監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)
新規営業のつらさは、断られる回数の多さと成果までの時間の長さに起因します。
きつさを和らげる考え方と、効率化の具体策をまとめました。

新規営業がきつい理由を、断られる回数や成果までの時間、数字のプレッシャーから整理します。心の負担を和らげる考え方と、ターゲット絞り込みなど効率化の具体的な方法も解説します。
まずは、新規営業がなぜこれほどまでにきついのか、その正体を明らかにしていきましょう。
原因がわかれば、対処法も見えてきます。
新規営業の最大のつらさは、なんといっても「断られる回数の多さ」です。
テレアポなら、100件かけて1件アポが取れれば良いほうという世界です。
つまり、99回は断られたり無視されたりするわけです。
人間は拒否されることに本能的なストレスを感じる生き物です。
それを毎日、何十回、何百回と繰り返すのですから、心がすり減っていくのは当然のことです。
新規営業は、既存顧客への営業と違って、ゼロから信頼関係を築く必要があります。
一度断られた相手が、すぐに契約してくれることはほとんどありません。
何度も接触を重ね、ようやく商談につながるというケースが多いのです。
努力してもすぐに結果が出ないため、「自分は向いていないのでは」と感じてしまいます。
この「成果までのタイムラグ」が、モチベーションを削る大きな要因になっています。
新規営業には、たいてい明確なノルマが設定されています。
「今月あと何件」という数字が、常に頭から離れません。
達成できなければ上司から詰められ、達成しても翌月にはまたゼロからのスタートです。
このゴールのない数字への追われ方が、慢性的なストレスを生み出します。
終わりが見えない感覚こそ、新規営業のきつさの本質かもしれません。
新規営業で疲弊する大きな原因のひとつが、「そもそも話を聞いてくれる人に届かない」ことです。
電話をかけても、受付でブロックされてしまう。
担当者につながっても、その人には決裁権がなく、話が前に進まない。
本当に商談したい決裁者にたどり着くまでに、膨大な時間と労力がかかります。
このムダな工程が、新規営業を非効率できついものにしているのです。
飛び込みやテレアポの多くは、相手のニーズを確認する前にアプローチします。
つまり、そもそも自社のサービスを必要としていない相手に営業をかけているケースが大半なのです。
ニーズのない相手に断られるのは、当たり前のことです。
しかし、それでも数を打たなければならないため、成果の出ないアプローチを延々と続けることになります。
この「非効率な母集団へのアプローチ」こそ、きつさの根本原因のひとつです。
原因がわかったところで、次はメンタル面での向き合い方を見ていきましょう。
考え方を少し変えるだけで、心の負担はぐっと軽くなります。
断られたとき、多くの人は「自分が否定された」と受け取ってしまいます。
でも、実際に断られているのはあなた自身ではありません。
相手にとって「今は必要ない」というだけのことです。
タイミングが合わなかっただけだと捉えれば、必要以上に落ち込まずに済みます。
この切り替えができるかどうかが、長く営業を続けられるかの分かれ道になります。
「たくさんかけたのに取れなかった」と量で自分を評価すると、つらくなる一方です。
そうではなく、「今日は1件、良い会話ができた」と質で自分を認めてあげましょう。
小さな成功体験を積み重ねることが、モチベーションの維持につながります。
自分を責めるのではなく、できたことに目を向ける習慣が大切です。
すべての架電を完璧にこなそうとすると、精神的に持ちません。
うまくいかない日があって当然だと、あらかじめ受け入れておきましょう。
営業はスポーツと同じで、調子の波があるものです。
肩の力を抜いて取り組むほうが、かえって良い結果につながることもあります。
メンタルの整え方に加えて、実務そのものを効率化することも重要です。
つらさの原因である「非効率さ」を減らせば、成果は自然とついてきます。
やみくもに数を打つのをやめ、自社に合いそうな相手に絞ってアプローチしましょう。
過去に成約した顧客の特徴を分析すれば、狙うべきターゲット像が見えてきます。
ニーズのある相手に集中すれば、断られる回数そのものが減ります。
結果として、精神的な負担も大きく軽減されます。
その場の思いつきで話すのではなく、成果の出る型を用意しておきましょう。
断られたときの切り返しも、あらかじめ準備しておくと安心です。
準備があれば、余計な緊張やストレスを感じずに済みます。
再現性のあるトークは、成果の安定にもつながります。
架電記録や顧客管理といった付随業務は、ツールで自動化できます。
事務作業に取られる時間を減らせば、本来の営業活動に集中できます。
心身の負担を減らすためにも、テクノロジーの力を積極的に借りましょう。
「今日は何件つながって、どこでつまずいたか」を記録しましょう。
課題が見えれば、次に打つべき手が明確になります。
やみくもに頑張るのではなく、改善しながら進むことが大切です。
ここまで、メンタルの整え方や効率化の方法を紹介してきました。
しかし、これらはあくまで「従来の新規営業をどう頑張るか」という話です。
そもそも、非効率で精神的につらい新規営業のやり方自体を変えてしまう、という選択肢もあるのです。
テレアポや飛び込みの最大の問題点を、もう一度整理してみましょう。
ニーズのない相手にアプローチするため、断られる確率が非常に高い。
決裁権のない担当者に阻まれ、本当に話すべき人にたどり着けない。
この2つが、新規営業を「きつい」ものにしている根本原因でした。
つまり、この2つを解決できれば、新規営業のつらさは劇的に減らせるということです。
そこで今、注目されているのが「決裁者マッチング」というサービスです。
これは、自社が商談したい相手の決裁者と、直接つながることができる仕組みです。
従来のように受付でブロックされることも、担当者止まりになることもありません。
最初から意思決定できる人と話せるため、商談が一気に前進します。
決裁者マッチングが優れているのは、新規営業の根本課題を解決してくれる点です。
まず、そもそも興味を持っている相手とマッチングするため、いきなり断られる確率が格段に下がります。
次に、決裁権を持つ人と直接話せるので、「話が前に進まない」というストレスがありません。
さらに、テレアポや飛び込みのような大量の架電作業から解放されます。
断られ続ける精神的ダメージも、決裁者にたどり着けないムダも、まとめて解消できるのです。
「毎日のテレアポに心をすり減らしている」という方に、決裁者マッチングはぴったりです。
「頑張っているのに成果が出ない」と悩んでいる方にも向いています。
「もっと効率的に、質の高い商談をしたい」という方には特におすすめです。
新規営業のきつさから抜け出したいなら、一度検討する価値は十分にあります。
決裁者マッチングを検討する際は、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
自社のターゲット層とマッチングできる相手が合っているかを確認しましょう。
料金体系やサポート体制も、事前にチェックしておくと安心です。
まずは資料請求や無料相談で、自社に合うかどうかを見極めることをおすすめします。
新規営業がきついと感じる理由と、その解決策について解説してきました。
新規営業のつらさの正体は、「断られ続ける精神的ダメージ」「成果までの時間の長さ」「数字のプレッシャー」、そして「決裁者にたどり着けない非効率さ」にありました。
これらに対しては、まず考え方を切り替えること、そして実務を効率化することで、ある程度は軽減できます。
しかし、従来のテレアポや飛び込みという手法そのものが、非効率できついものであることも事実です。
その根本原因を解決してくれるのが、決裁者と直接つながれる「決裁者マッチング」というアプローチです。
ニーズのある決裁者と最初から話せるため、断られるストレスも、ムダな工程もまとめて解消できます。
もし今、新規営業のきつさに本気で悩んでいるなら、頑張り方を変えるだけでなく、やり方そのものを変えることも検討してみてください。
決裁者マッチングは、あなたの営業をもっとラクに、もっと成果の出るものに変えてくれる選択肢になるはずです。
つらい毎日から抜け出す一歩を、今日から踏み出してみてくださいね。
A. 断られる回数が多く、成果が出るまで時間がかかるうえ、数字のプレッシャーも常にあるためです。
つらさの原因を分けて考えると、どこを改善すれば負担を減らせるかが見えてきます。
A. 否定されたのは自分ではなくタイミングだと捉え、量ではなく質で自分を評価することです。
断られた理由を記録して振り返ると、次のアプローチの改善点が見つかります。
A. ターゲットを絞り込み、トークスクリプトを磨き、ツールで手作業を減らすことです。
一度にすべてを変えようとせず、効果が大きそうなものから一つずつ試しましょう。
A. ニーズを確認する前にアプローチするため、そもそも必要としない相手が大半だからです。
事前に相手の状況を調べ、ニーズがありそうな相手に絞ることで断られる回数を減らせます。
A. 従来のやり方を頑張るのではなく、アプローチ方法そのものを見直す必要があります。
決裁者と直接つながれる手法など、これまでと異なる方法を試すことも検討しましょう。
この記事の監修者

平野 哲也(ひらの てつや)
株式会社オンリーストーリー 代表取締役
BtoB営業と決裁者マッチングの領域に12年間携わり、決裁者同士をつなぐマッチングサービスを運営。
累計26億円の資金調達を実施し、「ベストベンチャー100」にも選出されている。
「つよいい会社をつくる」を掲げ、経営の中でのしくじりや営業の現場で得た知見を発信中。