Commentscreen株式会社

冨平 準喜

オンラインイベント・授業をより盛り上がる時間に!

CommentScreenがオンラインの壁を取り払う
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今回のインタビューは、AIを使い時代に合ったツールの提供で社会に貢献するCommentScreen株式会社代表取締役の冨平準喜氏に、オンラインイベントの課題やアプリ開発への思いなどをお聞きしました。

CommentScreen株式会社 代表取締役 冨平 準喜氏のONLY STORY

イベント・授業・セミナーで威力発揮


––はじめにCommentScreen株式会社の事業についてお伺いします。

冨平氏:弊社はオンラインイベントや授業をよりインタラクティブにする「CommentScreen」というツールを提供しています。

以前からオンライン診察やオンライン英会話などオンライン化の風潮がありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けこれまで対面での実施しか考えられなかったイベントや授業においてもオンラインへと移行するところが増えてきました。
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しかしそれらをオンラインで行うと、登壇者は「参加者の反応が分かりにくい」と感じ、参加者は「聞いてばかりで退屈、質問するタイミングが分からない、質問へ回答が返ってこない」などと感じ、うまくコミュニケーションが取れないというオンラインならではの課題がありました。

CommentScreenはそのような課題を解決し、オンラインイベントを盛り上げることができるツールです。

––ありがとうございます。イベントを盛り上げるためにとのことですがCommentScreenにはどのような機能があるのでしょうか。

冨平氏:機能は大きく3つあります。その1つがコメントです。コメントを投稿するとディスプレイ画面にコメントが反映されます。ニコニコ動画のコメント機能と言えばイメージしやすいでしょうか。自分の考えが共有でき、他の参加者の考えも分かるので面白いですよ。

2つ目がリアクションです。参加者がディスプレイ画面に絵文字を投稿することができる機能です。絵文字がたくさん出ると盛り上がりますし、一体感が味わえます。

3つ目がアンケートです。リアルタイムで集計できるので、アンケートが集まるまでの時間も楽しむことができ、結果を発表するだけのアンケートよりも一層盛り上がります。これは他社にはない機能で、弊社の差別化のポイントにもなっています。


これらの機能により、登壇者にはリアクションがある安心感を、参加者にはオンラインイベントの楽しさを届けることができます。

––CommentScreenと類似したツールを比較した際に、CommentScreenの強みはどのようなところにあると思いますか。

冨平氏:例えばアンケートに特化したツールの様な似たサービスはありますが、Commentscreenと同等の機能を持つツールは他にはありません。そのため唯一のツールであることが強みとも言えるでしょう。

既存のツールと最も違うところは、Commentscreenが「盛り上がりをつくりだす」ことにフォーカスを置いている点です。その発想からインタラクティブなコミュニケーションを作りだせる機能を搭載しているので、その結果登壇者と参加者の双方の満足度を上げることができます。

––CommentScreenを利用したお客さまの声を紹介してください。

冨平氏:CommentScreenのターゲットは、イベント会社、オンライン授業の教育現場、セミナーを実施する研修会社の主にこの3つになります。


その中でMicrosoftさまからは「オンラインの時代になりイベントは参加者との情報共有や共感が大事になってきた。それらを実現するために1番適したソリューションである」、読売新聞さまからは「CommentScreeを利用した教育フォーラムでは参加者400人の満足度が非常に高かった」といったお声をいただいています。

他にも教育機関では、筑波大学の落合陽一教授に講義で使っていただきました。CommentScreenにはTwitter連携機能があり、連携するとTwitterで投稿したツイートがコメントとしてスクリーンに表示されます。この連携を使うことで500人の学生相手に大いに授業が盛り上がったそうです。

趣味から生まれたCommentScreen


––続いて御社立ち上げの経緯を教えてください。

冨平氏:弊社は株式会社AIdeaLabという情報通信会社の子会社になります。両社とも筑波大学のAI研究室のメンバーが中心になって設立され、現在、私が両社の代表取締役を兼任しています。

CommentScreenは私が大学4年時に、授業やプレゼンの際に欲しいと考えていたツールを自分のために作ったのがきっかけなんです。私がCommentScreenを使っているところを見た周囲から「自分も使いたい」と言っていただくことが多かったのでリリースしました。それがSNSで話題になり、CommentScreenが一気に広がったんですね。

––もともと起業願望はあったんでしょうか。

冨平氏:そうですね。私は高等専門学校の出身で、もともとものづくりが好きだったことから個人的に多くのツールやアプリを開発してきました。そのひとつがCommentScreenで、当初は仲間内で運営するだけでしたが、このコロナ禍が追い風になって需要が急増したことと起業したいという想いから起業に踏み切りました。

––会社を立ち上げてから、特に印象に残ったことはありますか。

冨平氏:弊社は新しいプロダクトを次々にリリースするスタイルで運営しています。リリース時にはSNSで報告するんですが、そのたびに多くの人に使ってもらえ、早速コメントが寄せられたり、動画をYouTubeに載せてくれたりする人もいるんです。

そうした多くのフィードバックを見るにつれ、たくさんの人たちに喜んでもらえた実感を得て、大きな喜びを感じます。

「オンライン○○ならこれ!」のポジションへ


––今後の短期的な事業展望をお伺いします。

冨平氏:日本には全国に900の大学があって、そのうちの400校でCommentScreenが使われています。今後はより多くの大学で使っていただき、オンライン授業・イベントのスタンダードな存在にしたいと思っています。

––長期的にはいかがでしょうか。

冨平氏:グローバル展開を視野に入れています。弊社のプロダクトは英語でも使用可能で既に海外マーケティングも始めているところです。ゆくゆくは「オンライン○○ならこれだ」というポジションを日本のみではなく海外でも築き上げていくことが弊社のミッションだと考えています。

また個人的な話になると、私が経営している2社からはCommentScreenや会話がリアルタイムで文字起こしされてそのまま議事録ができる「AI議事録取れる君」といったプロダクトを提供しているのですが、引き続き世の中をビックリさせられるようなプロダクトを次々に生み出したいですね。

Apple Inc. が何かをリリースするというニュースを聞けば、ワクワクしませんか?弊社も10年後には「CommentScreenは次何をリリースするんだろう」と多くの人をワクワクさせられる会社になりたいと思います。

––社会的にどんな意義を持つ会社でありたいと考えていますか。

冨平氏:ビジネスに限らず世の中には解決すべき課題が山積していて、AIによるイノベーション、アイデアという弊社の理念はその解決に貢献するはずだと思います。

私の頭の中には、社会的な弊害を駆逐するアイデアがすでに生まれています。そうしたツールやアプリの提供によって、社会に貢献する会社になりたいと考えています。

––最後に、読者へのメッセージをお願いします。

冨平氏:CommentScreenはオンライン上での課題を解決するツールですので、イベントの運営や授業、プレゼンなどに課題をお持ちであればぜひご検討いただきたいと思います。

また、新たなプロダクトをリリースする際に、事業提携やジョイントベンチャーという形で協業してくださる経営者さまを探しています。ぜひ、お声がけをお願いします。

執筆=増田
校正=笠原

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