コクー株式会社

入江 雄介

「人財×デジタル」でイキイキ働ける世の中を創る

for me , for you.
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今回のインタビューはITインフラ事業やEXCEL女子事業、デジタル事業を営む、コクー株式会社の代表取締役・入江氏にお話を伺います。事業を立ち上げた背景や起業時の想い、今後の展望などについて語っていただきました。

コクー株式会社 社長 入江 雄介氏のONLY STORY


【経歴】

19歳で起業、 20歳で某SI企業にてエンジニアとしてキャリアをスタート。
2008年に第二創業としてIT事業を創業。
その後、EXCEL女子、RPA、デジタルマーケティング、不動産テック事業など
人財×デジタル領域の事業を立ち上げ、2019年2月に新たにコクーを創業。

人財×デジタル


–まずはコクー株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。

入江氏:弊社は「人財×デジタル」の領域でクライアントのニーズに合わせたサービスを提供しています。人財で言うとIT領域に特化した正社員の派遣や請負、デジタルの方は企業の生産性とビジネスの価値向上を図るデジタルテクノロジーのプロダクトを提供しています。

具体的には、ITインフラ事業やEXCEL女子事業、デジタルマーケティング事業、RPA事業、不動産テックのREALVOICE事業などがあります。

–ありがとうございます。御社が派遣されている人材の得意領域はありますか。

入江氏:ITインフラの場合、インフラといったらコクーといわれるよう、11年前からサーバ、ネットワーク、ストレージといったインフラ領域に特化しています。
EXCEL女子の場合、ExcelやBI、RPAやデジタルマーケティングなど事務+αな専門的な経験や知識を持った人財がサービス提供をするワンランク上の事務サービスです。

–EXCEL女子事業をもう少し詳しくお聞かせください。

最初、ITのお客さまから「御社のエンジニアほどのスキルは要らないけれど、一般事務よりはもう少しITに強い人材が欲しい」というお話をいただいたんですね。

そこで400社にアンケートを取ったところ、約7割の企業がIT事務に強い人材を必要としており、具体的なスキルとしてはEXCELの中級のレベルがあると嬉しいと66.5%の会社が答えました。

一方で働く女性にフォーカスし、「イキイキ働く女性」のテーマで20~30代の女性200人にアンケートを取ったところ、「手に職をつけて長く自信を持って働きたいけれど、どうやってスキルやキャリアをアップしたら良いのか分からない」という女性が8割を占めていました。

それならばキャリアアップに悩む女性を弊社で育成して、色々なお客さんのところで学んだスキルを発揮できるサービスがあれば、女性のニーズと市場のニーズ共に満たせるということになって、始めたのがEXCEL女子事業でした。

その後、EXCEL女子を利用している企業の動向を見ると、新たにRPAやBIなどのツールを導入していることがわかりました。女性がイキイキと働くための手段としてスキルアップは重要で、EXCEL女子がRPAやBIを使いこなせたらもっと付加価値が高くなると思い、市場のニーズを取り込み、そのニーズに応えられるようなサービスを提供しています。

–女性がイキイキと働くための手段として様々な得意領域を持った女性を派遣しているということですね。
その中ではどのような強みがあるとお考えですか。

入江氏:大きく3つあります。
1つ目は評価の仕方です。例えば一般登録派遣のスタッフの方に契約書で交わされた以外の業務をお願いしようとしても、それを受ける人と受けない人がいます。受ける人も営業に「これが増えたから時給を上げてください」という形で交渉をしなければなりません。
しかしがコクーが派遣するのは弊社の正社員ですから、お客さんに喜ばれることが給料のアップに繋がります。つまりお客さんに喜んでもらえればもらえるほど、それが結果になり、給料に反映されていきます。
当社の行動指針の一つに「いい意味で顧客の期待を裏切る」というのがあります。これはお客さまにどうやったら喜んでもらえるか、期待以上の成果として付加価値をつけることができるか、ということをみんなが考えているから、質の高いサービスを提供することができていると考えています。

2つ目は教育体制です。私は人財サービスは”人財育成業”でもあると捉えており、そこに独自の教育体制と仕組みを設け、一人ひとりが成長できる環境に、非常に力をいれています。社員一人ひとりの人生やキャリアを考えた教育、点ではなく線で見た教育を行っているので、その教育に対する考え方と仕組みの差は大きいと思いますね。

最後に、EXCEL女子事業は「女性活躍推進事業」として位置付けており、
「女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る」というビジョンに向かって共感してくれる仲間が集まっています。
その社員こそが最大の財産であり強みです。

社員ファーストが、結果として顧客価値の最大化につながる


–起業を決意したきっかけについて教えてください。

入江氏:19歳の時に私は最初の起業をしました。が当時はITに全く無知だったため、まずITを知ろうということで20歳の時にIT企業に飛び込み、エンジニアとして色々なお客さんのところに行き、技術を学ばせてもらいました。ただエンジニア同士のコミュニケーションが不足しがちであったり、帰属意識を持ちづらいという業界の悪習にも気がつくことになりました。
しかし業界全体がこの問題の解決を諦めているように感じました。それならば自分の手でこの業界を変えていこうと思い、11年前に事業を立ち上げました。

–コミュニケーションが生まれるようなIT企業を目指して立ち上げられた。
御社の「for me, for you. 社員満足なくして顧客満足は成しえない」というスローガンもそういった背景から生まれたものだったんですね。

入江氏:はい、その通りです。エンジニアに横のつながりができて、コミュニケーションが活発になれば、モチベーションの向上につながり、クライアントにも満足してもらえる。すると会社の売上も上がり、日本自体も元気になる。そしてこの流れの起点は社員にある、そう気が付いたので、顧客満足度の向上のためにまず社員満足度を目指すこのスローガンが生まれました。
だからこそ私たちはまず社員ファースト。その結果が顧客満足度や会社の成長、延いてはより良い社会に繋がると考えています。

何をするかよりも誰とやるか。


–今後の展望について教えてください。

入江氏:ITインフラ事業では、教育サービスのVeXUSは、現在toB向けですが、toCへの展開を加速させていきます。またクラウドサービスの展開もしていきます。
EXCEL女子事業では、更なるキャリアパスとしてのRPA女子、BI女子、デジマ女子、アド女子の拡大にて、人数を現在の120名から21年6月末までには250名にしていきます。
RPA事業はクラウド版を今期中にリリースさせ、更なるシェア拡大を目指しながら、マネタイズも現在のサポートのみではなく、データビジネスにもシフトさせていきます。
デジタルマーケティング事業も、運用の伴走屋としてデジマ女子やアド女子を加速させ、第三の柱となる事業に発展させます。
REALVOICE事業は、不動産売買仲介会社12万社のシェアを大きくとっていき、デジタル事業の中でも大きく成長させていく予定です。

現在、人財とデジタル事業の売上比率はまだ9:1くらいなのですが、
中期経営計画の最終年度(2021年6月末)には6:4までシフトしていきます。
現在220名の社員も、2021年6月末までには、450名にしていく計画です。

これからも、社員が主役であり、その社員一人ひとりが圧倒的な当事者意識をもって行動して、様々な事業やサービスを創出していきたいと考えています。

–その後の長期的な目標はありますか。

入江氏:長期的な目標というかモノサシというか、事業を創出していくにあたって考えていることは大きく2つあります。1つは自分たちの強みをしっかり認識してそれを活かしていくこと。もう1つは時代の流れ、マーケットの需要を満たしていくサービスを提供していくことです。
今後、労働人口が減っていく中でどういう社会になるだろうと考えた時、そこで出てくる課題を解決していくのがまちがいなく、人財とデジタルだと考えていますので、その領域を得意としている私たちだからこそできることはたくさんあると思っています。

ただ、事業の成功可否は、もちろん市場やビジネスモデルも重要ですが、最終的には、なぜそれをやりたいかという気持ちが大事で、その情熱をもった行動が、未来や社会を変えていくと思うんです。

仕事をしている時間は人生の中でも長いもの。その中でどんなビジョンをどんな仲間と共有して働けるかというのが、私は何よりも大事だと思っているので、そういうことがポンポン生まれていく、起業家輩出企業になりたいと考えています。

–ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いします。

入江氏:採用では「何をするかより、誰とやるか」ということを最重要視しています。社員同士が体温のあるコミュニケーションを取りながら切磋琢磨して、共に目標に向けて頑張れる仲間と真剣に、そして楽しく一度きりの人生を生きる。
そういう場のひとつが会社であればいいなと思っているので、そこに共感していただける方にジョインしてもらえればと思います!

執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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