株式会社クレセント
氏原 亮介
POSTED | 2018.09.11 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:人材(採用・派遣) 創立:15年以上 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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ECサイトが企業の存続の鍵になる!
戦略の立案から運用までサポートするコンサルティングTopics
今回は、ワンストップでインターネットコンサルティング事業を行う、株式会社クレセントの代表取締役社長・氏原氏にお話を伺いました。
分析・戦略から物流までのワンストップコンサルティングを目指す氏原氏の過去からお伺いしましょう。
株式会社クレセント 社長 氏原 亮氏のONLY STORY
より質の良いECコンサルティングを行うため大学院へ
私は、現在の株式会社クレセントで働く前、楽天でECに携わっていました。その時の経験から、「インターネットでモノが売れる」ということを肌で感じていたんです。
当時、北海道で店舗を構えている食品会社にインターネット通販を導入するというコンサルティングに従事していたのですが、きちんと施策をすると、1日だけで全国各地から発注が来るようになることも珍しくありませんでした。
前日の売上から跳ね上がるように売り上げが伸びるので、ECを導入した会社にはとても喜ばれ、良い仕事だと思っていました。
しかし、ECが伸びるにつれて、多くの企業でEC事業部が企業の経営に大きな影響やインパクトを与えている、という状況が増えていきました。
もともと実店舗のみの展開やOEMメーカーとして製造だけを行っていた企業がECに参入してきて、楽天で社員として働く私よりもずっと経験や知識のある人が増えてきたんです。
当時の私は、経営面に関してはほとんど知識がなかったため、経営の話になると太刀打ちできなくなり、やがてその状態でコンサルティングを行うことにも限界を感じてきました。
そうして経営を学ぶ必要があると強く感じた私は、大学院に入ることを決意しました。
大学院で経営を学び、資金面や投資の判断、意思決定を含めてさまざまなことを勉強しました。その視点でECの事業グラウンドを見て、自分でノウハウを蓄積し、大学院卒業後に前身のコンサルティング会社を立ち上げます。
もともとの伝手もあったことから、実績で売れる顧客ができ、会社も黒字化に成功。社員も徐々に増えていったのですが、パートナー提携を結んでいた株式会社クレセントのほうがシステムや公式サイトの構築が強かったので、合併という形をとって今に至ります。
ECに関する業務を分析・戦略の立案からサポートするコンサルティングサービス
当社の事業を一言で表すと、ECのコンサルティングサービスです。
ECでいかにしてモノを売るかという部分を主軸にしているため、単にサイトを作る、デザインをするのではなく、モノを売るためにどのようなサイトを作るか、ECの“戦略”から考えるという点が通常の制作会社とは大きく異なる強みです。
ECサイトの設計や制作領域などのシステムはすべて揃っているため、システムの保守もすべて当社で行っています。もちろん、マーケティングやプロモーションの領域もサポートできるのですが、もっとも特化している部分は戦略作りと分析ですね。
例えば今まで独自の方法でECを行ってきて、100万~200万円の売上を記録している企業があるとします。それを1000万まで伸ばしたいと思った場合に、当社で外部環境、内部環境のすべての現状を分析して、戦略を立案して提案します。
サイトの再設計やSEO対策のプロモーション、他のECサイトへの出店なども含め、戦略として当社で実施させていただくことができる、要するにワンストップでECに関する業務をサポートするサービスです。
当社ではシーズンでの商品の売上や、ジャンル群での年間の売上推移などのデータも加味した上で戦略を組み立てます。ジャンルにかかわらず、BtoC、BtoB両方に対応しているため、顧客のターゲットは大変幅が広くなっています。
どのECサイトにおいても企業が売りたいと思っているモノにしっかりとアプローチすることがもっとも重要なので、そこにとにかく焦点を当てて戦略を設計し、サイトを制作して、運用を回していけば、どのようなモノでもサービスでも売ることができるんです。
当社はそのセオリーをわかった上で制作を進めていますが、それはこれまでに携わった何百、何千という企業のサイト運用から得たノウハウでもあります。
EC業界はますます複雑化してきており、さまざまな機能やサービスがリリースされています。それによってセオリーに則るということが年々難しくなっていますが、当社は社内でワンストップの戦略が立てられるため、クライアントのニーズに応えながらコンサルティングを行うことができるんですね。
もちろん、広告業に関しても外部のパートナー企業と提携して、きちんと当社の作った戦略に則った形で広告運用を行っています。
物流まで含めたトータルコンサルティングファームへ
現在、多くのメーカーがどんどんECに参入してきています。もともと、メーカーはモノを作って卸業者に渡し、小売業の企業が売るという流れが主流。そのため、これまでECは小売業の独壇場でした。
そこにメーカーが参入しはじめたというのは、どういうことかというと、小売りもメーカーも関係なく、どの企業もECへの参入が会社の存続に関わるという意識を持ち始めているということなのです。
会社全体の戦略として、ECのコンサルティングから波及してECのコンサルティングの細分化を行っていこうと考えています。
まず経営や企業戦略の中でECの立て付けがどんどん大きな意味合いを占めるようになっている企業が増えているため、ECのコンサルティングから経営戦略もしっかり見られるようなものを構築していくということ。
そして、マーケティングだけでなくプロモーションセールス戦略にも切り込んでいくというところです。
もちろん、戦略とマーケティングをしっかりと組み立てたとしても、それを実践する仕組みがなければ運用できません。そのためITのコンサルタントの領域も強化し、設計からシステムまですべて当社が担えるような形をとります。
そのあたりをすべてコンサルティングさせていただき、最適化していきたいですね。
ゆくゆくは、物流のコンサルティングを企業として取り組んでいきたいと考えています。これは大手企業がやっている領域なのでチャレンジにはなりますが、ECでは「モノを送る」という部分が非常に重要になります。
そこまですべて含めたトータルのコンサルティングファームを構築し、日本一のコンサルティングファームを目指していきたいと思います。
私たちは分析資料や大まかな戦略策定までは無料で提案させていただいています。もし、ECの領域でお困りの方がいましたら、ぜひお問い合わせください!