H&K 合同会社
宇佐神 悟
POSTED | 2018.09.30 Sun |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:研修・コンサル 創立:9〜10年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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英語を使える日本人が世界をより良くする!
”本当に”話せる日本人を世界に輩出Topics
英会話レッスンは数あれど、スポーツの様に英会話をトレーニングする「英会話トレーニングジム」というものはそうそう見当たらないだろう。ビジネスマンや経営者を対象とした英会話レッスン「LAT」を運営するH&K合同会社の宇佐神代表に話を聞いた。
H&K 合同会社 社長 宇佐神 悟氏のONLY STORY
英会話の習得に必要なのは、”勉強”ではなく”トレーニング”
突然ですが、皆さんの周りで英語を話せる人で、英会話スクールに通って話せるようになった方ってどれくらいいらっしゃいますか?
そういう方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。話せる人って、大抵海外生活をしてたりして、英語を話さざるを得ない環境に身を置いた経験を持つ人だったりするんですよね。
なぜなら、英会話スクールは勉強を通して、英語を「習う」場だからです。英語を話すためには、英語に「慣れる」ためのトレーニングが必要なのです。
こう語るのは、英会話トレーニングジムのLATを運営するH&K合同会社社長の宇佐神氏である。
日本人って英語を聞いたり話したりするよりも、読んだり書いたりする方が得意ですよね?読み書きができるのは、まさに英語を数学や歴史なんかと同じように、勉強してきたおかげです。
ただ、話せるようにはなってない。
そもそも、英作文と英会話って全く違うジャンルのものなんです。非常に大雑把な表現をしてしまうと、英作文で求められるのは正確性で、英会話で求められるのは瞬発力であり、スピードです。
スピードが求められる英会話において、文法や単語の知識を引き出しながら取り組むなんて、無理があるんです。英作文の場合は、時間をかけられるので、持っている知識を総動員して正しい文書を作ることが許されます。
そもそも、人間の脳は一時点で一つのことしか考えられないシングルタスクの機能しか持ち合わせていないので、会話の内容と文法を同時進行で考えるなんて、脳科学的に実現不可能なんです。
ですから、LATはスポーツのように、英会話を体で覚えていただき、勉強で得た知識を引き出すよりも前に口が動くようになるためのトレーニングメニューを提供しています。
私たちのプログラムでは、筋トレにあたる基礎トレーニングと練習試合のような位置付けの実践トレーニングを組合せています。
基礎トレーニングは専用のオーディオ教材を使用した、ホームワークで取り組んでいただきます。まさにスポーツでいう基礎トレーニングで、筋トレのように自分で空いている時間を見つけて取り組んでいただきます。
このトレーニングメニュー自体も専属コーチが個別の進捗に合わせて作成します。これもスポーツの世界では当たり前ですよね。成果を上げるために必要なトレーニングメニューをコーチが作成します。
実践トレーニングでは、専属の外国人コーチと平日毎日会話することで力をつけていただきます。英会話スクールと違うのは、レッスンの大半の時間話すのは外国人ではなく、生徒の皆様です。
毎回コーチからお題が出されますので、それに対して話していただく練習をしていただきます。
専属コーチの選定にも拘っています。実践トレーニングという観点から、当然のことながらコーチは全て外国人を起用。発音面も重要なポイントですから、発音が綺麗で、なおかつ受講生をモチベートしていける、明るい性格でコミュニケーションに達けた方を起用しています。
外国人講師というと、大半の方はアメリカ人を思い浮かべると思いますが、LATでは、コーチの多くがフィリピン人。なぜなら、フィリピン人は英語とは異なる母語があるにもかかわらず、ネイティブ同等に英語を話すことができるんです。
LATでは英会話を勉強ではなくトレーニングとして捉えているので、英語を誰よりもよく知っているネイティブよりも、英語を話せるようになった経験を持つ人の方がコーチとしてふさわしいと考えているのです。
我々日本人は日本語を話せますが、どうすれば日本語を話せるようになるかを伝えられる人はほとんどいないですよね?正しい日本語を知っているだけでは、話せるようになるための過程を伝えられないものです。
今後のビジョンとしては、LATのグローバル展開も視野に入れています。
ベトナムにあるヌイチュック日本語学校では既に、私たちのプログラムを取り入れていただくことが決まりました。30名位の専用ルームで、ベトナム語をベースにしながら日本語を練習するというプログラムで、2018年末のリリースに向けて準備を進めています。
日本人向けのプログラムとしても今後は英語以外にも広げていこうと思ってます。イタリア語やスペイン語など、たくさんのニーズに応えていきたいと考えています。
習いごと、特に英会話スクールは継続しないという話を耳にするが、LATの継続率は、3ヵ月以上が97%、半年以上が82%にまで達している。
随所に見られる英会話習得の拘りが、ここまでの高い数値を生み出しているのだろう。
英語を話せずに失敗した経験が今に活きている
とにかく英語は苦手でコンプレックスだったと、当時を振り返る宇佐神代表。
どのような経緯で英会話レッスンの世界に足を踏み入れることになったのだろうか。
前職はIBMに勤めるサラリーマンでした。
営業部長として、アメリカにいる外国人マネージャーに電話会議で、売上進捗の報告をしなくてはいけない立場だったのですが、英語を全く話せないがために『I can do it.』『Yes,It's OK.』位しか言えない状況で。
それを言うことすら不安だったので、英語を話せる部下に会議中などに通訳してもらうこともよくありました。
ある時、四半期の売上進捗を外国人マネージャーに確認され、本来であれば違うと言わなくてはいけない場面だったのですが、『Yes,It's OK.』と言ってしまって。そうしたことが続き、最後は二桁億円も違っているという事態にまで発展してしまいました。
それが理由というわけではありませんが、その後、若い頃から目指していた起業の道に行きたいと思いコンサルタントの仕事をするようになりました。そこで、とある英会話スクールと出会います。
その英会話スクールは私のコンサルティングを受けたいけどお金がない。それで、格安でレッスンを提供するから格安でコンサルティングをしてくれないかという話になって。どうせ自分は話せるようにはならないんだけどな、なんて思いながらレッスンを受けたら話せるようになったんです。
まさに彼がやっていたのが、勉強ではないトレーニングスタイルのプログラムでした。
この経験をもとに、よりプログラムを体系化して、低価格で日本に広めたらすごく貢献できるのでは?と考えるようになり、この事業を始めるを決意をしました。
英語を話せるようになるって、本当に人生が大きく変わることなんです。身近なところでは、海外旅行するときの楽しさも大きく変わります。
私自身、英語を話せるようになってから、仕事でベトナムに行くことがあって、空いた時間にカフェに入ったことがあります。その時にオーストラリア人の旅行者がいて、彼から話しかけられても自然に談笑をしている自分がいて。談笑をしている自分を斜め上から見て、カッコイイこいつ!と思いました(笑)
憧れていましたからね、そんな人間に。憧れの自分になれたんです。こういう感覚を、たくさんの人に感じて欲しいと思いました。
“英語を使える日本人”が世界を変える!
将来的には、今の英会話スクール以上のマーケットを今のビジネスモデルで取りたいですね。当社だけではなく、私たちのプログラムを模倣してくれる会社が出て来て一緒に取りたいなと。ある意味日本の英会話ビジネスのスタンダードにできればと思ってます。そうなれば、今以上に日本人が英語を話せる様になります。
これまでに数十か国という国へ行きましたが、その度に感じるのが、日本や日本人の素晴らしさが突出しているということ。こんなに安全で、便利で、そして清潔な国は他にありません。
ある国では、大通りを外れて路地裏に入ったら、すごく汚くて、暗くて、治安も悪かったりして。駅のトイレがこんなに綺麗な国は日本くらいですよね。それも無料で。
日本以外の国はもっと目先の利益を追ってしまってると思うんです。日本人はお客様に喜んでいただくためにという精神で、常により良いものやサービスを提供することを考える。
こうした、日本や日本人の素晴らしさが世界に出ていけないのは、日本人の英語力の問題が大きいと思っています。
日本人がもっと英語を話せる様になって、どんどん世界に出ていけると、より多くの国の人々に日本や日本人の良さが伝わると思います。そして、たくさんの国の方が「日本のようになろう!」「日本の真似をしよう!」と思ってくれます。
“英語を使える”の日本人が増えることは、世界をより良くできると確信しています。
私たちのビジネスは、単に英会話を習得させるだけではなく、たくさんの可能性を秘めたもの。そういう意味でも、共感してもらえる競合他社はどんどん増えて欲しいですね。
本当に話せるようになる人を創り出すようなプログラムが日本中に広まって、話せる日本人が増えて、日本人が今以上に世界に出て、そして世界ももっとよくなる。
こんな素敵なこと、他にありますか?
本当に英語を話せる日本人というのは世界平和を実現すると思います。
英会話から世界的なビジョンを描く。まさに壮大なストーリーがそこにあった。
英会話をすぐにでも習得したい、グローバル展開を考えている社長や海外赴任を予定しているビジネスマンは、同社に問合せしてみてはいかがだろうか。
英会話の習得以上のものが見つかるかもしれない。