株式会社アップル
文字 放想
POSTED | 2018.05.18 Fri |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:飲食・サービス 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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常識を疑い、突き抜けた発想と情熱で引越しを変える!
1つでも多くの笑顔を生み出し、笑顔溢れる世の中へ。Topics
株式会社アップル 社長 文字 放想氏のONLY STORY
14歳という年齢で引越し業界に飛び込んだ1人の若者
株式会社アップルは引越し業界の常識を常に疑いながら、引越し業界を変えていくほどの突き抜けた発想と情熱を胸に引越し業を営んでいます。
私がこの会社を起業したのは、まだ21歳の頃。はじめは、その当時の起業の経緯からお話ししますね。
まず、私は14歳の時にこの引越し業界で働き始めました。その頃は、学校に行くより楽しかったし、勉強になりましたね。しかし、働いていく中で引越し業界や会社の裏側もだんだん見えてきた。中でも、その当時勤めていた会社の社長の一言には驚かされました。
「人はいつか辞めるから、辞めるまでこき使った方が得だ。」
当時は独立採算式で任せてもらい、一生懸命に月収100万円以上を稼いでいたんですが、私はその会社を辞めました。
とはいえ、妻、子供(2人)、妻の母を養っていかなければならないのに仕事を辞めてしまったその頃の私には、学歴もスキルもなく、貯金も次第に底をつき始めました。
そのような中で、「生活するためのお金を稼ぐためには、ノウハウがある引越しをやるしかない」と考えて21歳の時に起業したのが、この株式会社アップルです。
その後、24・5歳のときに従業員の数が30名くらいになると、今までは勢いというか空気感だけでもうまくいっていたことに躓き始めます。
そのときに会社自身もそうですし、自分自身の生きる目的とか存在している意義をとらえていった先に、一番初めにもお伝えした今の根本となっているような想いに辿り着いたというところですかね。
『引っ越し業界を変えていく』
引っ越しはお客様にとって大事なライフイベントなのに業者側はお客様に寄り添い切れていない業界の現状、仕事としての引越し業に対して寄せられている「体がきつい」「休みや勤務時間が不規則」などといったイメージ。
こうしたものを、私たち株式会社アップルは大きく変えていきますよ。
それまでの業界の常識を変える仕組み作りとIT化
弊社は、単なる引越し会社ではありません。私たちは、引越しという機会を通じて “笑顔” を増やすことを追求していく会社です。つまり、引越し業というのは、あくまでもその手段の1つであるということ。
そのような会社としての想いを形にしていくために、引越し業界の中でも弊社ならではの強みを築き上げてきました。
まず、1つ目はNPSを活用した、CSアンケートプログラム。こちらは、具体的にはご利用頂いたお客様にアンケートへのご回答をお願いし、NPSという顧客ロイヤルティを数値化する指標用いて、その回答を分析を実施するものです。
その結果は業務改善に活用しているほか、社内SNSで全て公開しています。さらには、その同じものをHPにも公開しているんです。これは、私自身の「誠実で、正直でいたい」という想いに沿った取り組みの一部です。
2つ目には、センターコントロール方式の導入による業務の効率化が挙げられます。具体的には、お客様の引越し情報を本社に集約し、それぞれの引越し住所や作業量に応じて最適な配車をするということをしています。
こうした効率化によって新たにスタッフの時間やエネルギーを創出することで、スタッフはさらなるお客様の満足のために力を尽くしていくことができますからね。
3つ目は、業界内でもIT化といったところで最先端を走っているという点でしょう。例えば、弊社が展開する『ラクニコス』はスマホから24時間いつでも予約ができる引越し予約システムなんですが、今や単身者の3人に1人にお使いいただいているまでになりましたよ。
このようにしてユーザーの利便性や満足度を突き詰めていくことで、引越しを通じて1つでも多くの笑顔を生み出し、笑顔溢れる世の中を作ることができると信じているんです。
ただの引越し屋で終わるつもりはない
ここまでお客様の笑顔のために取り組む株式会社アップルについてお話ししてまいりましたが、実はもう1人、私たちが笑顔にしたい人たちがいます。それは、株式会社アップルで働く従業員です。
正直なところ、一般的な引越し会社へのイメージというのは「すごく良い」とは言い切れないと思います。でも、そういったイメージはあくまでも一部の人の不満や経験が業界のイメージとして広まってしまったとも言える。
本当は、引越し業というのは素晴らしいやりがい・働きがいを得られる仕事なんです。
例えば、引越し業の特徴は2人以上のチームで仕事にあたることにあります。そのため、チームで働く喜びを得られるほか、役職によってはチームを率いるリーダーとしての経験を積むことができます。
しかしながら、毎日異なるお客様に対して、異なる場所に出向き、その場で決断とトラブルへの対処を行わなければならないという環境でのリーダーの役割は、誰にでも務まるものではない。
それを乗り越えてきたスタッフというのは、本当の意味で仕事ができる人間に成長でき、日々彼らは多くのお客様と仲間の笑顔を作り出してくれています。
そういった仲間を育て上げていくにあたって、私たちには大切にしていることがあります。それは、初めからどの会社も採用したくなるような子をとりにいくのではなく、左向きの子を右に変えていき、新たな世界と感覚を見せてあげるということ。
誤解を恐れずに言うのであれば、一般的に見たら駄目な子とかちょっと微妙な子を普通以上にするというのが私たちのミッションです。
そうした子たちが目の前のお客様から「ありがとう」と声をかけていただき、自分の存在価値や必要とされる喜びを感じると、マインドが大きく変わります。
そして、やりがいや働きがいを感じながら仕事をする彼らがまたほかの誰かと関わることで、いい影響を波及させていく。
その結果、引越し業界に大きな変化をもたらすことができると私は信じているんです。
最後になりますが、私たちはただの引越し屋で終わる気はありません。株式会社アップルは引越し業界を大きく変えていく存在です。
引越し業界の常識を疑い、当たり前を取り払っていく。そして、突き抜けた発想と情熱で引越しを変えていく。
その気持ちは、いつでも挑戦者です。
これからも引越し業を通して、1つでも多くの笑顔を生み出し、笑顔溢れる世の中を目指していきたいですね。
執筆=山崎