一般社団法人ULVO
山本 美樹
POSTED | 2018.04.10 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:飲食・サービス 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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初心者大歓迎の女性特化型フットサルサービスとは?
楽しくて可愛くて誰でも出来るスポーツコミュニティTopics
一般社団法人ULVO 理事 山本 美樹氏のONLY STORY
目の前の“できること”を積み重ねた先にできたカタチ
私は、一般社団法人ULVOの代表として日々女性に特化したフットサルサービス組織の運営を行っています。私が現在の活動を始めたのは、大学1年生の時でした。
きっかけは、アルバイトとして働いていた東進ハイスクールの“夢教育”に感銘を受けたこと。偏差値にとらわれず、本当にやりたいことから逆算して学校を選ぶ。そんな選択ができる場を提供していることに深く共感しました。
私はそんな夢教育の一環として「学校にはない、社会人と学生の世代間交流の場を作りたい。」と思い、行動を始めます。
そんな時に出会ったのが、後に立ち上げの共同代表となる起業家さんです。彼に「今、自分ができるところからやってみたら」とアドバイスをもらった私は、高校時代女子サッカー部に所属していたことを生かし、フットサルのイベントを開くことを決意しました。早速、その起業家さんの会社で社内ベンチャーとして事業部を立ち上げます。
最初は、中高生30人と大学生・社会人30人を集めたフットサルイベントを開きました。
母校や後輩のサポートを受けながら、体格差のないようにと女性限定のイベントを行いました。
フットサルの後はワークショップを実施。中高生と大学生、大人が気軽に交流できる環境を整え、現在の仕事や勉強内容について話をしてもらいました。
実施してみてわかったことは、将来について語る場がないこと以上に女性限定でフットサルができる場所がないという事実。それなら、と女子フットサルに関する全般的なサービスをつくることを決意しました。2012年、なでしこジャパンがW杯で優勝したことも後押しとなり、2016年12月、一般社団法人ULVOとして独立。このようにして、現在の一般社団法人ULVOが設立されたのです。
女性がスポーツを楽しめるきっかけ作りの場。
一般社団法人ULVOは、“女性に特化したフットサルサービス”を展開しています。
私たち時は、女性向けフットサルイベントはもちろん、フットサルのウェアやシューズの開発・販売、フットサル場の運営、栄養セミナーやストレッチ講座、メイクセミナー、ファッションショーなど、様々な角度からフットサルに関する事業を行っています。
例えば「Chocola」というサービスでは、スポーツ女子モデルを募集している会社さんに対して、サロンモデルや読書モデルの女性をご紹介している。そうすることでスポーツ×モデル活動という新たな繋がりを生み出したいと思っているのです。フットサルユニットとしてフットサルの魅力も発信していますよ。
また、「ULVO BELINDA」という東京都のリーグに所属している本格的な競技チームも運営しています。競技としてフットサルをしたい女性にも活躍する場を提供することができると思っています。
そんな私たちが重視しているのは「コミュニケーション」です。共同代表が行動心理学のトレーナーをしていることをきっかけに、私自身も日々学んでいるのですが、アメリカなどではビジネスの基本と言われています。人と人とのコミュニケーションがあってビジネスが生まれるので、このコミュニケーションの研修や育成は欠かせません。
もちろん、スタッフの育成にも力を入れています。働く目的を明確にして、やりたいことや実現したいことが導けるようにコーチングしている。成長意欲があることが前提になるので、必然的に意識の高いスタッフが集まっていますね。
現在は、無料登録をしてくださっている女性会員さんが3000人を超えました。スポーツに縁のなかった女性がULVOと出会うことでスポーツを楽しめるようになり、交流が増えて喜んでもらえることが何よりも嬉しいですね。
フットサル初心者も楽しめるULVOカルチャーを広めたい
今後は、地方でもULVOの文化を広めていきたいと思っています。いろいろな場所に出向き、フットサル初心者の女性でも楽しめるコミュニケーション重視のコミュニティづくりを行っていきたいですね。
というのも、実は、都市部に比べて比較的結婚する年齢が若い地方では、子供を産む年齢も若く、女性自身が楽しめる時間が少ないんです。
そこで、以前には美容の鍼灸師さんやネイリストさんをお呼びして参加者が女の子を満喫するという女性向けのイベントを秋田県で実施しましたね。すごく楽しいイベントになりましたよ。こういったイベントが地方各地で展開できたら嬉しい。
そのようなことをしていく先で、地方でのイベントの中でULVOの文化を広めたいと思ってくださる方が出て来たら、その方達を育成してまた私たちの文化が根付くようにしていきたいです。
そうなれば、フットサル施設運営の一環で実施している“スタッフ人材育成のノウハウ”も、ULVOの文化として他の施設にも展開していきたいと思っています。
10年前は自然と人が集まったフットサル施設も、今は自ら働きかけを行わなければ拡大できない時代になりましたね。いつかスポーツ業界全体のホスピタリティをディズニーランド並みに上げていって、楽しくて、可愛くて、誰でも出来る、女の子だけのフットサルコミュニティと文化を築き上げていきます。