株式会社イーゼ
石井 幸治
POSTED | 2019.04.01 Mon |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoC |
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自社サービスとSESの2軸を展開するシステム開発社
価格の「安さ」ではなく、使い「易さ」わかり「易さ」Topics
今回のインタビューは、SESサービスやショッピングカートシステム「chimachi」の開発を行う、株式会社イーゼの石井氏にお話を伺いました。まずは同社製品の魅力、詳しいサービス内容について語っていただきます。
株式会社イーゼ 代表取締役 石井 幸治氏のONLY STORY
ショッピングカートシステムの開発とSES
–まずは株式会社イーゼが手がけている事業について、お聞かせください。
石井氏:弊社はSES事業やBtoEやBtoC向けソーシャルアプリとWebシステムの開発を行なっています。
自社製品としてはショッピングカートシステムの「comachi」を提供しています。具体的に説明しますと、インターネット上にお店を開くことができるネットショップ開設サービスになります。ログイン機能や権限なども細かく設定できるので、自社店舗を代理店や代わりのスタッフに任せることもでき、比較的柔軟な対応が可能です。
このサービスには、有償オーダーメイドシステムがあり、オリジナル機能の実装やデザインの変更も対応可能です。
–御社の強みについて教えて下さい。
石井氏:comachiの強みは、先程お話したオーダーメイドと、すばやくお店が作れる一発開店という機能です。
一般的にネット上で店舗を作る際には、いくつもの工程を踏みかなりの時間がかかるものです。一方comachiでは、それらの無駄な設定を省いたり、後回しにできるので、とにかく素早くお店を立ち上げられ、収益が上がるまでの時間を短くすることが可能です。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
石井氏:価格の面での「安さ」ではなく、使い易さ、分かり易さといった「易さ」を感じていただけるようなサービスを届けることです。
私は起業する前からeコマース関係の仕事をしていたので、事業を始める前からある程度のユーザーニーズは把握していました。それを形にしたものが現行のサービスになります。次のステップはお客様の要望を募って改良してくことだと考えているので、そういった使い易さに関する声に、耳を傾けより良いサービスとして形に変えていきたいと思います。
震災を通して見えたメンバーの主体性
–印象に残っている案件について教えて下さい。
石井氏:私はずっとエンジニアとして働いきてましたが、2011年の3月にSESでものすごく忙しいプロジェクトに参加していたんです。
そんな時にあの大震災がきました。ドーンと一気にものすごい地震がおきて、みんな慌てて外に出ようとしました。私はその時トイレに居たので、避難するのが一番最後になってしまたんですが、死ぬかと思いましたね。けれど、みんな無事に避難することができました。
その後、原発事故があって、東京全体が危ないという報道が海外でも流れたんですね。プロジェクトメンバーのうち、半分ぐらいは中国のエリートの会社から来た、外国籍の人たちだったんですが、そういった報道もあって、月曜日に出社してきたのはメンバーの1割に満たない人数でした。残りは全員、戻ってきませんでした。
しかし、仕事はあるのでなんとかお客様におっしゃっている納期に間に合うように、画面と向き合う日々を過ごしましたね。
また残ってくださった方は、そんな中でもプロジェクトをなんとかしていこうという責任感のとても強い人でした。震災という非日常を通して、人の仕事に対する主体性という普段は分からないような価値観が見えて瞬間でもありました。
「うちでイーぜ」と言っていただきたい
–今後の展望について教えてください。
石井氏:来年度いっぱいはcomachiのデザインやUI、色彩、表示内容などにもこだわったシステムリニューアルをしていきたいと考えています。そして再来年度にはブラッシュアップしたものを販売開始したいですね。
–長期的な目標はどのようなものですか?
石井氏:弊社のサービスを世界中に普及させていきたいです。それによって世界中の雇用に貢献させていただいたり、comachiを利用していただくことによって、より便利な暮らしをお届けしたいです。
インフラの整っている国だけでなく、いわゆる発展途上国と言われるような国に対しても、このサービスは使っていただけると考えているので、そうやって便利なサービスを広げていくことで、世界中を潤していきたいです。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
石井氏:弊社はSES事業と自社サービスのどちらにも力を入れている会社です。サービスだけやっている会社、SESだけやっている会社というのは、IT業界の中にもかなりの数あるんですが、私たちはこの2つを展開しているからこそのノウハウがあると自負しています。
なので両方の良いところを取ったり、活かしたりしながら御社のサポートをすることができます。「うちでイーぜ」と思っていただけたら、ぜひご連絡ください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原