。私は東海大学に入学してから、スノーボードを始めたんです。
最初はサークルに入ろうと思っていたのですが、学生スノーボード協会に加盟しているところがあって、そこはプロになるための知識なども与えてくれる場所だったんですね。
そこで勉強をしながらスノーボードをやろうと思い、スノーボードには打ち込みましたが、その後は流れに身を任せてIT系の企業に入社しました。
しかし、自分のやりたいこととのギャップを感じて3ヶ月で会社を辞め、スノーボードの協会に入ってプロになろうと考えました。プロとして生活していくためには、名前が売れて、グッズなどが売れないと十分な収益は得られないだろうと考えたんです。
海外に渡って自分なりに勉強をしながら収益を得る方法を模索していたんですが、28歳のときに怪我をして、それが自分の人生をもう一度考えるきっかけになりました。自分も成長して、親も年齢を重ねた今、親孝行をするべきではないかと考えたんです。
丸良興業有限会社では、アルバイトからはじめて、のちに正社員になったのですが、父親は昔気質な経営者だったので、会社の方針も時代の流れにあわせる必要があると感じました。それで、私が経営を引き継ぎ、今に至ります。」
社員を大切にすることが、会社全体のレベルアップに繋がる
-虻川氏-
「今後は、社内の福利厚生にまず力を入れていきたいと考えています。社員みんなが、元気に仲良く楽しく仕事ができる会社を目指していきたいですね。もちろん事業の拡大志向も大切にしたいのですが、それ以上に従業員の幸福度を上げることを重要視しています。
長期間働いている従業員には1ヶ月の海外旅行などもしてもらいたいと考えています。私自身、若いころに海外に渡ったことが大きな成長のきっかけになっているので、広い世界を見て人としての幅を広げてほしいですね。
社員一人一人のレベルが上がることが会社全体のレベルアップに繋がるため、成長意欲を養ってもらいたいという想いがあります。
その後は、地域貢献に力を入れていきたいと思います。祭りで神輿を担ぐということもやっていきたいですね。地域で認められる企業になってはじめて、会社は活発になっていくはずです。そのためにまず社員を大切にする職場環境をさらに追求していきたいです。
一緒に楽しくわいわい働ける仲間を私たちはお待ちしています!」