AMM株式会社
伊良木 メディ
POSTED | 2020.02.04 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:人材(採用・派遣) 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:その他 |
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転職希望者×IT企業のマッチメイキング
「みんなにチャンスはある」選択肢を広げてサポートTopics
今回のインタビューは、少数精鋭の人材紹介事業を営むAMM株式会社の伊良木氏にお話を伺います。
企業と求職者のニーズをしっかりと理解し、精度の高いマッチングを生み出す同社の取り組みや事業に込める想いを語っていただきました。
AMM株式会社 CEO 伊良木 メディ氏のONLY STORY
【経歴】
モロッコ出身。
モロッコにて経営学の大学卒業後、渡英。
ロンドンにてMBA取得。
経営学大学院修士課程修了後、来日。
10年間、日本企業に勤める。
アウトソーシング開発会社、EM6 Holdings inc.を設立、取締役就任。
2013年 Startup Weekend Tokyoにて週末起業のビジネスプランが第二位を獲得。
インポートキッズファッションのマーケットプレイス、Puccic.comを開設。
ビジネス&ITコンサルタントのPRP (Project Resources Partners)の常務就任。
2016年7月 AMM株式会社を設立、代表取締役就任。
特定非営利活動法人 在日モロッコ・ビジネス・クラブ(MBC-J)の副理事長就任。
日本での外国企業の事業開発と販売促進のコンサルティング会社、株式会社アージュの取締役就任。
母国語はアラビア語。
その他に英語、フランス語、日本語を話すマルチリンガル。
趣味は旅行と水泳。
現在までに25ヵ国を旅している。
転職希望者にとことん寄り添ったサポート
–まずは、AMM株式会社の事業内容をお聞かせください。
伊良木氏:弊社は、採用したい企業と転職希望者のマッチメイキングを行う有料職業紹介会社です。
実は求人や市場に関する情報は十分に出回っていないことが多いんですね。そのため、ビジョンを持って、「転職をしよう!」と思っても、最初にどうしたらいいのか分からず困ってしまう、そんな人がほとんどなんです。
また企業も募集している人材と実際に転職を希望している人材との乖離に気がついていないことがあります。
そこで、私たちが転職希望者と企業の間に入り、双方のフォローを行うことで、転職希望者の戸惑いや不安を解消し、企業の人手不足の解決に貢献しています。
–ありがとうございます。競合他社と比べた際の御社の特徴を教えていただけますか。
伊良木氏:弊社の特徴は大別して2つございます。
まず1つ目は手厚い人材紹介サービスを提供している点です。例えば求職希望者に対して面接の日程調整や面接対策などを行い、就職先企業の紹介をしてから実際に入社するまでを一貫してサポートしております。
加えて弊社にはいろいろな国やバックグラウンドを持つメンバーが在籍しているため、さまざまな転職希望者の気持ちを十分に理解できるんですね。そこから一人ひとりのニーズに合ったサービスがご好評をいただいております。
続いて2つ目は国や性別、年齢などを問わず、多くの人のサポートを行っている点です。私たちは心から「誰にでもチャンスがある」と考えております。弊社の扉を叩いてくださった方であれば制限を設けずに、どなたでも転職のサポートをしています。
–伊良木様が事業を運営する上で、大切にしていることはありますか。
伊良木氏:企業と転職希望者との付き合い方ですね。
弊社は両者にとっての「ライフロングキャリアパートナー」を目指しているんです。仕事を紹介して終わり、人材を紹介して終わりではなく、関わる人たちにとって「本当の問題点」とは何かを考え、問題が発生した際にはいつでもソリューションをご提案できる存在でありたいと考えております。
ITエンジニアの需要を知り事業化を決意
–起業された経緯について教えてください。
伊良木氏:私は以前、Webサイトやスマートフォンアプリの開発を行うWeb開発会社を経営していました。ただWebサイトは1回作ったら終わってしまうため、お客様とのそれ以降がなくなることが多く、その都度営業をしなければならないんですね。そこに事業運営の難しさを感じていました。
また開発会社を経営して、企業のITエンジニアのニーズが高いことも感じていました。
そんな中で、2013年に人材紹介の経験のあるビジネスパートナーと一緒にプロジェクトを始め、3年ほどいろいろな企業へ人材の紹介をしていました。そこでもITエンジニアのニーズが高いことを実感し、自分でも人材紹介事業をやりたいと思うようになったんです。
もちろん今の日本には人材紹介の会社はたくさんあります。けれど、これまでのIT経験と人材紹介の経験をミックスできれば、オリジナルサービスのご提供できるのでは?と考え、2016年にAMM株式会社を立ち上げました。
–起業されてから特に印象に残っていることはありますか。
伊良木氏:最も印象に残っているのが、AMMを始めて間もない頃にお仕事のご紹介をした求職者の方です。その方は17年間同じ企業に勤めていたため、転職先でうまくいくかどうか心配だと話してくださいました。転職が決まり、その後「転職してよかった。給料も高くなったのでうれしい。」といったメッセージが届いたんです。
そのメッセージを受け取った時、「この事業には絶対に意味があり、人の幸せになる。だから今やっていることを頑張ろう!」と、前向きな気持ちになれたことを覚えています。
求職者・企業の選択肢を増やすサービスを
–今後の目標を教えてください。
伊良木氏:現在開発中の人材紹介プラットフォームに注力していきたいと思います。このプラットフォームは、求職者側でも企業側でも簡単に登録し使用できるので、仕事におけるお互いの選択肢を増やすことができます。
ある統計によると7〜8割の人が仕事に不満を抱きながらも、「仕方がない」と思って仕事をしているそうなんです。しかし、もっとそれぞれにマッチした仕事や適した会社はあり、それを掴み取るチャンスを誰もが持っています。
私たちは、その事実をみんながウィンウィンになるようなプラットフォームを作ることで多くの人に伝えていきたいと考えています。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
伊良木氏:働き方改革、AI、オートメーション、グローバリゼーションの加速など、私たちを取り巻く労働環境は日々変化をしています。そして、より多様化するニーズ、社会人としてのスキルアップに際し、私たちは一人ひとりの“キャリアデザイン”を意識することが重要だと考えております。
では「キャリアデザイン」とは何か?
自らの望む生き方を想像し、自分を制御する内的および外的な障壁を取り除き、その実現に向け必要な知識・スキル・キャリアを段階的にデザインし、個人の価値を向上させるプロセス”と、私たちAMMリクルートメントは考えます。
候補者一人ひとりのキャリアデザインに合った多様なキャリアサポートプランをご用意し、常に顧客のニーズをベースにコミニュケーションを図りながらご協力したいと考えておりますので、お気軽にご連絡ください。
執筆=山田
校正=笠原