株式会社ベイシカ
中尾 恭太
POSTED | 2019.02.05 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:その他 創立:7〜8年 決裁者の年齢:その他 商材:その他 |
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キャラクターを使ったプロモーションをもっと身近に
自分たちにしかできないものを、愛されるコンテンツをTopics
今回のインタビューは、キャラクタープロデュース事業を展開する株式会社ベイシカの中尾氏にお話を伺います。同社は企業を対象に、ブランドを打ち出すプロモーション戦略としてキャラクターの新規開発を行っています。その事業内容について、くわしく語っていただきましょう。
株式会社ベイシカ 代表取締役 中尾 恭太氏のONLYSTORY
ブランドをキャラクター化して打ち出す
–株式会社ベイシカの事業内容を教えてください。
中尾氏:株式会社ベイシカは「プロデュース会社」という括りで、その中でも、キャラクタープロデュースという形で、キャラクターに特化したプロデュース業を専門にしています。
キャラクターを使った仕事というと、アニメやウェブ上でのコンテンツ展開、グッズ化、イベントの開催などいろいろな展開方法があります。そうした中で、グッズならグッズ、映像なら映像と、それぞれの媒体に特化した会社があります。
一方で、弊社はキャラクターの総合代理店というコンセプトの元、グッズ製作はもちろん、映像制作やウェブコンテンツ制作、キャラクターのデザインと言ったあらゆる方面に対しても、サポートが可能となっております。
–キャラクターに関わる内容であれば幅広い対応ができるとのことでしたが、そのほかに御社が自社の強みだと感じている点について教えてください。
中尾氏:ブランドのキャラクターの新規開発業務ですね。ブランドを打ち出していきたいというニーズに対して、キャラクターを活用した問題解決の方法を提案したり、ブランドのコンセプトなどをヒアリングして、キャラクターに落とし込んでいく作業を行います。
また、グッズの展開に関しても、ただそのキャラクターをプリントするという方法を取るのではなく、誰にそのグッズを届けたいのか、何を届けたいのかというコンセプトをきちんと作り上げています。こういった活動すべてを総括して、プロデュース会社と呼んでいます。
デザインに関しては、クライアントからご相談をいただいてから、早ければ1ヶ月ほどでまとめています。これまでに手がけた例としては、市町村のイメージキャラクターや、新築マンションのプロモーション用のキャラクターを制作しましたね。
–お客様からはどのようなお声をいただきますか。
中尾氏:弊社はお客様の希望をヒアリングしてから、原案のラフスケッチを出すまでを本当に短い時間で対応できているんですね。そこから、1ヶ月以内に最終的な形まで作り上げるので、スケジュールがタイトなお客様が多いこともあり、このスピード感のある仕事には多くの感謝の言葉をいただきますね。
また、企画コンセプトをすべて仕様に落とし込むことは難しいので、その点をしっかり対応してご提案できる点も評価をいただいています。
仕事に携わる人が、皆笑顔になれる会社を
–起業に至ったコアなエピソードを教えてください。
中尾氏:私は昔からずっと自分の会社を持ちたいという想いを持っていたんですね。会社員として様々なプロジェクトに関わっていく中で、しがらみがあったり、思うようにいかないこともあり、その責任を環境や他人のせいにしてしまうことがすごく嫌だったのです。
自分が思うように動けない環境のせいでいつまでも悩むくらいなら、独立してみれば良いのではと思い、起業を決意しました。
エンターテインメント業界を選んだのは、山本寛斎さんの影響です。ご存知の通り、山本寛斎さんはもともとファッションデザイナーとして成功された方です。私が大学生のときに出会った本で、彼がファッションというジャンルを越えて、イベントプロデューサーとして活躍されていることを知りました。新しいジャンルでイベントを開催し、世界中でたくさんの人を巻き込んで楽しませている。その姿に憧れて、私も人を元気にしたり、笑顔にする仕事に携わりたいと思いました。
お客様を笑顔にするのはもちろん、発信する側の人間も笑顔で楽しく、元気でいられるチームを作りたいという想いが大きくなり、この業界で仕事を立ち上げることに決めました。
–起業してから印象的だった出来事は何ですか。
中尾氏:お客様が目の前で喜んでくださったり、イベントの場でキャラクターに触れる人たちが楽しそうにしているのを見る瞬間が一番嬉しいですね。グッズひとつ取っても、自分たちが携わって考案して形にしたものを、手にとってお金や時間を費やしてくれることがとても嬉しいし、ありがたいと思います。
常にお客様に選んでもらえる会社にならなければならないということを考え続けています。
採用も環境作りもそうですが、会社員から経営者になって、その立場の違いには日々悩む事もありますが、悩みながらも、ベイシカに携わる全ての人たちが幸せでいられるように、自分自身が一番楽しんで仕事をしようと思っています。
世界的な人気キャラクターを作る
–今後の目標について教えてください。
中尾氏:短期的な目標としては、2期目の売り上げを1億まで持っていくことです。そのために、急速に、社内体制を整えています。
そして、一番大きな目標が、株式会社ベイシカから人気キャラクターを作ること。グッズや映像、イベントなど、いろいろなアウトプットの方法はあると思うのですが、世界中の人たちに愛されるキャラクターコンテンツを作ることが会社の目標です。
そのために、キャラクターデザインにしてもグッズにしても、私たちでなければ作れない工夫が入ったものを作り上げていきたいと思っています。弊社に関わってくれる人たち、これから仲間になってくれる人たちの力を最大限に活かしていきたいと思いますし、そういう方々と一緒に仕事をしていきたいです。
仕事の中にはさまざまな役割があって、その中には自分が希望しない業務もあると思うのですが、仲間や自分の役割を尊重しあい、仕事を楽しめるチームを作っていきたいと思います。
–最後に、読者にメッセージをお願いします。
中尾氏:株式会社ベイシカのスローガンでもあるのですが、「キャラクターをもっと身近に」捉えてもらえるように、様々な形で努力して参ります。キャラクターを通じたブランディングの方法に興味をお持ちの方は、ぜひ株式会社ベイシカにご相談ください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原