監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)
SFAは営業活動の情報を蓄積して管理・分析し、課題の抽出や業務の効率化に役立つ営業支援ツールです。
基本機能や選び方を押さえ、自社に合うツールを見つけましょう。

SFA(営業支援ツール)の概要と導入のメリット・デメリット、顧客管理や案件管理など8つの基本機能を解説しています。CRM・MAとの違い、選び方のポイント、特徴別のおすすめSFA15選もまとめました。
監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)
SFAは営業活動の情報を蓄積して管理・分析し、課題の抽出や業務の効率化に役立つ営業支援ツールです。
基本機能や選び方を押さえ、自社に合うツールを見つけましょう。

SFAとは「Sales Force Automation」の略で、日本語では「営業支援ツール」を指します。
SFAは営業に関する情報をデータ化して蓄積したり、分析したりすることで営業活動の精度を上げることができます。
営業活動は、個人の能力によって結果が左右されることも珍しくありません。
しかし、個人の活動が増えると、情報の管理に手間がかかるほか、部署内でノウハウを共有するのも困難になります。
SFAを導入すれば情報を一元管理し、得たデータを分析できるため、業務の効率化につながります。
SFAを導入するメリットは、以下の通りです。
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
SFAを導入すれば、営業活動を目で確認できるようになります。
営業活動におけるプロセスや進捗状況などを可視化できるため、属人化しやすい情報を目で確認することが可能です。
営業活動を可視化できれば、進捗状況や顧客に関する情報をリアルタイムで共有できるほか、営業で得た情報を分析したり、フィードバックに活かすことができます。
SFAを活用すると、効率よく営業活動を行えます。
SFAは情報を記録するだけではなく、さまざまな機能が備わっているのが特徴です。
例えば、活動報告をスムーズにできる機能や、必要な情報を素早く検索できる機能などがあります。
これにより、顧客が抱えている課題や興味関心の深い領域を迅速に把握し、商談でのセールストークや提案に活かすことができます。
SFAを導入すれば、営業の属人化を防げます。
営業活動は個々のスキルに依存しやすく、担当者が異動したり退職したりすれば組織のノウハウが簡単に流出してしまいます。
また、引き継ぎに手間がかかり、スムーズに業務を遂行できません。
しかし、SFAを導入すれば社内に営業活動がデータとして蓄積されているため、属人化を防げます。
SFAには商談の経緯や顧客とのやり取りが記録されるため、社内でノウハウを共有しやすくなります。
成果を上げている担当者の進め方を参考にできれば、チーム全体の営業力の底上げにつながります。
SFAを導入するデメリットは、以下の通りです。
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
SFAを導入すると、コストがかかる点に注意が必要です。
多機能なツールを導入すれば、機能が豊富になりますが、その分コストがかかります。
また、優れた機能があっても、入力項目が増えて営業担当者の業務負荷が高くなるなら意味がありません。
そのため、機能性にこだわるのではなく、費用対効果のあるツールを選ぶことが重要です。
SFAを導入すると、うまく使いこなせないリスクもあります。
営業担当者がITツールに慣れていなければ、高機能なSFAはその価値を活かせません。
例えば、営業活動を効率化できるほどの情報を蓄積できなかったり、分析した情報をうまく活かせなければ、SFAを導入する意味を感じられないでしょう。
そのため、SFAを導入する目的を明確にしておき、問題を解決できるツールを選ぶ必要があります。

SFAの基本的な機能は、以下の8種類です。
それぞれの機能について詳しく解説します。
顧客管理機能とは、顧客に関する情報を管理する機能のことです。
例えば、以下のような情報をシステム内に保存します。
SFAで顧客情報を管理することで、どのような営業活動を行ったか可視化できるため、セールスの重複を未然に防げます。
案件管理機能とは、案件ごとの進捗状況や詳細を管理する機能のことです。
以下のような情報を管理します。
SFAの種類によっては、管理したい項目にカスタマイズできます。
行動管理機能とは、営業担当者の行動や結果を記録する機能のことです。
例えば、以下のような情報を管理できます。
行動管理機能によって情報を蓄積していけば、営業担当者を評価する際に役立てられます。
また、営業担当者の得意分野なども可視化できるでしょう。
予実管理機能とは、営業プロセスごとに積み上げたデータをもとに多角的な基準から売上予測と実績を可視化する機能のことです。
予算と実績を比較して目標達成率を確認したり、営業方針や予算の使い方を見直したりと精度の高い分析ができます。
商談管理機能とは、営業活動に必要不可欠な活動報告をサポートする機能のことです。
定型化されたフォーマットを使用すれば、簡単に業務報告が行えるため、作業を簡略化できます。
また、タイムラインの通知機能を使えば、各営業担当者の行動や成果をリアルタイムで確認することも可能です。
レポーティング機能とは、SFA内で抽出したデータを集計できる機能のことです。
営業実績などを数字として可視化できるため、レポートを作成する手間を省けます。
サービスによってはグラフや図形を作成できるものもあります。
そのため、人為的なミスを防ぎつつ、効率よく業務を進められるでしょう。
なお、営業活動の現状や問題点をすぐに確認できるため、スピーディーな対応が可能となります。
営業データ分析機能とは、営業活動で得た情報を分析できる機能のことです。
例えば、売上や営業活動の履歴をデータとして分析すれば、営業の成果を確認できます。
そのため、今後の営業活動の指針を決める際の参考としても使えるでしょう。
メール配信機能とは、登録されている顧客情報に対して一斉にメール配信できる機能のことです。
特定の条件に当てはまる企業にのみメールを送信できる機能を併せて持っていれば、ターゲットを絞った営業活動も行えます。
CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、日本語で顧客関係管理のことです。
顧客の年齢や性別、購入履歴、問い合わせ履歴などを管理することで、細かな対応を行うことが目的です。
また、顧客と長期的に良好な関係を築く役割もあります。
一方、SFAは営業活動に関する情報をまとめるツールです。
顧客情報だけではなく、訪問回数などの営業活動の情報も蓄積できます。
なお、SFAやCRMの中には、両方の機能を備えたツールも存在しています。
MAとは、「Marketing Automation」の略で、マーケティングに特化したサポートツールのことです。
MAを活用すれば、さまざまなマーケティング施策を実行できたり、それに伴うデータの管理を行えます。
一方、SFAはセールスに特化したツールです。
そのため、特化した分野が違うと理解しておけばよいでしょう。
なお、SFAとMAは連携できるツールもあります。
両者を連携すれば、リードの獲得や育成、選別をMAで自動化でき、確度の高い顧客をSFAに引き継ぐことが可能となります。
他にも、MAによってリードの求めている情報を確認しておけば、顧客のニーズに合わせた提案もできるでしょう。
SFAツールの選び方は、以下の通りです。
それぞれの選び方を詳しく解説します。
SFAを導入するときは、目的を達成できるツールを選ぶことが大切です。
「SFAを導入する目的はなにか」「導入目的を達成するために必要な機能はなにか」を明確にすることで、自社が抱える問題点を解決できます。
「SFAは業務の効率化につながるから、とりあえず導入しておこう」といった目的のない活用方法は「機能が少なくて実用できない」「機能が多すぎて操作しきれない」などの失敗につながります。
なぜSFAを導入するのかを事前に明確にしておき、目的を達成できるツールを選ぶことが成功の鍵となるでしょう。
SFAを導入する際は、利用しやすい価格帯のツールを選びましょう。
SFAを導入するには、初期費用や月額利用料またはランニングコストが発生します。
価格は製品によってさまざまであるため、自社の予算に合ったツールを選ばなければいけません。
ただし、高額なツールほど多機能な傾向があるため、費用対効果も考慮する必要があります。
SFAを導入する際は、サポート体制が充実したツールを選びましょう。
特に初めてSFAを導入する場合「ここはどう操作するのか?」「検索しても解決策が見つからない」といったトラブルは起こりやすい傾向です。
そのときにサポートを受けられれば、スムーズに問題を解決できるでしょう。
ツールによっては企業ごとに専任の担当者がついてサポートしてくれるため、安心して利用できます。
ここからは、おすすめのSFAを紹介します。
SFAの特徴を元に紹介しているので、自社に必要なSFAを見つけやすいはずです。
ぜひ役立ててみてください。
使いやすさを重視したい企業におすすめのSFAは、以下の3つです。
それぞれのSFAの特徴を解説します。

ネクストSFAは、使いやすさと見やすさに徹底的にこだわったSFAです。
初期設計が不要であるため、ツールに慣れていない人でも導入しやすいでしょう。
設定やデータ移行、マニュアル作成など、無料でサポートしてくれる点も魅力です。
「SFAを導入したいけど使いこなせるか不安」と感じる人でも、導入しやすいSFAです。
また、カレンダーや会計ソフトなどとも連携できるため、さまざまな情報を一元管理する際にも役立ちます。
営業からバックオフィスまで効率的に管理していきたい企業におすすめのSFAです。
なお、2週間のトライアル期間もあるため、導入へのハードルを確認しやすくなっています。

eセールスマネージャーは、ツールの導入から運用までサポート体制が構築されているため、ITツールに不慣れな人でも使いやすいのが特徴です。
専属の担当者が導入から定着、運用までをサポートしてくれます。
そのため、ツールを導入した後の定着率が95%を超えています。
「導入後にうまく活用できるか心配」と不安に思う企業も取り入れやすいでしょう。
また、活動報告を一度入力すれば全てのツールに自動で反映されるため、何度も記録する手間が省けます。
業務を効率化しながら、情報を蓄積・分析できます。

GENIEE SFA/CRMは、誰でも使いやすいシンプルな画面を採用しているSFAです。
入力も分析も直感的にわかりやすいため、高い定着率を誇っています。
また、項目設定やデータ移行がドラッグアンドドロップで行えるため、1~2ヵ月で運用開始できるのも魅力の一つです。
なお、MAだけではなく、マップやカレンダーなどとも連携できるため、より業務を効率化しやすくなっています。
ビジネスに必須のツールと連携しておけば、生産性も高められるでしょう。
管理に強いSFAは、以下の3つです。
それぞれのSFAの特徴について解説します。

Sensesは、営業担当者の行動管理や目標管理など、管理業務に強みを持つSFAです。
AIがアプローチの成功や失敗実績を分析して、営業担当者の行動をアシストする機能も併せ持っているため、業績アップも期待できます。
顧客管理機能では企業情報だけではなく、顧客に関する案件や行動履歴も管理でき、さまざまな角度から顧客を理解する際に役立ちます。
また、レポート機能では受注率や進捗率の分析もできるため、今後の営業活動にも活かせるでしょう。
AIが案件のリスク分析や類似分析を直接アドバイスしてくれることから、受注率のアップも見込めます。

また、ITが苦手な人でも使えるようサポート体制も整っています。
最短1日で運用できることから、すぐにでも業務を効率化したい企業にもおすすめです。
いつでもどこでも情報を確認でき、手軽に情報を蓄積できます。
cyzenは、スマホで営業活動を管理できるSFAです。
音声入力も可能で、写真付きの報告書も10秒で作成できるため、日々の業務内容を管理しやすくなっています。
スマホのGPS機能を活用すれば、現場で起きていることも一目で把握できます。
遠い場所にいても、正確な指示を出せるでしょう。

BizMagicは機能セレクト型のSFAであるため、最小のライセンス数やオプション数から利用を開始できます。
SFAが定着した後にライセンス数やオプション数を1つずつ増やせるため、段階的に運用していくことも可能です。
ベースライセンスでは、顧客・接点記録・日報・メール機能などが使え、自社に合っているか見極めながら運用できるでしょう。
また、気付かせ機能を活用すれば、あらかじめ設定した条件に合致した情報を抽出できます。
例えば「1ヵ月訪問していない顧客情報」「リースの終了時期」などを通知すると、漏れや忘れを未然に防げます。
業務効率化に強いSFAは、以下の3つです。
それぞれのSFAの特徴を解説します。

ALL-INは、SFAやCRM、人事・給与、会計、販売・仕入れ・在庫管理など経営に必要なシステムが詰まったツールです。
各システムがすべてつながっているため、一度入力した情報は瞬時に反映されます。
そのため、何度も入力作業をする必要もなく、リアルタイムで情報を確認できるのがメリットです。
また、データは高度なセキュリティで守られており、高い信頼性のあるクラウド上で運営しています。
クラウド運営のため入力された情報が分散することなく蓄積され続けるため、使い込むほど会社の経営に役立つでしょう。
経営状況を見える化できるコックピット機能を活用すれば、設定した目標との差も把握しやすくなります。

Knowledge SuiteはSFAだけではなく、ビジネスに必要なCRMやグループウェアが連動したオールインワンタイプのツールです。
そのため、社内での情報共有も顧客情報の管理もスムーズに行えます。
ユーザー数は無制限で、利用した分だけ料金を支払う従量課金型を採用しており、費用を自社内で調整しやすくなっています。
また、共有範囲やグループを設定すれば、情報を見せる範囲を決められるのが特徴です。
一部の社員に共有したい秘密事項も管理しやすくなるでしょう。

ホットプロファイルは、新規開拓・名刺管理・営業支援まで受注に必要な営業プロセスをワンストップでサポートしてくれるツールです。
複数のシステムを使用することなくツール操作を統一できるため、効率よく営業活動を進められます。
他のシステムと連携するためのAPIも充実していることから、他者製品からの乗り換えも簡単で、作業環境をあまり変えずに利用できます。
なお、ホットプロファイルの運用が定着するまで専任のスタッフがサポートしてくれるため、ITツールに慣れていない企業でも安心して導入できるのも魅力的です。
セミナーやFAQサイトなどもあり、自身でオンボーディングできる仕組みも構築されています。
使用場所を選ばないSFAは、以下の3つです。
それぞれのSFAの特徴を解説します。

Customa!は、社員5~100名程度の中小規模向けのSFA・CRMツールです。
月額9,980円(税別)と導入しやすい価格設定でありながらも、拡張性が高く使いやすい作りになっています。
そのため、現在エクセルで管理している企業や、より良い管理方法を探している企業も試しやすいでしょう。
また、ITに詳しい社員がいなくてもサポート体制が充実しているため安心して利用できます。
スマートフォンやタブレットからも操作できるため、外出先でも利用したい企業におすすめです。
人材不足に悩む中小企業でも活用しやすいでしょう。

Report@は、位置情報を活用して日報作成や顧客情報の管理ができるツールです。
ワンタップで報告や位置情報の送信を行えるため、ITツールに苦手意識がある人でも利用しやすくなっています。
管理者画面では感覚的に操作できるため、日報の確認や顧客情報の更新もスムーズに行えるでしょう。
また、業務スケジュールもオンラインで確認できるのも魅力の一つです。
急な予定が追加されても、スケジュールを確認しやすくなっています。
なお、管理者が社員のタイムスケジュールから予定変更や追加ができます。
そして、訪問する顧客情報の確認や1日の予定達成度から、業務管理が計画的に行えるため、営業活動の促進にもつながります。

UPWARDは、外回りをするフィールドセールス向けのSFAツールです。
スマートフォンの位置情報から今いる場所を自動で検知して、活動時間を自動で記録してくれます。
また、優先的にアプローチすべき顧客を地図上に表してくれるため、効率よく営業活動を行えるのも魅力です。
さらに現在地付近の顧客も知らせてくれ、小さな空き時間も無駄にすることなく営業できます。
なお、営業理歴などの情報はすぐにCRMで集計可視化されます。
活動データを蓄積することで勝ちパターンがわかるため、どのような営業活動を行うべきかが明確になるでしょう。
カスタマイズ性の高いSFAは、以下の3つです。
それぞれのSFAの特徴を解説します。

Flex CRMは、簡単な設定を行えば自社に最適な業務アプリケーションを構築できるツールです。
高価なカスタマイズ開発が不要になるため、費用を抑えながら自社に適した運用を行えます。
また業種や業態別のテンプレートを用意しており、簡単に顧客データベースを構築できるのもメリットです。
管理画面を含めたすべての画面をスマートフォンやタブレットから操作することも可能です。
外出先でも情報を管理できるため、外回りしている営業担当者の情報をいち早く確認できます。
なお、メニューマーケットからワンクリックで機能を追加できるため、各種クラウドサービスと連携させられます。

Zoho CRMは、画面のレイアウトや入力項目をドラッグアンドドロップで簡単にカスタマイズできるSFAツールです。
複数の商品を管理したり、営業担当者の業務範囲に応じて表示項目を変更したりと、ニーズに合わせた使い方ができます。
また、レポート作成やフォローメールの送信などを自動化することによって定型業務の負担を軽減できます。
インターフェースは直感的で使いやすいため、初めてツールを導入する企業でも取り入れやすいでしょう。
導入後の定着率も高いため、長期的にツールを運用したいとお考えの方におすすめのツールです。

i-CRMは、SFA・CRM・MAの機能を併せ持ったツールです。
そのため、複数のシステムを導入することなく、業務を効率化できます。
特に人材不足で複数のツールを管理できない中小企業におすすめです。
専門知識がなくても利用できる利便性の高さも魅力といえるでしょう。
営業担当者が活動報告をすれば、自動で商談確度を算出できます。
社内共通の指標で数値化して、顧客との商談を見える化します。
商談の進捗状況はガントチャートで表示され、営業報告履歴とも紐づけが可能です。
情報を一元管理できるため、効率よく営業活動を行えます。
ここまで紹介した15のツールを、強みごとに一覧で整理します。
自社が優先したい条件から逆算すると、候補を3つ程度まで絞り込めます。
| ツール名 | 強み | 特徴 | 向いている企業 |
| ネクストSFA | 初心者向け | 初期設計が不要で、設定やデータ移行のサポートが無料 | ツールの利用に不安がある企業 |
| eセールスマネージャー | 初心者向け | 専属の担当者が導入から定着まで支援 | 社内にシステム担当者がいない企業 |
| GENIEE SFA/CRM | 初心者向け | 画面がシンプルで、項目設定やデータ移行が簡単 | 短期間で運用を始めたい企業 |
| Senses | 管理 | AIが成功と失敗の実績を分析して行動を支援 | 行動管理と目標管理を強化したい企業 |
| cyzen | 管理 | スマートフォンでの報告と位置情報の活用に対応 | 外回りの多い営業組織 |
| BizMagic | 管理 | 機能を選んで最小構成から始められる | 段階的に広げたい企業 |
| ALL-IN | 業務効率化 | 会計や在庫など経営に必要な機能を一体で提供 | 複数のシステムをまとめたい企業 |
| Knowledge Suite | 業務効率化 | CRMとグループウェアが連動し、利用者数は無制限 | 人数の増減が多い企業 |
| ホットプロファイル | 業務効率化 | 名刺管理から新規開拓までを一貫して支援 | 新規開拓に力を入れる企業 |
| Customa! | 場所を選ばない | 中小規模向けで、スマートフォンやタブレットから操作可能 | 社員5〜100名程度の企業 |
| Report@ | 場所を選ばない | 位置情報を使い、ワンタップで日報を作成 | 日報の負担を減らしたい企業 |
| UPWARD | 場所を選ばない | 優先度の高い顧客を地図上に表示 | 訪問の効率を上げたい企業 |
| Flex CRM | カスタマイズ性 | 設定だけで自社に合う業務アプリを構築 | 独自の運用に合わせたい企業 |
| Zoho CRM | カスタマイズ性 | 画面や入力項目をドラッグ操作で変更可能 | 担当者ごとに表示を変えたい企業 |
| i-CRM | カスタマイズ性 | SFA・CRM・MAの機能を1つにまとめている | 複数ツールを管理しきれない企業 |
比較する際は「多機能かどうか」ではなく「自社の営業プロセスのどこを改善したいか」を基準にしてください。
料金やプラン構成は改定されることがあるため、最終的な金額は各社の公式サイトで確認しましょう。
SFAは契約した時点で成果が出るツールではありません。
導入から定着までの流れをあらかじめ決めておくことで、現場に根づく確率が大きく変わります。
ここでは、導入を進める順番を5つのステップに分けて解説します。
最初に行うのは、SFAで何を解決したいのかをはっきりさせることです。
「案件の進捗が見えない」「担当者が辞めると顧客情報が失われる」など、現在困っている場面を具体的に書き出します。
このとき、解決したい課題を3つ以内に絞り込むのがコツです。
課題が多すぎると必要な機能の判断がつかなくなり、結果として使わない機能ばかりが増えます。
書き出した課題は、後から導入の効果を測る基準としても使えます。
目的が決まったら、その目的を果たすために欠かせない機能を洗い出します。
案件の進捗を見えるようにしたいのであれば案件管理とレポーティングが中心になり、属人化を防ぎたいのであれば顧客管理と行動管理が中心になります。
必須の機能と、あれば便利な機能を分けて表にしておくと、営業担当者の提案に流されずに比較できます。
候補が2〜3社に絞れたら、無料トライアルやデモで実際の画面を触ります。
このとき、管理職ではなく毎日入力する現場の担当者に操作してもらうことが重要です。
契約の前後で行うのが、既存データの整理と運用ルールの決定です。
表計算ソフトや紙で管理している顧客情報は、重複や表記のゆれを整えてから移行します。
あわせて「誰が」「いつまでに」「どこまで入力するか」を決めておきます。
入力のルールが曖昧なままだと、担当者ごとに粒度が違うデータが溜まり、分析に使えなくなります。
入力項目は最初から増やしすぎず、必要最小限から始めるほうが定着します。
準備が整ったら運用を始めますが、いきなり全社へ広げる必要はありません。
まずは1つのチームや1つの商材に絞って試すと、問題点を小さいうちに見つけられます。
試験的な運用の期間は1〜3か月を目安とし、入力にかかる時間や不足している項目を記録します。
ここで出た改善点を設定に反映してから、対象を広げていきます。
先に試した担当者が他のメンバーに教える形にすると、社内への展開も進めやすくなります。
運用が始まってからが本番です。
入力率や案件の登録数を定期的に確認し、入力が滞っている箇所があれば原因を聞き取ります。
入力されていないこと自体を責めるのではなく、入力する手間に見合う価値を返すことが定着の条件です。
週次の会議でSFAの画面を見ながら進捗を確認する運用にすると、入力しないと会議に参加できない状態が自然に生まれます。
蓄積したデータから受注につながりやすい行動が見えてきたら、その内容をチーム全体の標準的な進め方に反映します。
SFAが使われなくなる原因は、ツールの性能ではなく進め方にあることがほとんどです。
ここでは、導入がうまくいかない典型的な原因と、その避け方を整理します。
経営層や管理部門だけで決めて現場に通知すると、SFAは「管理されるための仕組み」と受け取られます。
入力する担当者にとって何が楽になるのかを、導入前に言葉で伝えることが欠かせません。
報告書の作成が減る、過去のやり取りを探す時間がなくなるなど、担当者側の利点を具体的に示します。
納得しないまま運用が始まると、形だけの入力が続き、データの精度が落ちていきます。
SFAは、蓄積した情報を使って判断を変えるための道具です。
入力率だけを追いかけると、現場は評価のために形式的な記録を残すようになります。
入力されたデータをもとに、どの案件を優先するかを会議で決める運用にすると、入力の意味が伝わります。
データが実際の判断に使われている実感があれば、入力の質は自然に上がります。
機能の一覧表だけで比較すると、操作の重さや画面の分かりにくさは見えません。
外出先のスマートフォンから入力する場面があるなら、その状況で試すことが必要です。
1件の商談記録を登録するのに何分かかるかを、候補のツールごとに計っておくと比較しやすくなります。
毎日使う人が使いにくいと感じたツールは、どれだけ多機能でも定着しません。
サポートがあるかどうかではなく、どこまで対応してもらえるかを確認します。
初期設定やデータの移行を代行してもらえるのか、問い合わせは電話とメールのどちらなのか、対応時間は何時までかを具体的に聞きます。
社内にシステムに詳しい担当者がいない場合は、導入の支援を専任の担当者が行うツールを選ぶほうが安全です。
運用開始から3か月ほどは質問が集中するため、その期間の支援内容が特に重要になります。
名刺管理ツールや会計ソフト、グループウェアなど、すでに使っているシステムとの連携可否は先に確認します。
連携できないと同じ情報を二重に入力することになり、現場の負担が増えて運用が止まります。
連携の方法についても、標準の機能で対応できるのか、追加の開発が必要なのかを分けて確認しましょう。
追加の開発が必要な場合は、その費用を導入の総額に含めて判断します。
SFAはすべての企業に必要なわけではありません。
自社が次のような状態にあてはまるかどうかで、導入の優先度を判断できます。
担当者が1人であれば、頭の中と手帳で情報を管理できます。
しかし担当者が増えると、誰がどの顧客にいつ接触したかが把握できなくなります。
同じ企業に複数の担当者から連絡が入る、退職時に商談の経緯がわからなくなるといった事態が起きているなら、導入の効果が出やすい状態です。
情報を一か所に集めるだけでも、無駄なやり取りが減ります。
一度の訪問で決まる商材であれば、記録の価値は限られます。
一方、決裁までに数か月かかり、現場の担当者と決裁者の双方と関係を築く必要がある商材では、経緯の記録が成果に直結します。
誰が意思決定に関わっているか、どの段階で止まっているかを整理できると、次に打つ手が明確になります。
BtoBで単価の高い商材を扱う企業ほど、蓄積した情報が効いてきます。
成績の良い担当者とそれ以外の差が大きい場合、その差は行動の違いにあります。
SFAで行動の量と内容を記録すると、どの行動が受注につながっているかを比べられます。
成果を出している担当者の進め方を言葉にして共有できれば、チーム全体の水準を引き上げられます。
新しく入った担当者が成果を出すまでの期間を短くする効果も期待できます。
SFAはCRMやMAと役割が重なる部分がありますが、本来は組み合わせて使うものです。
3つを連携させると、見込み客の獲得から受注後の関係づくりまでを一本の流れとして扱えます。
ここでは代表的な組み合わせを3つ紹介します。
MAは、見込み客を集めて育て、購入意欲の高まった相手を見つけ出すことを得意とします。
MAで一定の条件を満たした見込み客をSFAへ自動で引き渡せば、営業担当者は確度の高い相手から順に接触できます。
どの資料を見た相手なのか、どのページを何回閲覧したのかがSFAの画面で確認できると、初回の提案の精度が上がります。
逆に、SFAで失注した理由をMAへ戻せば、時期を置いて再び案内する対象として管理できます。
CRMは、受注した後の顧客との関係を管理することを得意とします。
SFAに残した商談の経緯とCRMの利用状況がつながると、契約の更新や追加の提案を判断しやすくなります。
購入に至った理由が記録として残っていれば、同じ課題を持つ既存顧客への提案にも応用できます。
担当者が変わったときの引き継ぎも、両方の記録がそろっていれば短時間で済みます。
既存顧客に対しても、MAによる情報提供は有効です。
CRMの購入履歴をもとに、まだ使っていない機能や関連する商材の案内を配信できます。
配信への反応をCRMに戻すことで、関心を示した顧客を営業担当者へ引き渡せます。
新規の獲得だけでなく、既存顧客からの売上を伸ばす仕組みとしても機能します。
SFAを調べ始めると必ず名前が挙がるのがSalesforceです。
世界的に利用されている製品であるため、比較の基準として押さえておくと他のツールの特徴もつかみやすくなります。
Salesforceは、営業支援だけでなくマーケティングやカスタマーサポートまでを同じ基盤で扱える点が特徴です。
必要な機能を後から追加していけるため、事業の拡大に合わせて使い方を広げられます。
外部サービスとの連携先が非常に多く、すでに使っているツールとつなぎやすいことも選ばれる理由です。
利用企業が多いぶん、設定を支援する事業者や解説記事も見つけやすくなっています。
自由度が高いことの裏返しとして、初期の設定に手間がかかります。
自社の営業プロセスに合わせて項目や画面を組み立てる作業が必要で、社内に担当者がいない場合は外部への依頼を検討することになります。
料金は利用する機能と人数によって変わり、上位のプランでは1人あたりの単価が上がります。
最新のプラン構成と価格は改定されるため、検討の際は公式サイトの情報を確認してください。
小規模な組織で使う機能が限られている場合は、より軽量なツールのほうが費用対効果が高くなることもあります。
SFAとは営業支援ツールのことで、営業に関する情報をデータ化したり、分析できたりするツールのことです。
SFAを導入すれば営業活動を可視化できるため属人化を防げたり、進捗状況を把握しやすくなります。
また、社内に営業のノウハウを蓄積でき、教育にかかるコストも削減できるでしょう。
そのため、業務を効率化したいのであれば、SFAの導入を検討するのがおすすめです。
A. CRMは顧客の属性や購入履歴、問い合わせ履歴などを管理して細かな対応を行うためのツールです。
SFAは顧客情報に加えて、訪問回数などの営業活動の情報も蓄積します。
自社の課題に合わせて、どちらを優先して導入するかを決めましょう。
A. MAはマーケティングに特化したツールで、さまざまなマーケティング施策の実行やデータ管理を行えます。
SFAは営業活動の管理や分析を支援するツールです。
両方を連携させると、見込み客の獲得から受注までを一貫して管理できます。
A. 導入や運用にコストがかかることと、うまく使いこなせないリスクがあることです。
営業担当者がITツールに慣れていないと、高機能なSFAの価値を活かせません。
使う機能を絞って始め、操作に慣れてから範囲を広げると定着しやすくなります。
A. 自社の目的に合った機能があるか、導入しやすい価格帯か、サポート体制が充実しているかを確認しましょう。
無料トライアルなどで、現場の担当者に実際に使ってもらってから決めると失敗を防げます。
この記事の監修者

平野 哲也(ひらの てつや)
株式会社オンリーストーリー 代表取締役
BtoB営業と決裁者マッチングの領域に12年間携わり、決裁者同士をつなぐマッチングサービスを運営。
累計26億円の資金調達を実施し、「ベストベンチャー100」にも選出されている。
「つよいい会社をつくる」を掲げ、経営の中でのしくじりや営業の現場で得た知見を発信中。